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エジプト・トルコ旅行2008 全100話 写真1000枚!

エジプトとトルコへの初回訪問(2008年7月)!カルチャーショック満載の旅、すべて見せます、綴ります。全100話!

アラビア語の不思議

2008-09-21 | 不思議!ヒエログリフ&アラビア語
これは「エジプトの100円ショップ」の写真の看板(前回分ブログにも掲載)。

「均一料金で2.5ポンド」という表示なのだが、

中央ロゴから左側は、英語。 そして右側は、アラビア語。

 書き出しが、面白いことに「左右対称!」 

 読み書きのルールが違うからなのだ。

英語の読み書きは「左から右へ」。
しかし、アラビア語の読み書きは「右から左へ」。ただし、数字だけは左から右となる

2.5は、アラビア語では
「2」 = 「7」を左右反転させたような文字
「.」 = 「,」・・・・「・」は「0」の意味になってしまう
「5」 = 「O」のような文字

横書きは、「左から右へ」読むことに慣れているので、なんか変な感覚に襲われる。
でも、面白い



下のつり看板は、5LE(LEはエジプトポンド。5LE=100円)均一コーナーの表示。

「5」は、上記で書いたように「O]のような文字(おにぎりみたいな形)
数字の上にある矢のような棒は、価格を表す「~円}のような意味の文字。



せめて数字だけでもアラビア語を覚えようと思ったが、なかなか覚えられない。

「0」は「・」のような文字、「5」は「O」のよう、「2」は「7」を左右反転させたような感じ、「4」は「3」を左右反転させたような文字・・・・

このお店のように均一料金なら良いが、アラビア語の数字で表記された値札をみてもなかなか読めず、2桁3桁になるともっとややこしくなって「もう、わかんなーい!」状態の私 


アラビア語で自分の名前は、どうやって書くのだろうか?と思っていたら、トルコからカイロに再度向かう飛行機の中で、お友達になった隣席のエジプト人ヤセルさんが、私のノートに書いてくれた。

ノートを右30度ぐらい回転させて座席備え付けテーブルに置き、私の名前のアルファベットを見ながらゆっくりペンを滑らせた。もちろん、右から左に向かって

アラビア文字は、英語の筆記体や日本語の草書のような感じで、右の文字から左の文字へなびくように、繋がるように、まるで毛筆の「はらい」のようなペンづかい!私の名前には、2個組の点が文字の中に入ることもわかった。

ヘビみたいなにょろにょろ文字だと思っていたが、実際に書いているところを見ていると、縦、横の線を含むところはまっすぐで、メリハリもあり美しいなぁとヤセルさんのペン先に見とれた

(ヤセルさんからの希望により、私も彼の名前をひらがな、カタカナ、漢字(私の独断による当て字だが)で書いて渡した。すると、これが座席から座席へ手渡しで渡り、ヤセルさんの同じ会社の仲間たちの間で「日本語おもしろい。漢字おもしろい」とブレイクし、「オレのも書いてよ!」とサイン攻め状態に。「僕の娘の名前はジョセルなんだけど・・・漢字で娘のも書いてよ」なんて人まで・・・
私は、友人のNさんの力も借りて頭をひねりながら、なるべく美しい当て漢字で名前を書いて渡した。詳しくはトルコ編で書くつもりだったが、このヤセルさんと彼の陽気な仲間たちとは携帯電話の機種や機能の話や日本のTVドラマ「おしん」(エジプトで人気)の話などで盛り上がり、イスタンブールからカイロまであっという間に着いてしまった。

世界にいろんな言語があることも、機内国際交流も、本当に楽しい


現在「アラビア語」は、北アフリカ・中東諸国で話されるが、その話者数は実に3億6500万人以上という!もちろん国連でも公用語。


数字以外は右から左へ書く「アラビア語」の文章をとくと眺めたい方は、下記はいかがだろうか。(小池百合子さんのカイロ大学講演文。日本人向けホームページなのに日本語訳を掲載していないのが残念。しかし、こんなアピールの仕方が小池流?ご興味のある方は下記URLにアクセスを。)

http://www.yuriko.or.jp/
追記:
上記URLホームページがその後新しくなり、2008年当時掲載のアラビア語講演文は見当たらなくなっております。(「季刊アラブ2001年夏号」の日本語記事に変更されております。)嬉しいような、残念のような・・・
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ヒエログリフ(聖刻文字)のロマン

2008-09-10 | 不思議!ヒエログリフ&アラビア語
鳥、ヘビ、人体、太陽などの絵で表される古代エジプトの象形(聖刻)文字「ヒエログリフ」。

小学生の頃から歴史の教科書や写真集などでパピルスに記載されたものや石碑に刻まれたヒエログリフを見るたびに、古代エジプトの神秘を感じていた。
これまでも日本や海外の博物館で展示物としての本物は見る機会は何度かあったが、いつかはエジプトで文字が刻まれている古代遺跡そのものを見てみたいと憧れていた。

エジプトに来て、実際に王の石像や壁に刻まれた文字に接し、当時の人々がこの暑い砂漠の中で、堅い石に道具を使いコツコツと太陽や鳥やライオン、へびなどの絵文字を刻んでいるその姿を想像した。

そして、このような絵文字を使い情報を伝達することを5000年も前に人間が考え出したこと、また、このように単に装飾のための柄・デザインとも取れる絵の羅列を、意味を持った文章と気づき、タイムカプセルのベールを剥がすように解読した人間の英知と感性につくづく感心する。

文化とは、考え出したアイデアや感じて産み出したものを人から人へ伝達することなのだと改めて思う。

私にとってロマン溢れるヒエログリフだが、自分の名前をヒエログリフで表すとどうなるかということは、考えたことがなかった。

それが、バスの中でガイドのモハメッドさんのツアー客向けのある宣伝文句に乗ったことがきっかけで調べてみることに・・

モハメッドさん
「エジプトのお土産にエジプト綿のTシャツに、ヒエログリフで自分の名前やご家族の名前を刺繍したものはいかがですか?」 と。
これもガイドの仕事のひとつなのだろう。

ヒエログリフとアルファベットのカラー版の対比表とTシャツ注文書を配りながら、エジプト綿花が上質であること、その綿糸で作られたシャツはいくら洗濯しても型崩れや色落ち、毛羽立ちしないことを力説していた。
そして、ちゃんと自身も自分の名のヒエログリフ刺繍入りTシャツを着用してきている!

紺地にギザの三大ピラミッドも合わせて刺繍されたタイプのもので、似合っていた。もう一人のガイド(レストラン手配や工程管理担当)のモハメッドさんも、白ポロシャツに刺繍が背中に入ったタイプのものをかっこよく着ていた。

注文書を出しておくと、注文書に記載のアルファベットをヒエログリフに変換し刺繍して帰国前までに渡してくれる。刺繍は胸でも背中でもOK!ピラミッド入りやカルトゥーシュ(楕円の枠)刺繍の中に名前を入れることもOK。サイズは6種類、色は18種類から選べる。
値段は、Tシャツが1枚1500円(または15US$)、ポロシャツは1枚2000円(または20US$)。

ヒエログリフとアルファベットの対比表を見て、ヒエログリフにした時の絵文字の種類や配列のバランスを考え、刺繍を苗字にするのか名前にするのか、ニックネームにするのか、会社名にするのか、自由に指定できる。
私は苗字にすると「A」が3回入り、Aは鳥で表され「鳥」が一文字おきに3羽入ることになるが、これで1枚頼むことにした。Nさんは娘の名入りで注文していた。

すっかり宣伝に乗ってしまったが、おかげでヒエログリフを構成する絵文字の一つ一つを凝視できた。

ヒエログリフはお札のエジプトポンドにもカルトゥーシュの中に王や王妃の名前が縦書きに印刷されている。
(金製品のお店では、金のカルトゥーシュ板に自分の名前をヒエログリフで入れてくれる)

ヒエログリフは、縦書きも横書きも両方可能で、右からも左からも書ける。
では、鳥やヘビなどの絵が並んでいるだけの文だが、書かれたものを読む時はどっちから読めば良いか?
答えは、鳥や動物の顔が向いている方向から読むのだそうだ。

ヒエログリフは、紀元前3000年頃発明され、紀元400年頃までの実になが~い期間使用されていたという。
1799年ナポレオンのエジプト遠征の際にナイル河畔ロゼッタ村で発見された玄武岩(=ロゼッタ・ストーン)に絵文字刻まれていたのを、フランス人学者シャンポリオンが1822年に解読した。
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