詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

私にもできること。

2020-02-16 12:14:00 | 千駄記


今日は朝から曇っています。
昨日は第三土曜日。
私の短歌教室がありました。
いつも送迎している会員さんは体調を崩した
とのことで欠席すると連絡あり。
時間ができたので、工場に出て作業の段取りを組んだ後、
短歌文法の本の初校を持って文京区小石川の飯塚書店に伺う。
土曜日にも拘らず飯塚社長はご出勤で原稿を渡し、少々立ち話。
その後、短歌教室の会場である杉並会館に向かう。
会場の目の前に荻窪八幡神社がある。
時間があるときは必ずお参りする。
はらいたまえ、きよめたまえ、かむながらまもりたまえ、さきわえたまえ
と三度唱える。

13:00開始の1時間前に到着してしまう。
Oさんが会場に入ったところの階段に
ぽつんと一人座っている。
彼女はこのところ体調を崩して欠席しておられた。
「おお、久しぶり!」と言いながら隣に座る。
薬の副作用で手が痺れて云々と堰を切ったように
しゃべり続ける。誰かに聞いてほしかったのだろう。
相槌を打ちながらあれこれ語る。
死にたいとも思ったけれど・・とまで言う。
まだ回復はしていないけれど倒れてもいいからと
思ってやってきたのだと言う。
みなさんといろんな話をしたかったのだろう。
月に一度、短歌を通じてあれこれ語る。
短歌よりも皆さんにとっては重要なことなのかもしれない。
まもなくぽつぽつと会員さんが到着し、話の輪に加わる。
私は輪を離れ一服つけに行く。

13:00~15:45まで出席者8名と歌を語り、人生を語り、来し方を語る。

じゃ、と手を振り私は駐車場へ向かう。
「今日は楽しかったわね」
と私の今は亡き母より年長の生徒さんたちが
話している声が背中に聞こえる。
何よりだったと思うのであった。

おしまい。

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