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平和について思うこと(再編集後の書き終え時間0:56)

2009-09-12 23:39:27 | 一日一票entry
今日
土曜プレミアムにて
『戦場のメロディ~108人の日本人兵士の命を救った奇跡の歌~』
をみた

本作は、実話を基に制作されているが、
一部フィクションで構成されている

要点を掻い摘んで(かいつまんで)いうと、
フィリピンのモンテンルパ収容所に入れられてしまった
日本人兵士たちが
3人の日本人の働きかけにより、
当時のキリノというフィリピンの大統領の
特赦(とくしゃ)を受けられることになり、
解放されたという物語

その捕らえられてしまったほとんどが誤って戦犯の容疑がかけられた兵士たちだった

罪状はフィリピンの一般市民を虐待・殺害…

昭和20年8月15日終戦を向えた日本だったが
彼らにとっての戦争はまだ終わっていなかった

祖国から見捨てられた
モンテンルパの収容所にいた108人もの日本人兵士たちを救ったのは

受刑者を教えさとす・教誨師(きょうかいし)の
加賀尾秀忍氏

当時、国民的人気歌手だった
渡辺はま子氏

そして、復員局勤務・フィリピン担当の
植木信吉氏

の3名だった

解放に到ったきっかけは

日本人戦犯者たちが、作った歌

『あゝモンテンルパの夜は更(ふ)けて』

という曲

主に作詞を担当されたのが代田銀太郎氏
主に作曲を担当されたのが伊藤正康氏

その曲を
ある人に聴いてもらうための機会を設けるために必死の努力をされた
教誨師・加賀尾秀忍氏

そう
ある人とは当時のフィリピンの大統領であった
キリノ氏

やっとの思いで加賀尾氏はキリノ氏との面会に漕ぎ着ける

その時渡したものが、
当時の人気歌手・渡辺はま子氏が歌った
『あゝモンテンルパの夜は更(ふ)けて』の歌う部分が
音の旋律でオルゴールとなった綺麗な表紙付の小冊子だった
その見開きを開くと
“悲しい”という言葉では足らない
壮絶な苦しさや辛さの音で充ちていた

キリノ氏はよい方向に考えを改めた

そして、1ヶ月後―

特赦がおり、はれて解放へ

解放となった日本兵士の中には
素直に喜べず複雑な思いの人も居た

前川さんだった

妻・邦子さんは、夫である前川さんの誤った戦死の知らせを聞き
絶望で打ちひしがれる

前川さんが亡くなったと聞いた妻・邦子は、
その言い表すことの出来ない深い悲しみのためか、
雑草を食べて過ごしていた
生活苦もあったのだと思う
それを心配してか知人が再婚を勧め
前川さんとは違う男性と再婚することを決める

だが、前川さんは生きていた
モンテンルパの収容所で
それを妻・邦子が知ったときにはもうすでに再婚していた…

解放の知らせが日本中を駆け巡り
日本はお祝いムード

前川さんが帰国した後(のち)
ほどなくして
再婚相手であった男性が自分の幸せを犠牲にし
身を引いてくれ、
また、夫婦と家族は元の形に…

兵士が帰ってきた家族―
幸せばかりとは限らなかった
無実の罪で処刑され
亡き骸(なきがら)となって
日本にやっと帰ってこれた方も中には、いらして
残された家族は
空しいという気持ちを通り越し
その中には怒りの感情もあったと思う


日本では、当時、
この3人の働きかけがある前、
モンテンルパで戦犯とされてしまった日本兵士たちの存在を
あまり知られていなかったのだそう

でもこうやって、祖国に見捨てられそうになりそうになっても、
心優しく、正義感の強い人々がちゃんと救ってくれたこと
誰ばれ為しえない、すごい偉大なことだと思います

そして、改めて歌の力って凄いんだなと感じました。
こういった人の心を突き動かすことの出来る歌を歌える人になりたいなって。


戦争の時代を知らない私が言うと綺麗事みたいに聞えるかもしれないけど
今夜は
いつか全世界が争いごとの無い平和で
美しき世界となれたらいいなという思いから

♪Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-(最後サビ~エンディング)

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こういう票の入れ方って、蟻なの?>i_


最後に

平和で暮らせていることに
“幸せ”と感じられる人で私はありたい