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魔法少女リリカルなのはStrikerS 第24話 「雷光」

2007年09月15日 23時54分32秒 | 『リリカルなのは』
 
魔法少女リリカルなのはStrikerS 第24話 「雷光」





【プロローグ 語り:フェイト】

一番古い思い出は、大好きな母さんと微笑み合っていた記憶
だけど母さんといたのは私じゃなくて、死んでしまった私の姉さん、アリシア・・・
アリシアの記憶を受け継いで生まれてきた私は・・・、だけどアリシアにはなれなかった
母さんは私の手を取ってくれなかった・・・
少し淋しい記憶を残して、逝ってしまった
私の大切な子達には、そんな思いをさせたくなくて・・・
だけど、私は・・・




①今回の主なキーポイント

ゼストとレジアス、過去の経緯。
ルーテシアの母はクイントの同僚。
ルーテシア最強の召喚虫ハクテンオウと、キャロ最強の召喚竜ヴォルテールが激突。
フェイトの意志を継ぐ子供たち。
立ち上がった機動六課の魔導師。
スカリエッティの逮捕、しかし事件は解決しない。
戦う事しか知らない者でも生きていける事を彼女は教えてくれる。
最後の砦のナンバーズ。




②全ては8年前に




レジアスは自身にスキルがある訳ではないが、誰よりもミッドチルダ地上の正義と平和を望んでいた。
しかし犯罪は一向に絶えない。
管理区域上の問題で、優秀な魔導師の配属は本局主体となってしまう。
これでは地上の小さな事件は黙認しろと言わんばかり。
本局への妬みは彼にとって当然の事だったに違いない。
自身にはカリスマ性がある。
上に登りつめてミッドの正義と平和の為ならば身を粉にして“何が何でも”成し遂げよう。
そして本局と地上本部の確執が表面化して行く。
いつしかレジアスは最高評議会の手の上で踊らされるようになり、戦闘機人導入の模索を地上本部内の最高機密として推し進めるようになった。
しかし親友であるゼストとその部下は最高機密である戦闘機人の実験を犯罪として追いかけていた。
ゼストの部隊は市民の平和を守る為に正義を押し通したに過ぎない。
レジアスはゼストに手を出すなと警告をし、戦闘機人事件から外そうとする。
しかしゼストはその前に目星を付けていた戦闘機人の実験施設に突入する事を決行する。
レジアスの辞令前に実験施設へ突入したゼスト隊。
ゼストは戦闘機人、チンクに殺されてしまう。
チンクの右目の眼帯はその時の戦闘で深手を負った時の名残で、ゼストとの戦いがいかに壮絶であった事かが窺える。
次々に壊滅状態へ陥るゼスト隊。
そしてクイントは帰らぬ人となる。
ゼストとクイントと同僚のメガーヌ・アルビーノは人造魔導師の実験素材になり、メガーヌの娘も人造魔導師の実験素材として回収される。
これが今のルーテシアとなり、ルーテシアが以前にラボで見つめていた女性が本当の母親メガーヌであった。
ルーテシアにレリックNo11の収集をさせていたのは母親を半ば人質に取り、クアットロが操っていた事にある。
ゼストとメガーヌが実験素材として扱う事に最高評議会はレジアスに内密にしていた。
スカリエッティの通信で親友の死を知ったレジアス。
それが生き返らされて自分の所に向かって来るとあれば、レジアスが戦慄するのは当然の事。




③何もかも遅かった




レジアスはゼストが来るのを待っていた。
そしてゼストに何を言いたかったのか。
しかしレジアスの横で震えていた秘書官らしき女性が本性を現し、レジアスに牙を向く。
秘書官の正体はナンバーズⅡ、ドゥーエ。
IS名と固有武装(カギ爪)はまだ不明だが、暗殺と姿を変えるのが主なスキルらしい。
ドゥーエの鋭いカギ爪がレジアスの身体を背後から貫く。
そしてオーリスは彼を“父さん!”と叫ぶ。
俺はいつでも遅すぎる・・・。
もっと周囲に気を付けていればレジアスは殺されなかったかもしれない。
もっと早くレジアスの元に着いていれば殺される事も無かったかもしれない。
そしてレジアスの言葉を聞けたかもしれない。
せめて親友の仇は取る。
シグナムが到着した時はもう終っていた。
ここで戦闘機人の上位ナンバー、ドゥーエは稼動を停止する。
ゼスト怒りの一撃はドゥーエを再起不能にさせたのかもしれない。
騎士の痛みと後悔。
同じ騎士であるシグナムにはゼストがどのように映っていたいたのだろう。




④フェイトのルーツ



幾度か出て来たフェイト出生の真相。
プレシアが溺愛した娘アリシアが死に、スカリエッティが提供した技術により、死んだ娘の記憶を持たせつつ遺伝子操作でコピーが作られた。
しかし生まれたのは記憶を持った別人。
アリシアにはなれなかった娘には、プロジェクト名をそのまま名前にした。
記憶転写クローン技術=プロジェクト・フェイト。
それがフェイト・テスタロッサ。
プレシア事件の根源が目の前にいた。
自分の生まれた意味が明らかにされた。
本来は生まれる事が無かった自分にフェイトは絶望を感じずにはいられないだろう。
しかし自分はこうして存在している。
自分が存在する意味。
独りきりでは何も考えつかない。




⑤召喚士最大の戦い






淋しいのはもうイヤだ・・・。
ゼストがいなくなり、アギトもいない。
今のルーテシアには敵を倒して母親を甦らせる事しか淋しさを紛らわす手段は無いと思い込んでいる。
エリオとキャロには優しくしてくれる人がいて愛されている。
だから何を言われても自分を解ってくれない。
管理局が干渉すればますます淋しくなり独りぼっちになる。
だからエリオとキャロは許さない・・・。
怒り、悲しみ、淋しさ、不安。
そしてクアットロにけしかけられて湧き立つ妬みと恨み。
それらの感情の爆発がルーテシア最強の召喚虫ハクテンオウを呼ぶ。
ルーテシアの全てを受け止めたい。
そして彼女の母親をきっと助ける。
以前に悲しみと怒りで召喚してしまった、最強の召喚竜ヴォルテール。
ルーテシアを救いたい決意でキャロは詠唱する。

天地貫く業火の咆哮
遥けき大地の永久の守り手
我が元に来よ黒き炎の大地の守護者
竜騎招来・・・天地轟鳴!
来よヴォルテール!!

ルーテシアはかつての自分達と同じ立場だった。
フェイトに出会う前の自分達。
淋しくて、信じられなくて、独りぼっちで・・・。
だからルーテシアの気持ちは痛いほど解る。
だけど変われる。
きっかけ一つで、思い一つで。
それを解ってもらう為に全力でルーテシアを受け止める。
嫌いだからと召喚虫を傷つけてまで酷使し、怒りをぶつけて行くルーテシア。
これはルーテシアとエリオ・キャロがぶつかり合って話している。
ルーテシア、エリオ・キャロの戦いは大掛かりな話し合いでもある。
感情一つ一つが双方にぶつかって行く。
やがてルーテシアのアスクレピオスに限界が訪れる。
ヴォルテールとエリオがハクテンオウとガリューを凌駕して行く。
それはまるでエリオとキャロの熱意がルーテシアの心に届かんばかりだった。




⑥待つのは母と同じ絶望への人生





エリオとキャロがルーテシアを圧した。
それを見ていたフェイトはバルディッシュをライオット・ブレードにモードチェンジし、スカリエッティの束縛から脱する。
しかしスカリエッティは動じない。
自分を倒しても、ゆりかごや作品たちは止まらない。
それにプロジェクトFを応用すればスカリエッティのコピーは生まれる。
戦闘機人12人、その中の1人でも生き残ればスカリエッティは復活する。
それは旧暦時代のアルハザードの統治者には常識の技術であったという。
だから戦闘機人12人を止めなければ事件は止められない。
スカリエッティは勝ち誇った態度で再びフェイトを束縛する。
彼はフェイトに絶望を味わさせて行く。
自分の見つけた子供は何でもいう事を聞き、決して反抗しない。
自分の思うように導き、自分の思うように使う。
自分の子供や周囲の人間は自分の道具にすぎない。
そして自分に向けられる愛情が薄れるのには臆病。
フェイトはスカリエッティに、プレシアにそっくりじゃないか。
お前は母親のように薄い絆にすがって生きて行くんだ・・・。
自分はエリオとキャロをその為に見つけ、戦わせていたのか?
確かに2人はスカリエッティが言うような子供かもしれない。
自分はプレシアと同じ末路をたどって行く運命なのだろうか。
そんな人生はスカリエッティが言うように無意味だったのか?
フェイトの耳には人生の絶望に繋がる事しか入らなかった。
自分は母と同じにならないよう、エリオとキャロに接して来た筈だった。
しかし結果、スカリエッティの言う事と殆ど変わらないではないか。
AMFの負荷がかかる中、フェイトは生きている価値さえも解らなくなって来た。




⑦フェイト・T・ハラオウン立つ






違う!!
自分達は自分で自分の道を選んだ。
フェイトさんの言われるがまま育って来たんじゃない!!
フェイトさんからは温かい居場所、たくさんの優しさ、大切なものを守れる幸せを教えてくれた。
助けて貰って、守って貰って、そして機動六課でなのはさんに鍛えて貰って・・・。
だから少しだけ自分で歩けるようになった。
だからフェイトさんは間違っていない。
不安なら一緒にいてあげる。
困ったら助けに行く。
もしも道を間違えたら叱って連れ戻す。
あなたの子供が、そして六課のみんながついている。
だから負けないで、迷わないで・・・。
・・・戦って!!

一時は二人が素直過ぎて迷った事もあった。
一時は自分達の声が通じていないのではと迷った事もあった。
フェイトのやって来た事、二人が受けた愛情は確かなものだった。
絆を確かめ合った時から三人は親子のように疎通していた。
それが強い励ましを呼び、フェイトは失いかけていた自信と戦う心に火を灯す。
エリオとキャロはかつての自分とは違い、自分の考え方をしっかり持って主張している。
こんな子供に育てたのは誰でもないフェイトだった。

ソニックドライブ、ライオットザンパー・・・。
フェイトは二人を思いながら魔力を増大させて行く。
自分は弱いから悩んだり迷ったりする。
それはこの先ずっと繰り返すだろう。
でもそれが私なんだ・・・。
二人の言葉がとても身にしみる。
導き、導かれ戦い抜く。
迷いから抜け出したフェイトは心置きなく戦う。
セッテのブーメランブレードを一撃で粉砕圧倒し、トーレを強大な一撃で圧倒する。
そしてフェイトの黄金の刃はスカリエッティを強襲する。
この力が一番欲しかった。
戦闘機人や人造魔導師を凌ぐ圧倒的な力。
口惜しい台詞を残しスカリエッティは倒される。
逮捕の宣告を受けながらもスカリエッティの表情はまだ勝ち誇るようにニヤけていた。
それだけクアットロとヴィヴィオに絶対の勝利を確信しているのだろう。




⑧ナンバーズ残り一人



ウーノはヴェロッサにセインはシャッハに圧倒され確保される。
ノーヴェはティアナの投降の呼びかけには応じず、戦う事しか出来ないのが戦闘機人だとティアナに抗う。
そしてディードが再び動き出し、ティアナに不意討ちしようと襲い掛かる。
しかしヘリからのヴァイスの遠距離狙撃によりディードは倒される。
ザフィーラの助言から自分の不甲斐無さを味わったが勇気を振り絞り、再びストームレイダーを手に取り戦列に復帰していた。
ヴァイスは過去に犯した誤狙撃の恐怖を乗り越え、見事ティアナを援護した。
戦う為の兵器だって笑う事も優しく生きる事も出来る。
戦闘機人に生まれても誰よりも人間らしく、バカみたいに優しく一生懸命生きている子を私は知っている。
その優しさが姉を見事に救った。
戦闘機人は戦うだけの存在じゃない、人でもある。
ティアナの説得に虚無感が生じたのか、ノーヴェは確保される。

スカリエッティまで倒したが、倒しただけでは解決にならない。
スカリエッティのコピー誕生阻止にはナンバーズを全員捕えないといけない。
ゆりかごが軌道ポイントに到着するまでに最後の戦闘機人であるクアットロを捕まえ、ヴィヴィオを止めないといけない。
クアットロは最後の一人として残忍な本性をより露にするだろう。
まるで自分にスカリエッティの子が宿ったようなそぶりを見せるクアットロ。
今一番に止めないといけないのはクアットロであろう。
聖王の鎧をまとったヴィヴィオになのはは圧されていた。
自分をママと呼んでくれたヴィヴィオが相手では戦いにくい。
なのははどうしたらヴィヴィオを助けられるか判らないままブラスターモードで戦っている。
まだ事件は解決していない。
ゆりかごの軌道ポイント到着まであと1時間35分。
勢力は押しているとはいえ、ここからが正念場である。




【次回予告 語り:フェイト】

ゆりかごの軌道ポイント到達まで、あと僅か
最終決戦の行方は星の光のすぐ先に
次回魔法少女リリカルなのはStrikerS
第25話「ファイナル・リミット」
本当の気持ちにテイクオフ


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