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エジプト・トルコ旅行2008 全100話 写真1000枚!

エジプトとトルコへの初回訪問(2008年7月)!カルチャーショック満載の旅、すべて見せます、綴ります。全100話!

ハーン・ハリーリ市場

2009-01-02 | 魅惑的!パピルス・香水瓶・市場など
カイロのアズハル・モスクの近くに広がる巨大な市場「ハン・ハリーリ」。

14世紀後半にここに多くの隊商宿がつくられ、次第に交易の場としても発達していき、以後今に続く数百年間の歴史を誇る市場として日々賑わっている。

ちょうど日本のアメ横のような感じで、活気と混沌に満ち溢れていた。

ツタンカーメンのマスクの置物や、水タバコと器具、スパイス、チョコレートやナッツなどのお菓子類、金製品、銀製品、革製品、スカーフ、楽器、ピラミッドやスフィンクスの置物や、それらをモチーフにした文具類、ハイビスカスティー、ガラベーヤ、パピルス・・・・・ありとあらゆるものが、狭い路地に並べられ、店員さんが客引きをしている!

ここでは価格表示がなされていない方が多いし、表示されていたとしても価格交渉は当たり前で、表示は一応の目安とするだけ。

ガイドのモハメッドさんに、
「表示や店員の最初の言い値から、半分ぐらいの価格で交渉始めるといいよ。」

と、ここエジプトでは日頃の日本での買い物では体験できない思いっきり大胆な価格交渉を楽しめちゃうのだ。

エジプトは金製品が豊富。
ペンダントヘッドや指輪がずらーと並ぶ店。
ツタンカーメンやネフェルティティなどエジプトらしいデザインが多い。



美しい香水瓶セット。象嵌細工の宝石箱など。セットで500円~1000円くらい。


中に入れる香水を売る店も、たくさんある。

ベリーダンスの衣装、ショール、Tシャツなど。


銀製品を売る店。ティーセットは種類が豊富だった。


ガラベーヤ(民族衣装)、布のバッグなど。


もともとハン・ハリーリは香辛料を売リ歩く商人たちが多く集まっていたという。
今でもスパイスの店は多い。

ローリエ、乾しザクロ、クルミ、フェンネル・・・・などなど


ピーナッツ、種抜きナツメヤシ、ナッツを使ったお菓子類など。


シナモン、ナツメヤシ、スパイスいろいろ。


ドライフルーツやナッツ類を量り売りしている。それらを使ったお菓子もある。


銀食器は、見ているだけでうっとりする。日本で買うよりはるかに安い。
デザインがアラブっぽいものなど惹かれる。


ここも金製品。青い貴石も多い。
写真左下には、金のカルトゥーシュ。自分の名前をヒエログリフで入れてもらえる。


古代エジプト風ネックレスがいっぱい。


象嵌家具の店。


ガラベーヤの数々。
この写真の店ではないが、私と友人Nさんは、おそろいでガラベーヤを買った。Nさんが白で、私がオレンジ色。私が値切って、その後さらにNさんがドーンと値切って1枚1000円ぐらいにしてもらった。
帰国後、さっそく自宅で着ていたがリラックスでき、涼しくて重宝した。





ベリーダンスの衣装やスカーフを売る店は多い。


フセイン広場。ハン・ハリーリでもこの一帯には、カフェが多い。

以前、ここで観光客を狙ったテロがあったこともあり、ライフル銃を持った警官が目を光らせている。


民族楽器を売る店。


真鍮製品を売る店。




カーテンやカーペットなどを売る店。時間がなくこの辺はゆっくり見られなかった。


ここもカーペット。


ここが、アズハル・モスクで、集合場所でもあった。


異国情緒たっぷりの市場での買い物は、あっという間に時間が過ぎてしまう。
珍しい物を見つけたり、愉快なグッズを見つけてひやかしたり、お店のおじさんとの値段交渉したり・・・楽しみは尽きない市場だった!
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エジプトの100円ショップ

2008-09-18 | 魅惑的!パピルス・香水瓶・市場など
エジプトにも「100円ショップ」があった

ショップ内には、
5エジプトポンド(=100円)均一コーナーと、2.5エジプトポンド(=50円)均一コーナーとがある。

友人Nさんと同じツアーの参加者数人だけで、夕食後、ギザ地区をぶらり散策中に、
「これって、エジプト版100円ショップじゃな~い」と、偶然見つけた。
レジに列ができるほど賑わっていたので、どんな品揃えなのか店内に入ってみた



日本の100円ショップ同様、食器などキッチン用品、バス用品などの日用品、ソックス・スカーフ・下着など衣類、ゲームやおもちゃ、文具類、ガーデニング用品、花瓶や額絵、本、化粧品・アクセサリーなど・・・・実にバラエティーに富んだ“ドン・キホーテ的”品揃で、時間を忘れて見てしまうほどオモシロイ

なんと、こんなものまで・・・・



全文アラビア語なので読めないが、これはもしかして・・・



翌日、ガイドのモハメッドさんに見せて聞いてみた。
やはりこれは、

ポケットサイズの「コーラン」
背表紙以外の3方をぐるっとチャックで閉じられるようになっている。
「これは大切にしてくださいね」とモハメッドさん。「はい」

私は旅行カバンに入れて来なかった爪きりと、つま先から足首までの丈のあみストッキングを買った。
商品中紙の絵が、セクシー



ブラやパンティーも色が派手なのが多い
カイロに着いた夜にもバスから、ショーウインドウ一杯にピンクや赤や黄色のブラや派手な下着を飾っている店があった。意外な感じがしてガイドのモハメッドさんに聞いたら、
「エジプトの女性は普段スカーフで髪を隠し体の線を目立たせない服装をしますが、家で夫の前では派手な下着などを楽しむんですよ」と言っていた。ナルホド。

爪切りは、6パターンの爪やすり、爪の形を整えるスティック、爪ブラシがセットになっていてスペインのものらしい。

商品は、イギリス製、フランス製、ドイツ製などヨーロッパの他、中国などアジア諸国製のものも多い

※次回は、「アラビア語の不思議」について書きたい。

本日掲載写真の、1番上の写真のお店の看板表示、2番目の写真の店内つり表示に注目!!!
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エジプト人の香水好き

2008-09-15 | 魅惑的!パピルス・香水瓶・市場など
昨日の続きで、香水の話題。
エジプトで男性の方々が香水を買っている姿をよく見かけた。

友人Nさんと同じツアーの参加者数人で、夜間、カイロのホテルからそぞろ歩いてでかけたモールにも香水屋さんがあり、買いに来ているのはやはり男性客ばかりだった。

ジューススタンドのような香水屋さんで、カウンター越しに男性客がアラビア語でお店の人になにやら注文し、調香してもらっていた。

そのお店は、調香する店員さんも男性ばかりだった。
私たちが近づくと、にこっとして何か差し上げましょうかと声をかけてきたので男性客専用のお店というわけではなさそうだった。

お客さんたちは、親しげに店員さんと話しているところを見ると、常連客なのかもしれない。
アラビア語だからさっぱりなのでどんなやりとりをしているのかわからないが、「今週はテンション揚げたいからこんな香りにして」とか「今日は落ち込んでるからこんな香り」なんて注文しているのだろうか。

ちょっと1杯ジュースやコーヒーを注文するように香水を購入して楽しんでいるようだ。



こちらはボディーソープやシャンプーなどを売っているお店。
女性客が買いに来ていた。



ショーウインドウを見ると香料アピールした商品が多かった。
カイロのホテルのボディーシャンプーも香料が強かった。

同じツアーに一人で参加している63歳の男性がトルコに着いた時、「エジプトはボディーシャンプーも食事も香料がきつかったけれどトルコはそんなに香料が強くなくてほっとしますね」と言っていた。

日本の男性、特に年配の方々は普段香水などあまりつけない人の方が多いし、料理も刺激的なものなどは好まない人が多い。日本人にエジプトのアロマは、かえってストレスになるのかもしれない。

しかし、エジプトでは、古代から花や香草を薬やミイラ作りやおしゃれに取り入れてきている。

エジプト人の香水好きは、昔からずっと続いているものなのだろう。



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エジプトの美しい香水瓶

2008-09-14 | 魅惑的!パピルス・香水瓶・市場など
エジプトの香水瓶は、とてもエキゾチック

アラブの雰囲気が漂い、フランスやイタリアのように洗練され過ぎていないところが、私は好きだ

私が友人のNさんとにふらりと入った考古学博物館近くのお土産店は2階が香水瓶と香水のフロアになっていて、色とりどりの美しい瓶が並んでいた

眺めているとなんか楽しいことが起こりそうな気きがしてくるから不思議!

香水もアラビア語のラベルが貼られた瓶が棚いっぱいに並んでいて、私が覗き込んでいると、店員さんが
「試したい香水があれば、試せますから言ってください。お好みに合わせて調香もしますよ」と声をかけてくれた。

私は職業上、昼間香水はつけないが香りには興味がある。バスタイムに湯船に数滴たらしたり、枕にちょっとつけてみたり、CDをかけながら香りを楽しんだり・・・邪道かもしれないが気分で自分流に楽しんでもいる

せっかくなので、店員さんに香水の名前の意味を聞いたりしながら色々試させていただいた。
いい香りのものはいくつかあったが、私はブレンドなしの「ロータス(蓮)」が気に入った。

ロータスはエジプト考古学博物館の玄関前ロータリーの真ん中に造られた水槽に植えられている。(ロータスのの隣にはパピルスが植えられている。)

エジプトで見るロータスの花は、凛とした強さがあると感じた。そして永遠の神秘を漂わせている。古代エジプトでロータスは愛を表しているらしい。

考古学博物館のロータスとパピルス ↓





私が買った香水ロータスと香水瓶。いい香り



店員さんは、サンプルとしてロータスを香水瓶に出して火をかざして火がつかないことを示し、香剤をアルコールで薄めたインチキでないことを説明した。

たくさん買っても使い切れないので少量でも買えるかと尋ねたら、OKと言ってお店の奥から小瓶を用意してきてくれた。

値引き交渉していたら、「ペンを持っている?」と聞かれた。数字を書いて筆談するのかと思ったらそうではなく、日本のボールペンをくれるなら言い値にしてもいいよということだった。

私は、カバンの中から一番書き味の良いボールペンを彼にプレゼントした。
店員さんは書き味を試し満面の笑み。
香水と香水瓶を絶対割れないように丁寧に包装してくれた。
Nさんは、ラクダの形の香水瓶が気に入って購入した。ブルーの色づけも綺麗でかわいくて素敵な瓶だった。


下の写真は、9日目に行ったツアー客御用達のお店。
まず香水瓶の作成実演あり、ハイビスカスティーのサービスあり、そしてセット販売の説明あり・・・・



ここでも好みに合わせて、オリジナルを調香してもらえた。



このお店でのいろいろ試させていただいたが、私にはやはり自由行動のときにふらっと入ったお店のロータスが、一番だと思った













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パピルス専門店で

2008-09-05 | 魅惑的!パピルス・香水瓶・市場など
アレキサンドリアからカイロのホテルに戻る途中、大きな「パピルス専門店」に寄った。
店員さんが観光客向けに、実演を交えてパピルス紙がどのように作られるのかを説明していた。

下の写真で店員さんが手に持っているほうきのような植物が、パピルス紙の原料であるパピルス=「カヤツリグサ科の植物」だ。
(パピルスとはこの植物名であって、長いものは5m程にもなるという)




店員さん:「パピルス紙は、パピルスの茎だけを使います。葉は切り落として茎を切ります。切り口はエジプトの何かの形に似ています。ハイ、こんな形です。そうです、ピラミッドの形ですね。」

確かに切り口は、きれいな正三角形をしていた。




店員さん「パピルスの先の方は何かに似ていますが、わかりますか?・・・・ハイ、そうです。太陽に似ています!」

確かに、太陽から光が広がるさまに似ている。(ほうきと答えなくて良かった!)


店員さん:「次にこの茎の皮をむき、薄く裂いていきます。これを数日間水に漬けて軟らかくします。ハイ、時間をかけて軟らかくなったものがこれです。」





店員さんは、あらかじめ用意されたしなやかなパピルス片を取り出す、布を敷いた板の上に交互に並べた。


店員さん:「これを圧搾脱水し、さらに乾かします。」

パピルス片が隙間のないようにきれいに並べられ、上の写真に写っている青い圧搾機で圧搾すると、パピルス片どうしがくっついてパピルスが一枚の紙面となった。
(パピルス片の植物繊維成分が水に浸されることにより、接着しやすくなるらしい)



乾燥されたパピルス紙をさらに布のようなものでこすり滑らかにしてパピルス紙のできあがり。

店員さん:「当店のパピルス紙はすべて私共の農場で栽培されたパピルスを原材料とし、熟練した腕を持つ職人たちによって作られています。本物のパピルス紙は古代エジプト人の作ったものと同じ特徴を持ち同種の繊維、濃い細胞を持った良質の材料を厳選し、古代エジプト時代そのままに作られています。こうして作られたパピルスは、折り曲げても丸めても決して破れたり致しませんし、水性、油性絵の具、不透明水彩絵の具、炭、墨、タイプライターなどでも自由に描くことができます。どうぞ、お手にとって品質の良さをお確かめください。」



店員さんは、街で日本人観光客向けに「10マイ、センエン。10マイ、センエン。」と言って売られているものとは違うことを、強調したいようだ。

60坪ほどの店内の1階2階とも壁面いっぱいに展示されているパピルスは、色、形、絵のデザイン、大きさなどさまざまで、見ているだけでも楽しくなってくる。

ファラオの守り神たちを描いたもの、神話や当時の生活を描いた物語性のあるもの・・・・
特にブルーや濃いオレンジの絵の具が、パピルス紙によく映えてなんとも美しい!

パピルスは、古代エジプトの三大文明の一つだ。(パピルス、太陽暦、測地術)
5000年も前から作られ、プトレマイオス朝は各地に輸出し繁栄した。その後800年に中国の紙ができるまでの間使われ、英語のPAPERの語源もこのPAPYRUSからきていると言われている。

私も友人のNさんも、エジプトのお土産に、この店でパピルスを買うことにした。
英語で値引き交渉をしていたら、ガイドのモハメッドさんが助け舟を出してくれて、アラビア語でさらに値引きするように話をつけてくれた。

購入したパピルスは、店員さんがピラミッドなどエジプトの遺跡の写真が印刷されている賞状入れのような筒に入れて渡してくれた。


私は、時々筒から出しては眺め、このパピルス画に合う額縁を探す楽しみを引き伸ばし中。
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