中国で見つけた、謎の肉（犬好きの方はご用心）

　中国では犬鍋のシーズン到来です。こんなことを言うと、ワンちゃんを飼っておられる方から非難を浴びそうですが、異国でのお話ですのでご勘弁ください。まず始めに説明しておきますが、中国の犬肉は食用のため計画的に繁殖されたもので、ペットの犬とは全く別物です。絶滅の恐れも、感情的な抵抗もありません。通常の焼肉と同様だと思ってください。かわいい牛さんや豚さんを焼肉にするのと同じ感覚です。

　辛く煮た犬鍋は最良の一品で、冬に食べると身も心もカッカとしてきます。肉食動物は冬を前に脂肪を蓄える習性があるため、犬肉も冬場がシーズンです。中国では冬が近づくにつれ、犬肉を目にするようになります。近所を散歩していた時に、こんなものを見かけたので、ノキアの携帯電話で撮影しました。





　日本語に簡単に翻訳すると、犬肉48元（500グラム）、犬の腹？15～20元、犬の鞭（ペニスのこと。1本当たり15～20元）、犬の腸が1節当たり8元、犬の心臓・肝臓が1個当たり5元と書いてあります。ずいぶん堂々と商売しているな、という印象を受けました。


　よく見るとエグイですが、これがチャイナテイストだと理解して下さい。ただし、中国でも犬を買っている人は犬肉を食べません。飼い主の気持ちは万国共通ですね。

　中国では、ワンちゃんを放し飼いにしている主人がほとんどです。他人の迷惑や、犬嫌いの人の気持ちを考えて、リードで繋いでおくべきなのですが、そのような気遣いができる人々ではありません。わたしのアパートでは時々、深夜になると上のワンちゃんがご主人様の帰宅を待ち、「わんわん！」と元気いっぱいに吠えます。

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