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Buona Verdura

人生を味わい尽くす食いしん坊野菜ソムリエの日々の記録

今年もよろしくお願いします♪

2016年01月11日 | vino
昨年届いたワインエキスパートの認定書とバッジ。
わーい



といっても、今までと何も変わらないんだけどね^^;。
これからも師匠のもとで学びながら今まで以上にワインを愛していくだけっす^^。

そんなわけで、2016年も早速ワインの話題から。

昨年末からお正月にかけて家で飲んだものの中からとびきり美味しかったものを。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

MEURSAULT 1er CRU PORUZOT OLIVIER LEFLAIVE
ムルソー プルミエ・クリュ ポリュゾ 2009 オリヴィエ・ルフレーヴ




輝くゴールド。
注ぎたてのグラスから立ち上ってくる気品高いアロマ。
くるりとグラスを回すと、りんご、洋ナシといった果実と樽のナッティさがマッチした香りが楽しめて、口に含むと予想していた味わいはさらに深く深く広がっていく。

"一級畑「ポリュゾ」は古いブルゴーニュの方言で「割れた石」を意味しており、畑はミネラルが大変豊富で、その名の通り石の多い土壌"

との紹介がある通り、上質なミネラルと果実味が見事に調和して樽もバランスよく溶け込んでいるので、それはもうエレガントでずーっと飲み続けていたい美味しさだった。
チキンと野菜のクリーム煮とは最高のマリアージュ
冷やし過ぎないように気をつけたのがよかったかもしれない。温度は本当に大切。

品種:シャルドネ
購入:2015年12月@エノテカ二子玉川店 / 10,800円

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

VOSNE-ROMANEE "Bossieres" 2012 JEAN GRIVOT
ヴォーヌ・ロマネ ボシエール 2012 ジャン・グリヴォ




ボシエールは、格付けはされていないけど、ロマネ・サン・ヴィヴァンに近い恵まれた立地にある畑。
赤系果実を中心とした(黒系も少し)豊かな果実の香りに気持ちが華やぐ。

ぶどうそのものを最大限に活かしているとてもナチュラルな味わい。

自然に育まれた香りと味を楽しみながら "ワインは生き物だなー" とつくづく思う。

ちょうど飲みごろにさしかかった頃かもしれない。
樽の効いた熟成感よりもまだフレッシュ感が先にくるので、寝かせればさらに深みを増すだろう。

だんなのボーナスが出た時に、"ウッシッシ" とひとつ前のムルソーと一緒に購入。ヴォーヌ・ロマネは少し寝かせてから飲む予定だったのだが、結局待ち切れずに飲んでしまった自分を深く反省した。

品種:ピノ・ノワール
購入:2015年12月@エノテカ二子玉川店 / 10,800円

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

CH.CAMENSAC 2009
シャトー・カマンサック 2009




最近人気が復活してきているというメドック格付け5級のシャトー・カマンサック。
ちょうど1年前に飲んだセカンドラベルの "ラ・クロズリー・ド・カマンサック 2006" にも満足した記憶があるが、こちらはさらに素晴らしかった♪

カシスやブラックベリーといった黒い果実の香りに加えてほのかに墨のような香りも。
見た目のイメージとは裏腹に清涼感が漂うようなエレガントさと上品なタンニンが絡み合って "さすがは2009年ヴィンテージ" と唸りたくなるような感動的な味わい。
凛々しく男らしい幕末の武士のようでもある。

以前から飲みたいと思っていたカマンサック2009への思いが通じて嬉しいな。
いや、それどころか、これは私のド真ん中かもしれないぞ

18度前後で美味しかった。

品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン
購入:2015年12月@成城石井二子玉川店 / 4,958円

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

おせち料理にはまずは日本酒。
でもすぐにワインが恋しくなってしまうのだ。しかも泡が。

今年の初ワイン。

GRAND Cremant du Jura Brut Prestige N.V.
グラン クレマン・デュ・ジュラ ブリュット・プレステージ N.V.





"クレマン(Cremant)" は、シャンパーニュと同じ瓶内二次醗酵方式で造られたフランス(シャンパーニュ地方以外)のスパークリングワインの総称。"クレマン・ド(デュ)・○○" と産地の名前が入り、シャンパーニュにも引けを取らない品質のものも多く手頃な価格で楽しめる。

ドメーヌ・グランのクレマン・デュ・ジュラ。
シャルドネ100%。瓶内熟成18ヶ月。

行きつけの酒屋で「コート・デ・ブランのブラン・ド・ブランに匹敵する清々しくミネラリーな味わい」と勧められて購入。

キメ細かい泡にクリーミーな泡立ち。
CAVAほどの華やかさはないが、辛口でスッキリと落ち着いた大人のシャンパンといった味わい。
ピュアで上品、とても飲みやすい。それだけでも楽しめるが、食事とともにいただくほうが魅力が引き立つ気がした。
和食にも◎

品種:シャルドネ
購入:2015年11月@近所の酒屋 / 2,680円


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

今年も食いしん坊の美味しい感動を伝えていきます

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かつぬま新酒ワイン祭り 2015

2015年11月08日 | vino
今年も青空の下で山梨ヌーヴォーを楽しんできた。

ぶどうの丘はワイン好き達で賑わい、グラスを持っての移動も一苦労

今年は今までとグラスの形が変わっていたので嬉しい!



いただいた新酒は・・・

ハラモ甲州ヌーヴォー(原茂ワイン)・・・スッキリ辛口!

甲州ヌーボー(勝沼醸造)・・・甲州にしては果実味があり飲みやすい

錦(にしき)白(錦城葡萄酒)・・・樽がほんのり

シトラスセント甲州ヌーヴォー(蒼龍葡萄酒)・・・コクあり美味

原茂アジロン(原茂ワイン)・・・イチゴやベリー系の豊かな香り。味に深みもあり美味

ベーリー瑛(大和葡萄酒)・・・ベーリーAにしてはコクと苦味があり美味

無添加ベーリーA初しぼり(蒼龍葡萄酒)・・・香り味わいともに華やかでチャーミング♪




と、ここまで試飲してみて、甲州よりマスカット・ベーリーAにより進化を感じたのであった。

このあと気分を変えて飲んだ マスカット・ベーリーAのロゼ(麻屋葡萄酒)は冷えていたのでとても美味しく、最後にいただいた シャンモリ山梨マスカット・ベーリーA(盛田甲州ワイナリー)はロゼのあとだったせいか辛口で引き締まる感じが美味しかった。

太陽を燦々と浴びながら新酒を楽しんだあとは、地下のワインカーヴへ。

タートヴァンという専用の試飲容器を1,100円で購入し、これを首にぶら下げているだけで、甲州市推奨の約200銘柄のワインを自由に試飲することができる。



↑こーゆーラベルを並べると何だか日本酒みたい^^;。

とても全部は試飲できないけど、できるだけ沢山味わいたいので、気になるものを見つけてはスプーン1杯程度をチビチビとタートヴァンに注いでは飲んで・・・の繰り返し。
自分の好みの傾向がはっきりしてくる。



カーヴにあるワインは2013年と2014年のものがほとんどだったが、甲州もマスカット・ベーリーAも以前に比べると断然美味しくなっている。アジロンも素晴らしいものがあったなぁ

できることならここで寝泊まりしてずっとブドウのお酒をすすっていたい気分だったがそうもいかず…(笑)




帰り道、収穫の終わった夕暮れのブドウ畑に感謝しながら日本ワインの明るい未来を確信した


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Riesling♪

2015年07月05日 | vino
梅雨らしい日が続いている

もっと太陽が照りつけるような暑さになれば仕事を終えて "早くビールが飲みた~い!" となるところだが、こんな気候のせいだろうか、最近は日が暮れる頃になるとあの白ワインの喉越しがたまらなく恋しくなる。

そんなわけで(どんなわけだ^^;)6月は "リースリング月間" と勝手に決めて、リースリングをとことん飲むことしにた。

ちなみにリースリングは自分がワインに目覚めた頃から最も好きな品種で、あれから25年が経った今でもそれは変わらない。
いや、ここ数年、リースリングから造られるワインはますます品質が向上し辛口化しているので、以前よりもっとお気に入りになっていると言った方がいいかもしれない。

好きな産地はやっぱりアルザスとラインガウ。
果実味溢れる上品な香りに豊かな酸味とキュッと締まった味わい・・・これをキリリと冷やすともうたまらないんである

オーストラリアをはじめとする新世界も最近はどんどん美味しくなってきているので機会を見つけて飲んでみてはいるが、私の中ではどうしてもアルザスとラインガウには叶わないものがある・・・というよりこれは好みの問題だわね^^

で、まずはカリフォルニアはケンダル・ジャクソンの VINTNER'S RESERVE(ヴィントナーズ・リザーヴ)シリーズのリースリングを。

Kendall Jackson Vintner's Reserve Riesling 2013
ケンダル・ジャクソン ヴィントナーズ・リザーヴ リースリング 2013





私が辛口好きなのを知っているくせに「辛口ではないけどきっと気に入ると思う」となじみのスタッフに勧められ、 せっかく自分で決めたリースリング月間でもあるし^^;チャレンジしてみることに。

最初のひと口目はややこってりとした甘さが気になったが、さらに冷やすと残糖的な甘さは気にならなくなりとてもフルーティでどんどん飲みやすくなった。冷涼な産地とはひと味違った華やかさも楽しめてこれはこれで美味しい。

購入:2015年6月@エノテカ二子玉川店 / 2,800円

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

翌日は外ディナーだったが、前夜のちょい甘から脱出したいという欲望に勝てずアルザスのリースリングを注文

Hugel & Fils Riesling 2013
ヒューゲル エ フィス リースリング 2013




おなじみイエローラベルのアルザスを代表する生産者ヒューゲル エ フィス。

そりゃもうゴクゴクと飲んでしまいたいくらい美味しかったけど、うーん、やっぱりこの上品なフルーティさにフレッシュな酸味が加わった辛口の飲み心地の良さはアルザスでしか出せないのかな~。

こうなると、もっともっと美味しいリースリングを発掘したくなるというもの。
よーし!(←って飲みたいだけだろ、って話)

2015年6月@都内某ホテルのカフェレストラン / 7,500円

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

そして、いよいよ(?)本場ドイツのリースリング。
産地はラインガウではなくファルツだが、ワインスタッフのイチオシで購入。

Mesmer Riesling 2013
メスマー リースリング 2013





品種特有の豊かな果実の香り。
口に含んだ瞬間 "ん?スパークリング?" と思わせるような爽快感があったが気泡は見当たらない。

若干の苦みが舌に乗るが、かなり冷やしても果実味とコクを失わない・・・なんというポテンシャルの高さ。

最後の1滴までどこをとっても気品高く、一口飲むたびに感動で言葉が見つからずうなることしかできなかった

銀座ワイナックスのリースリング、注目じゃ!

購入:2015年6月@高島屋二子玉川店 / 3,500円

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

そして、"勝手にリースリング月間" のトリを飾ったのはコレ。

ワインスクールのテイスティング授業「産地を当てよ!~リースリング編~」(←正式な授業名とは異なります^^;)



↑ 右から、チリ、オーストラリア、アルザス、ニュージーランド



↑ 右からドイツのモーゼル(ピースポーター)、同じくドイツのラインガウ(シュタインベルガー)

(左の3本はイタリアワインなので今回のリースリングとは関係ないっす^^:)

授業のあとの飲み会ではみんな「さすがにもうリースリングは飲みたくないよねー^^;」って言ってたけど、私はまだまだ飲みたかった(笑)

しっかし、これだけ続けて飲んでも飽きないってスゴイなー、リースリング!

私もそんな人間になりたいっ
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焼き鳥と日本ワインの会

2015年03月29日 | vino
赤坂の「五鉄」でワイン仲間たちと "焼き鳥と日本ワインの会" を心ゆくまで楽しんだ。
各々焼き鳥に合いそうな日本ワインを1本ずつ持ち込んで^^

ピノ会 の時もそうだったが、"さて、何を持って行こうかな~" と持参するワインを選ぶ楽しさもさることながら、みんながどんなワインを持ってくるのかがとにかく楽しみなんである。

結果、こうなった。
おー!飲んだことのないものばかり♪



写真左から順に・・・

1.タケダワイナリー サン・スフル ロゼ(発泡)2012 (山形県産ベリーA種)
2.リュードヴァン ソーヴィニヨン・ブラン 2014(長野県東御市産ソーヴィニヨン・ブラン)
3.ソラリス 信州 シャルドネ樽仕込 2012(長野県産シャルドネ)
4.酒井ワイナリー まぜこぜワイン 白(山形県産葡萄)
5.奥利根ワイナリー I'm ピノ・ノワール 2012(ピノ・ノワール)
6.北海道ワイン ツヴァイゲルト 2012(北海道ツヴァイゲルト)
7.熊本ワイン 菊鹿シャルドネ(シャルドネ)
8.酒井ワイナリー まぜこぜワイン 赤(山形県産葡萄)
9.北条ワイン 砂丘 赤 2010(カベルネ・ソーヴィニヨン)
10.ブルゴーニュ・パストゥグラン キュヴェ・タガミ 2012(ピノ・ノワール80%、ガメイ20%)
11.ガディヤック シャトー・デュ・ジュージュ・クリュ・キネット・ブラン 2008(デザートワイン)


山梨県産のワインが1本もないところがある意味すごい

ちなみに自分は鳥取県北条ワインの「砂丘」という赤をセレクトしてみた。
(ブリの照り焼きに合うと紹介されていたので焼き鳥のタレとも合うかな~と思って^^;)

もちろん、どれも焼き鳥との相性は抜群だったけど、ワイン単独で味わっても魅力的なものばかり。
日本のワイナリーは本当に素晴らしい仕事をしてるね。感動

父の入院やら仕事でバタバタしている中での幸せなひとときだった

いいぞー日本ワイン(*≧∀≦)ノ▽


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Buono! Vini Italiani♪

2015年03月01日 | vino
今年になって飲んだイタリアのワインから美味しかったものをピックアップ

Drei Dona Cuvee Palazza 2009
ドレイ・ドナ キュヴェ・パラッツァ 2009




濃いガーネットで果実の落ち着いた香り。
ダークチェリーやプラムの果実の風味にハーブのニュアンスも。
思っていたよりタンニンは控えめで、気品があり奥行きのある深い味わいが長く楽しめる。

個人的に思い出の多いエミリア・ロマーニャ州のワインは見つけるとついつい買ってしまうことが多いのだが、なかなか "コレ!" というものには出会えない。
でも、これは華やかさこそないけど極上サンジョヴェーゼの風格を感じる真面目ないいワインだ。

スパゲティ・ボロネーゼとの相性もグー

品種:サンジョヴェーゼ 90%、カベルネ・ソーヴィニヨン 7%、アンチェロッタ 3%
購入:2015年1月@丸井溝の口店 / 3,540円

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

Cerasuolo di Vittoria PLANETA 2011
チェラスオーロ・ディ・ヴィットーリア プラネタ 2011




シチリア唯一ののDOCG、チェラスオーロ・ディ・ヴィットーリア。
1995年に設立されたばかりのプラネタ社、エチケットのデザインは惑星をイメージしているのかな?

紫がかったやや濃いめのとっても美しいルビー色でイチゴやチェリーの深い香り。
豊かな果実味が口いっぱいに広がったあとはほどよい渋みでキリリと締まる。
マスカット・ベーリーAをより濃厚にしたような味わいで、凝縮した旨みをじっくりと楽しんだ。
これ、好きだなー

品種:ネッロ・ダーヴォラ(カラブレーゼ)60%、フラッパート 40%
購入:2015年1月@近所の酒屋 / 3,580円

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  

Firriato CHIARAMONTE Inzolia 2012
フィリアート キアラモンテ・ビアンコ インツォリア 2012




シチリア原産の白品種というとCatarrattoが有名だけど、Ansonica(Inzolia)やZibibboも気になるので、これまた見つけるとついつい飲んでみたくなってしまう。

輝きのある薄緑色で柑橘系やフレッシュな青リンゴのような爽やかな香り。
上品な樽の香りも。
シャルドネを思わせるまろやかさとかすかなアーモンドのニュアンスに加えてコクもしっかり。
フレッシュ&フルーティで美味しい白ワインのいいとこ取りをしたようなコスパ抜群の1本。

品種:インツォリア
購入:2015年2月@KALDI武蔵小杉 / 1,670円

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

Farnese Casale Vecchio Montepulciano d'Abruzzo 2013
ファルネーゼ カサーレ・ヴェッキオ・ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2013




1本の葡萄の木から本来は8房収穫できるところ、2房までに絞り込んで凝縮感を出しているのがこのワインの特徴。

結構あちこちのワインショップで目にするが、今回初めて飲んでみたら・・・、
う、うまい

紫が強めの濃いルビーで、凝縮された果実の香りがとっても豊か。
タンニン、果実味しっかりで芳醇な味わい。

今まで飲んだモンテプルチアーノの中では5本の指に入る美味しさ

「神の雫」では2006年ヴィンテージが "イタリアのモン・ペラ" と絶賛されているが、この2013もオススメ。

品種:モンテプルチアーノ
購入:2015年1月@KALDI武蔵小杉 / 2,300円

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

イタリアのワインは一昔前と比べると格段に美味しくなったとよく言われるけど、ここへきて素晴らしい生産者も増えたことでさらに美味しさがグレードアップしている気がする。

品種も味わいも多彩なだけに、お気に入りの1本との出会いは感動も大きいのがイタリアワインかな
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ぴのの和~る

2015年02月06日 | vino
和の食卓にピノ・ノワールは合うなー、とつくづく思う。

例えば鍋にピノ。

以前はスッキリめの白を合わせていたけど、最近はどんな味の鍋でもピノ・ノワールでいけちゃう気がする。

ちなみにこの日はごま豆乳鍋と2009年のサントネイ。

Santenay Premier Cru 2009 Beaurepaire Roux Pere & Fils
サントネイ プルミエ・クリュ ボールペール 2009
ドメーヌ ルー・ペール・エ・フィス




"5代目の若き兄弟が二人三脚で造る、コート・ドール南の隠れた銘醸地の1級畑。今まさに飲みごろ" と紹介されていた。

レ・グラヴィエールは飲んだことがあったが、ボールペールは初めてかも(・・・といってもクリマによる違いなどわからないんだけどね^^;)

明るいルビーに若干オレンジが入り始めている。
赤い果実の香りが立ち上るがそれほど強くはなく、味わいは酸味が主張しながらも滑らかなタンニンとのバランスは絶妙。押しつけがましさはなく凛としているピノ。
ぐつぐつと煮える鍋をはふはふとつまみながらも、ひとたびグラスを手に取るとじっくりと向き合いたくなるような、そんなワインだった。

品種:ピノ・ノワール
購入:2015年1月@Sho-Chu Authority川崎ラゾーナ店 / 3,990円

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

さて、次は恵方巻とピノ。

節分といえば以前は豆をポリポリと食べながらビールか日本酒が定番だったが、恵方巻とピノもなかなか悪くないと思った。

JACOB'S CREEK Chardonnay Pinot Noir 2013
ジェイコブス・クリーク ピノ・ノワール 2013




ジェイコブス・クリークのシラーズ、カベルネ、シャルドネ、スパークリングなどは今やどこでも見かけるが、ピノ・ノワールを置いているのはもしかして成城石井だけ?(2015年1月現在)。

シラーズで有名な南オーストラリア州ヴァロッサヴァレーのピノ・ノワール。

まだ青臭ささえ感じるフレッシュなピノが楽しめた。

しょうゆをちょんちょんとわずかにつけた恵方巻をかぶりつき、もぐもぐゴックンと味わったあとにこのリーズナブルな若いピノがマッチ。
恵方巻の具をもっと研究すればさらに美味しく飲めそうな気もするが、ぶっちゃけ何でもいいんである。

結局このあとは豆とチーズを交互につまみながら 「こっちも合うねー」 と止まらないのであった

品種:品種:ピノ・ノワール
購入:2015年2月@成城石井二子玉川店 / 1,394円
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マノワール・ド・ゲイ・ポムロール2007 - Manoir de Gay Pomerol 2007

2015年01月17日 | vino
感動したワインはできるだけブログに記録しておきたい、などと思いながら昨年はその半分も・・・いやほとんどUPできなかった。理由は自分の性格によるものだと思っている^^;。

すぐにメモ程度に下書きはするものの、公開するならもっときちっと仕上げないと美味しかったワインにも読んで下さる方にも失礼じゃないか、と先延ばしにしているうちに、結局自分の中で "今さら感" が大きくなって諦めてしまうのだ。ワインに限らず、もっといえばブログに限らず、最近はすべてそんな感じで空回りしている気がする。

なので、これからは1本ずつじゃなくて2~3本まとめてUPしちゃおうと思う。
もともとこの裏ブログは自分のための記録として始めたのだし。

と前置きがやたらぐだぐだと長くなったけど、最近飲んだワインから美味しかったものを・・・。

Manoir de Gay Pomerol 2007
マノワール・ド・ゲイ・ポムロール2007




ワインはすべて試飲してから仕入れている家の近くの酒屋で、オーナーに "これはとにかく美味しいよ♪" と勧められて購入。

Ch.ル・ゲイのセカンドで、畑はペトリュスの正面に位置するというので期待が高まってしまう。

やや濃いルビー色でエッジはレンガ色が入り始めていた。
果実の凝縮した香りの中に、土やトリュフを感じさせる香りもふわっと。

完熟したプラムや赤い果実の風味となめらかなタンニンがバランスよく溶け込んでコクもしっかり感じる。

ファーストより若木のぶどうから造られるらしいが、それがこの心地良いバランスを醸し出しているのかもしれない。

やっぱり右岸は好きだなー

品種:メルロ
購入:2015年1月@近所の酒屋 / 4,180円

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

LA CLOSERIE DE CAMENSAC 2006
ラ・クロズリー・ド・カマンサック 2006




グランクリュ格付け第5級シャトーカマンサックのセカンドラベル。

濃いルビー色でややレンガ色がかったエッジ。
黒系果実、プラムやブラックチェリーの香り。

香りがどんどん開いてきて飲み進めるうちに奥行きも出てくる。
少しずつ力強さを増してくるが、思ったよりスッキリとしていて最後まで口当たりは上品だった。

これを飲んだ翌日、他の店で2009年ヴィンテージを見つけた。しかもさらにお買い得だった。(←よくあること)
ううっ、こっちが飲みたかったー!けど悔しいので買ってこなかったもーん (笑)

品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 60% / メルロー 40%
購入:2014年12月@成城石井武蔵小杉店 / 2,800円

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

Mas de Janiny "PIN'UP de Janiny" 2013
マス・ド・ジャニーニ ピナップ・ド・ジャニーニ 2013




年末からずっとカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローばかり飲んでいたので、"ピノが飲みたいよー、でも軽めでいいんだよー" と思っていたら、ちょうどこんなのを見つけた。ラングドックのピノ・ノワール。有機栽培。

何とも安っぽいラベル(失礼!でも貼り方も雑だし…重ねて失礼!!)だけど、気軽にグビグビ飲んじゃってもよさそうなところがいい。

南仏ピノは香りも酸も果実味もブルゴーニュより控えめだけど、決して薄いわけではなくとにかく飲みやすい。ニュージーランドのピノとも違うし、チャーミングさを気取らない気軽な感じが妙にこの日の気分とマッチしてスルスルと気持ちよく飲めてしまった。

とか何とかいってるけど、結局 "お手頃価格" ってーのが気楽に飲めた一番の理由なんだろうな、きっと

品種:ピノ・ノワール
購入:2015年1月@大野屋商店武蔵小杉東急スクエア店 / 1,920円
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たまーに飲むからいいんだね ~ 記念日のワイン

2014年12月25日 | vino
結婚25周年にかこつけて、今月はワインをちょこっと奮発してみた

まずはシャンパン。

いつも色々と教えていただくワインショップのスタッフに

「これ、シャンパン通に人気のロゼなんですよー

なんて言われたら飲まないわけにはいかんだろうってことで迷わず購入(ちなみに自分はシャンパン通というわけではないけどもちろん大好き)

BILLECART-SALMON BRUT ROSE
ビルカール・サルモン ブリュット・ロゼ






RM(レコルタン・マニュピュラン)並の少ない生産量で高品質を貫くマレイユ・シュル・アイ村にあるメゾン。
最近は大規模なメゾンよりもこういった家族経営的な生産者に惹かれつつある。

色は優しいサーモンピンクで(写真よりももっとずーっと美しい色)、グラスの底からまっすぐと勢いよく立ち上る泡が生き生きとしてとても細かい。
フルーティな香りの中に花のような上品なさも感じられて、グラスを傾けるとその香りが一段と華やかに迫ってくる。

ああ、この口にそっと流し込む瞬間はたまらんねぇ!
くーっ

味わいはキリリとした辛口だけど、後味はどこまでもエレガント。

今まで飲んだロゼ・シャンパーニュの中ではぶっちぎりで断トツの美味しさだった

ピノ・ノワール 40%、ピノ・ムニエ 10%、シャルドネ 50%

購入:2014年12月@エノテカ二子玉川店 / 12,000円


続いてはコチラ。

結婚年の1989年は幸いにもボルドーのグレートヴィンテージなので、ここはいっちょあのハートマークのエチケットがついたワインを買ったるかー

といっても、このヴィンテージになるとそこらのショップにはなかなか置いてないのでネットでポチッと購入。

Ch.Calon-Segur 1989
シャトー・カロン・セギュール 1989






(エチケットが少し曲がっていたけど右肩上がりだから良しとしよう^^;)

サン・テステフ村の最北端、メドック格付け三級のシャトー。

信頼できるソムリエのお二人にそれぞれ聞いたところ、89年であればもうデキャンタージュは必要ないだろう、ということでまずは慎重に抜栓(さすがに緊張した~!)。

栓を開けた直後の味も取ってみたかったので、香りの健全さを確認したのちにそっと口に含んでみる。

ぬぬぬ なんだ、この開けたてとは思えないバランスの良さは

色は少しレンガ色がかったガーネット。
果実をぎゅっと凝縮させた芳醇な香り。

落ち着いた華やかさの中にタンニンの渋さとスパイシーさもほどよく合わさって、サン・テステフらしい豊かでしっかりとした味わい。

ゆっくりと時間をかけて飲んでいくと、グラスに注ぐワインの色がどんどん深みを増してレンガ色からくっきりとした濃厚なガーネットへと変わっていく。
そして味わいもまたどんどんと引き締まって素晴らしい変身ぶりを見せてくれたのだった。

生まれも育ちもいい良家のお嬢様がどんどんと魅力的な大人になってお年ごろを迎えたよー、ってまさにそんな感じ。

25年の時を経てこんなにもフィネスなワインが我が家の食卓にやってきてくれた。

ありがとう

購入:2014年11月@タカムラワインハウス(オンライン)/ 23,220円

せかっくだから50周年に向けてもう1本買っておこう・・・といきたいところだけど、家計に大きく響きそうなのでそれは無理っ
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We love Pinot♪

2014年11月16日 | vino
ボジョレ・ヌーヴォーの解禁日を1週間後に控えた11月のある日、いつものワイン好きたちが集まって "世界のピノ・ノワールを飲む会"(略して「ピノ会^^」 )を楽しんだ。

場所は銀座のフレンチ "レストラン・ル・シャ・ボテ"。
ワインはすべて持ち寄りで、もちろん品種は Pinot Noir オンリー。

ピノ・ノワールの代表的な産地といえばもちろんブルゴーニュだけど、人気品種だけあってフランス以外の世界各地でも栽培されており、国によって品種名の呼び方が変わる。

例えば、

ドイツでは ⇒ Spatburgunder シュペートブルグンダー
イタリアでは ⇒ Pinot Nero ピノ・ネロ
同じフランスでもジュラ地方では ⇒ Gros Noirien グロ・ノワリアン

というように。

それぞれ担当国を決めて持ち寄った結果、こんなにも魅力的なピノが勢ぞろいした。

(忘れっぽいので^^;)いつものように飲んだ順に列挙すると・・・

1.ポール・デテュンヌ・ブラン・ド・ノワール(シャンパーニュ/フランス)
2.ブラン・ド・ノワール シュペートブルグンダー QbA.トロッケン 2012 / クリストマン(白/ファルツ/ドイツ)
3.レッド・ヒル・エステート ピノ・ノワール 2011(ヴィクトリア州/オーストラリア)
4.ハンターズ マルボロ ピノ・ノワール 2010(マールボロ/ニュージーランド)
5.ピノ・ネロ 2011(アンティノリ)(ウンブリア州/イタリア)
6.J.クリストファー ピノ・ノワール シュヘイレム マウンテンズ 2011(オレゴン/アメリカ)
7.ベル・グロス ピノノワール "クラーク&テレフォン・ヴィンヤード" 2013(サンタマリアヴァレー/アメリカ)
8.ポール・ペルノ ボーヌ・クロ・ドゥ・デジュー・デ・マルコネ 2002(ブルゴーニュ/フランス)
9.ヴォルネイ・カイユレ 1997(ブルゴーニュ/フランス)
10.プリューレ・ロック クロ・ド・ヴージョ 2006(ブルゴーニュ/フランス)

番外のデザートワイン(シュナン・ブラン)
☆ ボンヌゾー "レ・ペリエール" 1983


どれも産地の特徴がよく出ていて実に興味深かったけど、中には「えーっ、これがピノー」って味わいのものもあってみんなでワイワイ言いながら世界の産地を旅している気分に♪

後日、写真に撮った空き瓶たちをしげしげと眺めながら、"これが1年前だったらこんなにも世界各地の秀逸なピノが揃っただろうか?" とふと思いながら一人感慨にふけるのでありました。

いやー、それにしてもみんなの選ぶワインを口にする瞬間って幸せだなぁ
いろいろ感謝^^



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勝沼 新酒まつり 2014

2014年11月07日 | vino
11月3日。
立川を9:00ちょうどのあずさ7号に乗って、今年も勝沼の新酒まつりへ。

雨だった予報はガラリと変わり、絶好の新酒まつり日和に恵まれウホウホ
(天気が悪かったらたまには日比谷公園の山梨ヌーボーまつりもいいかなー、とも思ったけど^^)。




(↑勝沼ぶどう郷駅よりぶどうの丘を望む)


いつもはお昼頃に着くようにのこのこと出かけて行くのだが、今年は気合いを入れて早めに行ってみたところ、受付(ここで1000円のグラスを購入)には今まで見たこともないような長蛇の列が。
結局1時間近くも並ぶハメになった。

おあずけを喰らったあとの1杯目の甲州のなんと美味しかったことよ





今年は14のワイナリーから38種の新酒が楽しめる・・・ってことで、甲州とマスカット・ベーリーAを中心に約20種を味わった。

うーむ、こうして続けて飲んでみると、各ワイナリーの造り方の特徴や味の違いが実によくわかるのーぅ。

中でも気に入ったのは、

・まるき葡萄酒「新酒甲州辛口2014」--- 1杯目だったこともあってめちゃウマ!

・麻屋葡萄酒「新酒甲州2014」--- 果実味が豊かでほのかに青リンゴの香りも。リースリングを思わせる上品で爽やかな酸味がグー

・蒼龍葡萄酒「シトラスセント甲州ヌーヴォー2014」--- 辛口でスッキリ爽快。蒼龍の「甲州樽熟成」はお気に入りでよく飲んでまーす^^。

・原茂ワイン「新酒ハラモアジロン2014」--- 美しく輝くルビー色といい赤い果実のチャーミングな香りといい幸せ感いっぱい。





・大和葡萄酒「新酒ベーリー瑛2014」--- コクと果実味をしっかり感じて飲み心地よし。

・くらむぼんワイン「新酒 甲斐路2014」--- 甘口だけどクセになりそうな美味しさ。

などなど。

デザート感覚でフジッコワイナリーの「クラノオト 巨峰」と「クラノオト デラウェア」も。
無ろ過で仕上げたデラウェアは最後の濁った部分を注がれてしまったのでまるで濁り酒のよう





このあと、腹ごしらえをしに入った展望レストランでは「いろベーリーA 2013」を





いやー、今年の新酒たちのたった1年先輩ってだけなのに既に落ち着いた風格が(笑)

みんなこうやって育っていくんだね
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