goo blog サービス終了のお知らせ 

エジプト・トルコ旅行2008 全100話 写真1000枚!

エジプトとトルコへの初回訪問(2008年7月)!カルチャーショック満載の旅、すべて見せます、綴ります。全100話!

シュクラン!カイロから空路、帰国の途へ

2009-01-13 | カイロ~帰国
「シュクラン(アラビア語でありがとう!!!)」

旅行中お世話になった多くの方々への感謝を胸に、一歩一歩私はエジプト航空機のタラップを上った。

私にとって、初めてのエジプト・トルコ、初めてのイスラム圏、初めてのアフリカだったが、日々感動と楽しい発見に満ち、語尽くせない思い出のいっぱい詰まった旅行となった。

そして短期間とはいえエジプト、トルコ両国社会に触れ、多くを感じ学ぶことができた。

2008年7月時点の新興国エジプト・トルコ旅行時には、経済成長の勢いを感じた。

しかし!今、両国を訪れたら、また違った印象をもったかもしれない。

昨年9月のアメリカのサブプライム問題に端を発した世界的金融危機の影響を、
エジプトもトルコも大きく受けているのだ。

ここ数年7%台という高いGDP成長率を続けていたエジプトとトルコだが、金融危機の影響で大きくその経済成長をダウンさせてしまっている!

そして、旅行時点とは変わったこととして、トルコは通貨を新しくした。
2009年1月1日付けで、トルコ中央銀行は、新通貨の流通を開始させ2005年1月のデノミ以降流通していた新トルコリラ(YTL)をトルコリラ(TL)に戻した。(参照:11/2の本ブログ「通貨トルコリラに関して」)

今では旅行時より失業率も高くなっている。
雇用不安に陥っているのは日本だけではない!

トルコには日本の自動車製造メーカー工場があり、これまで増産を続けてきていた。

しかし、ホンダが12月初旬、トルコ工場でのロシア向け「シビック」の増産計画を凍結、設備投資と新規雇用を見送った。
トヨタも8月をピークに11月には、トルコでの生産台数を前年比半減させている。

新しい2009年が、日本にとって、エジプトにとって、トルコにとって、そして世界が、英知と協力で良い方向に向かうことを祈りたい!

この旅行中、多くの歴史遺産を見た。
めまぐるしく変化する世界情勢だが、私たちの足跡が歴史となる。

過ぎた歴史を変えることはできないが、金融危機後の混迷に対し世界は果たして後の世に感銘を与える歴史は描けるのだろうか。
小さなことでも国を越えて手を取り合い、知恵を出し合い、足を運びあって、誇れる足跡を描いていかなければならないと思う。それが文化であり、人類の価値だと思う。



カイロ空港の出国手続きゲートで、ガイドのモハメッドさんが、
「2011年にはギザのピラミッドのそばに世界最大の博物館もできます。是非、また来てくださいね」と声をかけてくれた。
シュクラン!と挨拶し、握手をした。

給油中。


私の重量オーバーのトランクもなんとかチェックを通過し、出国手続きを終え、出発まで、空港のカフェで友人Nさんと楽しかった旅行を振り返りながらエジプトビール「サッカラ」を飲んだ。
(エジプト航空は宗教上の理由から機内でのアルコールサービスは無い。出国手続き後、売店で購入したアルコールのみ持ち込み可能。)
定刻、エジプト航空機は、無事離陸した。

限られた時間の中で有効かつ安全に旅程に導いてくださった美人添乗員のIさん、
質問には何でも答えてくださったエジプトガイドのモハメッドさん、
いつも素敵なレストランや観光スポットへの手配事務してくださったもう1人のモハメッドさん、
そしてトルコガイドのヌルランさん、
毎日長距離を無事故で快適に走行してくださったバスドライバーの方々、
優しくおもしろい方々ばかりの同じツアー参加者の皆様、
ホテルや街々で出会った数多くの方々・・・
そして、私の誘いにすぐに仕事の日程を調整して一緒に旅行に参加し、旅の喜びを2倍にしてくださった友人Nさん。

たくさんの方々のお蔭で、素晴らしい旅行となり、感謝の気持ちでいっぱいデス!

このブログに写真をいっぱいアップできたのは、
私のデジカメのバッテリーが切れた時に快くカメラをさし出し協力してくださった友人Nさんのおかげです。

Nさん、ありがとう!

カイロで4泊したホテル。










エジプト航空のシンボルマーク、天空の守護神「ホルス神」に守られ、無事、予定より早い14時間弱のフライトで、私たちは成田に到着した!


コメント (2)