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エジプト・トルコ旅行2008 全100話 写真1000枚!

エジプトとトルコへの初回訪問(2008年7月)!カルチャーショック満載の旅、すべて見せます、綴ります。全100話!

太陽が恋するエーゲ海

2008-11-17 | トロイ~エフェソス~アイワルク
エーゲ海を望むアイワルクでの早朝。

身を焦がしながら、薄雲を溶かすように太陽が海面から立ち昇るその姿に眼も心も奪われ、私はホテルから浜辺に出た。
朝の穏やかな空気が太陽の想いを真っ赤な色に代え、エーゲ海に伝えている。
光の粉をぱらぱらとまるでさざ波に託すように海面に散らしながら、太陽はゆっくりと昇っていた。

太陽自身の姿は赤でもなく金でもなく、厚い光を全身にまとってはいるが全くの無垢の純白に見えた。

エーゲ海は、古代より数多くの文明を産んできた。
クレタ島のミノス文明に始まり、古代ギリシャ文明、その後エーゲ海周辺にペルシャ、ローマ帝国、東ローマ帝国、オスマン帝国・・・・
様々な都市国家ができては滅び、この海を中心に様々な文化が生まれ、文明が生まれた。
今でも、エーゲ海の海底には、多くの遺跡が眠っているという。
きっと美しい女神像、勇者の彫像、神殿、そして何槽もの戦艦が眠っているに違いない。まだ明らかになっていない人類の歴史が潜む海、エーゲ海!


太陽は、海を照らし、雨を降らせ自然を育み、人間に富を与える。そこに情熱が生まれ、交錯し合い、炸裂して、果てた人間はやがてまた海に還って行く・・・

しかし、その過程で数々の美しい歌が生まれ、芸術が生まれ、哲学が生まれる・・・
太陽は、再び照らし海からそれらの美しいものを昇華させ、永遠の光に換える。
・・・そしてその光があるから、人間は今日を生きられる。

太陽が昇る朝がある限り、人類もまた果てなき旅路を行くのだろう。


美しい地球の美しいエーゲ海。
きっとここには、どの海よりも多くの美しい人間ドラマが眠っていることだろう。
そのすべてを見てきた太陽だからこそ、こんなに明るい光をエーゲ海に注ぎ、今日の始まりに何かを問うている。

熱く燃えても、あからさまでなく、相手を信じ、遠くで見守り、永遠の愛を約束して光を放つ。
きっと太陽はエーゲ海に人間に大人の恋をしている!


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海浜リゾート「アイワルク」

2008-11-14 | トロイ~エフェソス~アイワルク
アイワルクは、エーゲ海沿いの小さなリゾート地。
とても落ち着ける海浜リゾートで、できればもっと長く滞在したい素敵なところだった。
トロイから私たちを乗せたバスは、しばらくオリーブ畑の広がる景色の中を走り、その後はずーっと右手に青々としたエーゲ海を臨む景色の中爽快に走行し、ここへ到着。
トロイからは約145Km。この日イスタンブールから総計移動距離約500Kmを走っところで、このアイワルクに宿泊することになった。

バスで通ったエーゲ海沿いは、アイワルクだけでなくどこでも海水浴を楽しむ人たちで賑わっていた。


宿泊した「HALIC PARK HOTEL」。
昨日ブログに、このホテルの素晴らしい「すいかアート」をアップ
リゾート気分を盛り上げてくれて、それでいてアットホームな感じの温かみを与えてくれるホテルだった。

ホテル玄関前から道路を挟んで直ぐ目の前がもう海になっている。お部屋からもオーシャンビューだった。


ディナー後に、もう一度ビーチに出てみたらまだ大勢海水浴を楽しんでいた。水着を忘れた私と友人Nさんは、ここでもスカートをちょっとたくし上げてひざ上までの海水浴。
この時、時計を見たらすでに20:00をまわっていたが、まだこんなに日が高かった。完全に日が落ちたのは、21:00頃だったと思う。(太陽は海と反対の方角に沈んだ。)
 

ホテルに準備されていたセルフサービスのフルーツ、ぶどうとネクタリン。
どっちも美味しかった!

バイキングのお料理は、レストランとレストランからプールサイドへ続く屋外スペースの両方に用意されていて、種類も豊富だった。



上の写真の手前にちらっとしか写っていないが、ここでは小さな魚を何匹でもお好みで、その場でから揚げにしてくれた。あっさりした味で丸ごと食べられた。下の写真は、トマトなどの野菜と牛肉の炒めもの。香辛料が程よく効いて美味しかった。
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