襲名犯
2013-11-09 | 読む
今年の江戸川乱歩賞受賞作、こういう賞がらみの本は図書館では人気があるので
なかなか順番が回ってこない。
タイムリーに読みたければ買いなさいってことですが、当たり外れも大きいので危険です。
うしろに審査委員の先生方の論評が載っていて読む前にまずこちらをフムフムと熟読する。
けっこうボロクソに言われているがなかなか面白かった。
ベテラン編集者がついて大幅加筆修正された結果だろうか・・などといじわるばあさんになる。
論評の中の、主人公がモンモンうつうつとし過ぎという御意見は確かに言えてる^^;
プージャム狩りというタイトルはいかがなものか?という御意見にも賛成、
連続殺人の被害者の共通点もそれかいな?!と少々肩すかし。
でも犯人の、友達思いの良いヤツという顔と狂気じみた殺人鬼という二つの顔が
よく描けていて、(なので怪しいと思いつつも最後まで犯人だと確信できなかった)
思わず自分の回りにこんなヤツがいたら・・・と思うとぞっとした。
第二作目も読んでみたい気がする、図書館で借りて・・ですけど(笑)
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