from タビーランド

タビーランドの住人【ティンキーウィンキー♂・ディプシー♀・ラーラ♂(26才自閉症)・ポー♂(19才)】のくらし

馬は馬でも…

2006-07-09 | ラーラ(お出かけ)
予定も宛もない日曜日
さて、どう過ごそう…
すると朝から電話が鳴った
お姑さんから、パパにお墓参りに乗せてってくれない?
午前中、邪魔と知りつつ墓参りに便乗!
この前ラーラを無事に帰してくれてありがとう と天国のお義父さんにお礼も言いたいし
案の定、我が家のおちび達はおとなしく待てず…
お墓を掃除する間、車に乗って待つ
綺麗になったお墓に手を合わし早々に引き上げる
そして午後(長いよ…半日)
実家…と言っても今日母は日帰りバスツアーに参加で不在
父は?
電話してみる
が、留守電
携帯も…留守電
避けられてるかぁ~?
しょうがない
二人連れてドライブ
ポーは寝てしまってるから、ちょっと遠距離走ろう
と、三木まで
天気もよくなってきたし外で遊べそうだ
と三木ホースランドパークまで来た
ちょうど午後のイベントの時間に間に合った
にんじんタイムと引き馬体験
ポニーににんじんを掌に乗せてあげる
二人共、手をパーにして…ができない
結局私があげることになる
それでも大喜び!
ママの手ににんじん乗せて何がうれしい?
引き馬(ポニー乗馬)の馬、これってポニー?と思う程でかい!
さすがのラーラも歩き出すとビビる
半周くらいで慣れてきていい笑顔!
乗る前に
「しっかり両手で馬の鞍を持つこと」
念を押してたからちゃんと乗ってた
ポーまで「しっかり…」と言うと「ハイ」と返事…
乗る気満々だったみたいだけど、まだ小さすぎて無理だよ~
その頃、ジイジ(父)は…
場外(馬券場)にいたそうな
同じ馬でも行き先は大違い
一緒に阪神競馬場にでも出掛ければよかったわ~

ココセコム

2006-07-08 | ラーラ(その他)
ココセコムの契約をしてきた
基本利用料月額500円
他にもいろいろかかるけど
まぁ保険みたいなもの
お守りになればいい
どうぞ役に立てることなく過ごせますように…

もうちょっと薄く、小さくなればいいのに
バッテリーがあるからしょうがないのか

ビーズストラップ

2006-07-06 | ディプシー(日記)
新しい携帯電話のストラップ
ビーズ手芸?手づくり!
でも、私にはそんな女らしい趣味はない…
実は、今日きこえとことばの教室の育成会で作ったもの
ラーラは去年の春、小学校に入学したのを期に通級を終えた
でも、私だけ育成会には入っていて、ちょくちょくと教室にお邪魔している
またいつかラーラがお世話になるかも…とも思うし
育成会に参加している先輩お母さん達の話も参考になる
五年生の自然学校の話や、中学校の特殊学級の様子…
ラーラは第一子だから、先の事が何もかも未知
ましてやハンデのある子が学校行事にどう参加するのか
数年先の事を思い描けると、少しは心強い
また、今小さい子を連れて通うお母さん達の姿を見るのも、何年か前の自分達を見ているようでおもしろい
先を思ったり過去を振り返ったり…
今を見つめ直すにはいいきっかけになる
しばし日常を忘れて、小さな小さなビーズと格闘
涙なみだのあの頃があって今がある
今を生きた先に、まだ見ぬラーラの未来がある
今を大切に
そんな思いを込めたストラップ、携帯電話に付け替えて
明日からもがんばろ~

反省と対策

2006-07-05 | ラーラ(その他)
土曜日の失踪(?)と捜索
反省するべき点はいくつもある
まず、付いてくれてたボラさんから、いなくなった時の状況やその直後の行動について
メールで改めて教えてもらうことから始めた
それで先日ここに書いたような詳しい様子がわかった

ラーラがふらーっとどこかへ行ったのではなく
意思をもってその場を離れたということ

反省すべきは
 「手をふりほどいて走った」…しっかりと手をつないでいなかった(申送りの不十分)
 「行きたくないとラーラが思った」…見通しが立っていなかった(立ててやれていなかった)

30分余り一人で探して(周囲に聞いて回ってはくれていたけれど)大掛かりな捜索が遅れた

これも反省…
 「一人で探していた」…まず親に連絡してほしかった(緊急時の申送りの不十分)
 
後は…
 ラーラにワッペンや名札を付けていなかったので、周囲に障がいを持っていることがわからず
 気に止めてもらえていないことが、ショッピングセンターを容易にとびだせたことに繋がっている
 →外出時には(特に休日)ワッペンを付ける事を習慣化したい

 警察に捜索を依頼していたので、保護されてからすぐにラーラらしいとわかったが 
 服や靴に名前がなかったので、しばらくはどこの誰かわからないという状況があった
 →衣類・持ち物には氏名を書く(帰ってすぐに書いた)

ラーラ自身が交通ルールを身につける
一人で行動しない
 …そうして欲しい(できるようになってほしい)けれど、これは時間をかけてゆっくりと

他に今できることは?
 前々から考えてはいたものの実行できずにいたビラを警察(派出所)に持って回る
 (写真のビラが今回作ったもの)
  いざと言う時に助けになるかな?
  手元にあれば通報する時のスピードアップになるのでは?と期待
 月曜日に保護してもらったお礼とその後元気ですという報告を兼ねて
 管轄の警察署と届けた派出所に持って行った
 順次、近隣の派出所や民生委員さんのところにも持っていくことにしている
 
 後は、どこにいるかおおよその見当がつくようにGPS持たせるか~
 子供用携帯も出回っているけど、ラーラには不要な機能が満載
 常時身につけるのも難しいだろうし
 できるだけ機能がシンプルで小型・軽量なものを探そう
 今のところココセコムが有力
 早速資料請求をしてみた

考えると他にもすることはあるかもしれない
TOPPOとしてのマニュアル作りもそう…
 「人の多いところでは手をつなぐ」・「目を絶対離さない」という申送りは当然ながら
 緊急時の対応については、マニュアル化して会全体で共通認識としておくべきだろう
 今週あるTOPPO親のミーティングで、その辺りを話し合う予定にしている

人任せにしているからこんなことに…と言われないために
そうなってしまうと、これまで拡げてきたラーラのネットワークが水の泡になっちゃう
より安全に、より楽しく
ラーラ達の活動の場を拡げる努力をSTOPするべきじゃない
するべきことをちゃんとして
これからもラーラが『いろんなところ』に『いろんな人』と行けるように
親として、できることをしていこう




無事でよかった

2006-07-03 | やられてしまいました…シリーズ
やっとUPする冷静さが戻りつつあるので…
土曜日のこと
この日は、TOPPOの第一回目のクッキング
12:30に会場であるキッチンスタジオに集合して
子供たちは、担当のボラさんと各自ペアを組んで買い物へ
その間に会場の設営というか、準備や段取りを残った親で進めていた
買い物に行く先は、徒歩5分程のすぐ近くのショッピングセンター
買うものは、自分のジュースと後一つ調理にいるもの(ラーラは天かす)
簡単な買い物
1対1でサポートしてもらえば楽勝
『油断』以外の何ものでもなかった
出発して30分…40分…
帰ってこない…連絡もない…
しびれを切らせて、ラーラとペアのボラさんの携帯に連絡をした
すると
「いなくなってしまって探しているんです…」

すぐに探しに出た
心配して数名のボラさんや他の子のお父さんも探しに出てくれた
手分けして探す
すぐに担当ボラの子に会えた
聞くと、もういなくなってから30分ほど経っていると言う
マクドナルド、駅、バス停…ラーラの行きそうなところに、姿はない
数人で歩いて探しても、もうらちがあかない
ショッピングセンターのインフォメーションで迷子放送をかけてもらう
氏名・年齢・服装、そして見かけたら連絡を…との内容で
駅へも再度確認へ
どちらも、情報があれば携帯に連絡してもらえるように依頼
そして、派出所
こんな時に限って留守だ
でも悠長に探してられない
派出所内の電話を鳴らす
しばらくして連絡を受けた巡査さん達が戻ってきてくれた
例のごとく、後ではあかんの?と思うような聞き取りが始まる
住所や学校は探すのに必要なくない?
でも手早く本題に入るために、冷静に受け答え
「赤いポロシャツに青い半ズボン、身長120㎝、知的障害があってしゃべれません
交通ルールや危険が解らないのですぐに保護してほしい、その他…」
無線で地域一帯に連絡、すぐに動いてくれた
間もなく、ショッピングセンターに通勤して来た女性が、店内放送を聞いて
「よく似た子供を車で来る途中に見かけましたよ」との一報
すぐにパトカーで目撃された場所へ向かった
その途中で、無線に「捜索中の児童らしき子供を保護」との連絡
中央分離帯ごしの反対車線に、パトカーが二台止まっていた
中には赤い服の子供が乗っているのが見えた
Uターンできるところまで走って戻る
「お母さん、あの子に間違いないやろぉ、もう大丈夫や」
とお巡りさんが声をかけてくれる
パトカーの後部座席にちょこんと座ったラーラ
何事もなかったかのようにすました顔
保護して下さったのは、たまたま通りかかった警察関係のご夫婦
地下鉄沿いに走る、バイパス的なその道路
道路沿いに歩道はあるものの、横断はできない交通量もかなり多いところ
そこをふらふらと車道に出たり入ったりするラーラを、何台もの車がよけて通っていたそうだ
危ないとみかねたご夫婦が、車を停めて保護してくれた
そして受け答えのできないラーラを、警察に連絡しパトカーが駆けつけたよう
  たまたま
   たまたま
無事に見つかったことは、本当に奇跡的な確立
車にはねられたとしても
誰かに連れ去られたとしても
決して不思議ではなかった状況
1時間もの間、ラーラをそんな状況にさらしてしまった
その間のラーラの行動を想像するだけで、血の気が引いた
いなくなった場所から、保護された場所までは車だとすぐ
でも、歩いて(走って)…
どこをどう通って行ったのか?
あのバイパスをどれだけ走ってきたのか?
何台の車がラーラをよけて通ったのか?
左腕とシャツの左半分が真っ白になっていた
ガードレールに体を押し当てて通ったに違いない
でも、幾つか考えられるルートに、長いガードレールはそう見当たらない
中央分離帯にはずーっと続いているけれど…
まさか?車道の真ん中を逆走したの?
考えれば考える程、恐ろしい
というか、頭が真っ白になっていく
夜、すやすやと、いつもと変わらず隣で眠るラーラを見ると涙が出た
帰ってきてくれてありがとう
今ここにいてくれてありがとう
私の心中を察してか、ラーラはその日もその翌日も、私にそっとくっついてきた
いつもの んぎゅ~ ではなく
ぺたっ そーっ と優しく寄り添う
それに応えて私もそっと抱きしめる
「そばにおってよ」
「うん」
わかったかわからずか…
でも、いてくれるだけで充分


これは、無事でよかった…で済ませてはいけない
何でそうなったか?
どうしたらそうならずに済んだか?
冷静に、そして充分に反省して手を打たないといけない
反省はまた改めてここに