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エジプト・トルコ旅行2008 全100話 写真1000枚!

エジプトとトルコへの初回訪問(2008年7月)!カルチャーショック満載の旅、すべて見せます、綴ります。全100話!

エジプトのマイホーム建築

2008-09-08 | エジプト治安・経済・教育・建築に思う
エジプトの建物は、細い鉄骨の入ったコンクリートの柱とレンガを積み重ねて作られた壁でできていて、柱さえ作ってもらえばあとは私でもこつこつレンガを積み重ねていけばできてしまいそうな気がしてくる。

上の写真のように、建築中のたてものを街中いたるところで見かけた。
日本なら、地震ですぐに崩れてしまいそうな建物。  
でも、エジプトに地震はない! 雨も年に2~3回しか降らない。

カイロ庶民の家はこんな感じ。洗濯物やじゅうたんが夜でもよく干してある。


カイロの街で住宅を見ていると、不思議なことがある。

マイホームがどう見ても建築途中で、鉄骨がつんつん飛び出てレンガも積みかけで未完成なのに、洗濯物が干してあったり、パラボラアンテナが設置されていたりして、人が住んでいる家が実に多い!

2階建ての1階部分しかできていないのに、もう家具など入れて家族で住んでいる!

3階建ての2階部分もまだ途中なのに、看板をつけて商売を始めている商店がある!



ガイドのモハメッドさんにそのわけを聞いてみた。

「エジプト人は、借金をしてマイホームを建てることはしません。お金がなくなると途中で建築を休止します。焼レンガの値段は、日本円にすると1000個で4000円ぐらいですが、お金がたまったら、また続きを建築します。初めは、住めるスペースが狭くても、そうやって無理をせず少しずつマイホームなどを大きくしていくんですよ。」

えっ!家や土地の価値が下がっても最初に買った額を住宅ローンで返済し続ける日本からみると、なんだか羨ましい気もするが。でも日本は、雨が降って木造の作りかけの家なんて直ぐに腐っちゃいそう。

モハメッドさん「エジプト人はたいてい、マイホーム完成に5年~10年かけますね。」とのこと。

お金がたまらない人は、家がずっと未完成のままのこともあるらしい。





雨がほとんど降らない地震もないエジプトだから、こんな建築が可能なんだなぁ。








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