爽やかな秋晴れとなった文化の日、立川から乗った "ホリデー快速 ビューやまなし号" で向かった先は勝沼。
車内はほぼ満席で、なぜかあっちの席からもこっちの席からも楽しそうなワインの話が聞こえてきて、勝沼ぶどう郷駅に到着すると乗客がごっそりと降りた。
この時、まだ何も知らなかっただんなと私は、
えー、勝沼ってそんなに人気があるの?
みんなワイン目当てなんだろうか?
とビックリだったが、あとで理由を知って合点がいった。
駅のホームからは南アルプスも見えて澄んだ空気が気持ちいい。
ほとんどの人が「ぶどうの丘」を目指す中、まったく逆方向へ歩きだす私たち。
ワインを美味しく飲むためにもまずは歩かなきゃ!
それが常日頃からのモットーなもんで(笑)。
とりあえず、大滝不動尊方面を1時間半ほど散策。
ぶどう畑が広がる道は、ほどよい登りが続き眺めも最高で気持ちよく歩けた。
お腹がすいてきたところで写真中央の小高い丘の上にあるぶどうの丘に向かったのだが、これが近そうに見えて意外と遠かった。
ぶどうの丘に来ると車は次々とやってくるし、入り口付近では人が大勢座り込んでワインを飲みながらワイワイやっている。
しっかし、すごい賑わいだなー。
と思ったら、ナントこの日は
「ぶどうの丘 新酒ワインまつり」 だったのだ!
し、知らんかった(^―^;;;。
どうりでみんな勝沼で降りるはずだよ。
屋外の会場にはテントが張られ、空のグラス片手に次の試飲はどれにしようかとウロウロしている人でごった返している。
私たちもそれぞれ500円でグラスを購入し、まずは「ルバイヤート新酒 甲州 辛口」を一杯。
あー、スッキリ!
でも冷えてたらもっと美味しいだろうな~。
飲める新酒は全部で26種類。
会場で煙をモウモウさせながら焼かれているステーキをつまみにこの青空の下でワインを飲むのも捨て難かったけど、落ち着かないのでやっぱりお昼はレストランでゆっくり食べることにした。
ランチの後も試飲をする予定だったので、とりあえず食事の時は白も赤もハーフで我慢(というか普通はこれで十分だよね^^;)
白は「グレイス甲州2008」。
うーん、やっぱり白は冷えてたほうが断然美味しい。
キリッと締まっていてほどよくフルーティないつまでも飲み続けていたい上品な味だった。
赤は長野県松本市の十二原地区の農園で栽培されたメルロー種を主体に山梨一ノ宮地区のカベルネ・ソービニヨン種をブレンドしたという「十二原 2008」。
初めて飲んだけど、なかなか本格的で深みのあるフルボディ。
サラダには地元の野菜がふんだんに使われていて(巨峰もゴロゴロ)、ワインの効いたフレンチドレッシングがさっぱりと美味しかった。
そして何といってもこのレストランは「ぶどうの丘 展望ワインレストラン」というだけあって展望が最高。
食事の後は再びまつりの会場へ繰り出してウッシッシ・・・と思ったら、何ともうまつりはワインがなくなりお開きムードではないの。Σ( ̄ロ ̄lll) ガーン!
どうにか滑り込みで飲めたのが「ロリアン新酒 甲州」だけだった。
とってもドライで日本酒を思わせる口当たり。
きっと冷やしたらまた違う味が楽しめるのだろう。
ということで、結局、試飲できたのはたったの2杯のみ。
まぁ、あんまり飲むと帰るのが面倒くさくなっちゃいそうだからちょうどよかったかも(←やせ我慢^^;。
帰りはワイン畑に降り注ぐ秋の日差しを浴びながら駅までのんびり歩いた。
天気がいいと何をやっても気持ちいいね v(*^-^*)v
そんなことを実感した一日だった。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・