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魔法少女リリカルなのはStrikerS 9話 「たいせつなこと」

2007年06月02日 23時45分43秒 | 『リリカルなのは』
 
魔法少女リリカルなのはStrikerS 9話 「たいせつなこと」


【プロローグ 語り:ティアナ】

自分の失敗が許せなかった
だから強くなりたかった
だけど、やっぱり何も出来なかった
間違ってるって叱られて、きっと幻滅された
隣を走る相方にも迷惑をかけて、悲しい思いをさせた
私のしてきた事は、選んできた来た道は、全部無駄だった・・・



①今回の主なキーポイント

ティアナの無理な自己訓練が、かつてのなのはと同じだった。
シャリオがなのは達の過去をフォワード達に明かした。
ストライカーの意味。
なのはとティアナの意思疎通が紆余曲折を経て最後は上手く行った事。



②スカリエッティの意図を見抜いたフェイト

敵と見れば、勇んで赴き排除する。
飛行速度がアップしたガジェットⅡ型が海上で旋回しながら、六課の攻撃を誘っていた。
しかしなのはの助言により、手の内を見せない従来の攻撃で撃墜するとフェイトは判断をする。
よってスカリエッティの思惑は叶わなかったらしい。
ここで高度な魔法を出すか出さないかによって、今後の戦況に大きく左右する。
歴戦の魔導士の勘が見事当たったという事になる。
もし今回の作戦にティアナが参加していたら、ティアナの戦力データをもっと欲しがるスカリエッティの思うツボだったのかもしれない。



③騎士の一喝

なのはからの待機外し命令の意味を理解出来ずに反論したティアナ。
自分は凡人だから出撃させろと言う、まるで特別扱いをしろとも言わんばかりな卑屈さを見せる。
そんなティアナをシグナムは殴った。
今の自分の体調とも向き合わないような、口だけの者は足手まといにしかならない。
自分の無理がどれだけ周囲に迷惑がかかるかをシグナムは拳という不器用な方法で言い聞かせようとした。
シグナムとティアナはポジションが違うが、共に前線で指揮をするタイプなので共通する部分がある。
冷静になれないティアナが出撃しても、過去のなのはと同じ目に遭うのが目に見えている。
そんななのはを、ヴィータやシグナムは痛い程知っている。



④ルーテシアの通信

ルーテシアやゼストからスカリエッティへの通信は滅多に無いらしい。
ガジェットⅡ型が近くで飛び回っていたので、手伝おうかという意味で通信してきたのだろう。
スカリエッティはガジェットドローンは壊される為の単なる玩具だと笑い捨てた。
ルーテシアはスカリエッティに何かを言いたかったのだろうか。
実験体も結局は単なる玩具に過ぎないと言われるのではないかという猜疑心を抱いた可能性も有り得る。



⑤無理の使い所を誤ったばかりに

無理をして疲労を蓄積して行くティアナは、かつての高町なのはだった。
なのはは類稀なる才能を持っていた訳でもない、事件に巻き込まれたごく普通の少女だった。
魔法が使えたのは、たまたま魔力が大きかったに過ぎなかったから。
綱渡りな戦闘だけで経験を積んだなのは。
大切なものを守りたいが為に無理な大技魔法を繰り出したりして戦っていた。
まともな教導を受けていなかったなのはは、管理局入りをしても無理を重ねる。
その無理がなのはにとって当たり前になってしまった。
そして無理がたたった油断が、なのはの大きな負傷を招いた。

戦況においては、どうしても無理をしなければならない時がある。
ティアナのミスショットをしたあの戦法は、どうしても仲間を守る為に採らなければならなかった戦法だったのか。
模擬戦で出した教導外戦法は、無理をしてでも出す目的があったのか。
無理をしてでも上を目指したり、頑張る事は決して悪い事ではない。
しかしそれが自分にどれだけ跳ね返って来るかを知らないと、痛い目を見るのだ。



⑥シャリオの話の裏に

今度の騒動で不器用なやり取りしか出来ないなのは達に、もう見ていられないとシャリオは介入した。
シグナムとシャマルを交え、フォワード達になのはの過去の映像を見せる。
その映像にシグナム、シャマル、シャリオはかつてのなのははどういう戦いをしていたのか、なのはの受けた痛みや、なのはがどういう気持ちで教導をしているのかを語って行く。
なのはの過去を伝えようとしたシャリオ。
きっと部隊長であるはやてに、そうさせて欲しいと強く懇願したのだろう。
オペレーターをリインに変わって貰った事から、はやてはシャリオに全てを託したようだ。
作戦終了時のはやての横顔には、ティアナやなのはへの心配が窺える。
シグナムとシャマルがなのはの過去について漏らさず話したのは、シャリオの話にはやての気持ちが込められていたからなのだろう。



⑦ストライカー

エースと呼ばれる優秀な魔道士の上を行く魔道士をストライカーと呼ぶ。
4人全員がストライカーになれると思ったから機動六課に招いた。
なのはの教導内容には、4人それぞれの将来を見越したデバイス開発や教導プログラムがきちんと考えられていた。
ストライカー達の集り、ストライカーズ。
高町なのはの願いはかつての自分の二の舞を起こさせないよう、しっかり訓練をつけて成長したストライカー達を輩出する事。



⑧根はとても優しい先輩

なのはは怒る時は本当に怖い。
普段はとても優しいなのはは、ティアナを撃墜した魔法訓練弾にダメージ効果をゼロにしていた。
無理をしているティアナにダメージを与えたら訓練事故にも繋がりかねないからだろう。
ティアナが倒れたのは、何もかも終ってしまったという無力感が襲い、無理がたたった過労の反動が脱力感として表れたのだろう。
なのははティアナへの懲罰にかなり気を割いていた。
甘さも目立つのだが、それは訓練メニューへの甘さではない。
それが出すぎて、出撃の際にはヴィータに半ば呆れられる所もあった。

ティアナは今の自分が過去のなのはと同じだった事に気付かされた。
なのはが教えたかった大切な事がようやく解って来た。
衝撃を受けたティアナになのははそっと近付く。
ティアナにはティアナなりの才能があり、それはこれから伸びて行く。
ティアナが執務官希望である事に、なのははそれに見合ったデバイスを用意していた。
そして模擬戦で出したティアナの戦法がモード2に近かったから、いずれは段階的に教えて行くつもりだった。
今のティアナにはなのは程、頼もしい先輩はいないと思った事だろう。
そんな年上のお姉さんであるなのはに、ティアナは亡き兄のような面影が見えた事だろう。
ごめんなさいという気持ちと、兄に甘えていた昔の自分を重ね合わせて、なのはの胸の中で泣くティアナ。
今だけは思いっきり泣き、明日からはきちんと再スタートをしようではないか。




【展望】

人の過去を何もかも話してしまうのは良い事ではないが、今度の場合は仕方が無い。
なのはは作戦が終ったら、自分の過去をティアナに言うつもりだったのだろう。
人がやろうとする目的の意味が解り合えた時、後は時間が解決して行く。
部隊長であるはやては、六課1人1人の事をきちんと考えている事が解る。
悪い過去は誰も簡単に明かしたがらない。
それでも知ってて貰いたい事がある。
なのはがシャリオの告白に驚きはしていたが怒っていなかった。
やはり自分の過去を話そうとしていて、それを先に話して貰ったという感じ。

これにより、六課内のわだかまりは解消された。
ティアナのクロスミラージュ・モード2が活躍する日は近い。
と同時に、スバル達にもティアナのような違った戦い方がお目見えするのかもしれない。
10話・11話ではフォワード達に休暇が出る。
仕事から離れた本来の4人はどんな休暇を向かえるのだろうか。
なのはが里帰りした時のように、どのような歳相応な振る舞いを見せてくれるのかが楽しみ。



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