中国の爪切り

　中国で生活していると、いろいろな物が日本より大きめに作られていることに気づきます。それで使いやすければ言うことなしなのですが、大抵は大きすぎるために使いづらかったり、資源の無駄遣いになっていることがほとんどです。そういったことを中国人に指摘しても、大きい方が偉いと勘違いしている人間であれば、聞く耳を持とうとしません。なんでも小さめに作りたがるのは、日本人だけなのでしょうか？

　中国を旅したことのある方ならばご存知かと思いますが、電車など公共の場で堂々と爪を切っている人間がいます。彼らのほとんどは、家の鍵などと一緒に爪切りを携帯しています。日本の爪切りを想像すると、とても携帯なんてできそうにありませんが、中国の爪切りはとても小さめです。ひょっとしたらそもそも、自分の家で切るよりも、携帯して外で切るために作られているのかもしれません。自分の家よりも、公共の場を汚すほうが気持ちいいという考えの人々ですので、これも仕方ありません。

　私が管理している「中国雑貨 パンダのお店」というネットショップでも、パンダの爪切りを追加しました。普段はキーホルダーや携帯ストラップとして、そして時には爪切りとして使用可能です。写真を見ていただければ分かると思いますが、爪切りがとても小さく作られています。キーホルダー兼用だからというより、このサイズが中国では標準的です。







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