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魔法少女リリカルなのはStrikerS 第22話 「Pain to Pain」

2007年09月03日 23時51分52秒 | 『リリカルなのは』
  
魔法少女リリカルなのはStrikerS 第22話 「Pain to Pain」






【プロローグ 語り:はやて】

ミッドチルダの空に舞い上がった巨大戦“聖王のゆりかご”。
軌道上への上昇を許せば、ミッド地上の全てが人質。
訪れたのは未曾有の危機。
六課メンバーも総員出動。
スカリエッティのアジトへと向かったフェイト隊長。
地上での戦闘機人対応へと向うフォワード隊。
ゆりかご内部へと突入したスターズの隊長2名。
タイムリミットは後2時間と少し・・・。





①今回の主なキーポイント

ナンバーズを掌握するナンバーズ。
短時間でも長引く気持ちが焦燥感を呼ぶ各戦局。
戦いに出遅れた孤独な隊員。
自分の居るべき場所を敵に垣間見る融合器。
未だに気持ちを引きずる隊長。




②ナンバーズの序列



ナンバーズは番号が若い者程稼動履歴が長く、スカリエッティからの信望も厚く忠実。
ルーテシアの管理も任されているクアットロがナンバーズ達の監視役(特に妹達)で様々な指示、場合によっては裏から操作している。
冷酷、残忍な性格はスカリエッティに近いのか、まるでスカリエッティが現場にいるような感覚にも見える。
ナンバーズのクセを見ながらいかに狡猾に作戦を進めて行くかを考えるのがクアットロの役目。
苦しむヴィヴィオを目の前に、人としての感情を出したディエチ。
それを見下すクアットロは建前が上手く、他人に決して本心を見せない。
そのクアットロは玉座の間にいる。
なのはとクアットロが戦う事になるだろう。
もしクアットロが戦闘で追い詰められたなら、本心をどう出してくるか注目。




③昔みたいに戻れたら





機動六課襲撃後、重傷を負って眠り続けたヴァイスが目覚めた。
彼は機動六課主要メンバーの中、前線で戦う隊員達から出遅れた1人だった。
こんな時に自分は何を・・・。
「ヘリはアルトが操縦してるよ」
焦るヴァイスの元に現れた眼帯を装着した1人の少女。
ヴァイスが狙撃手を辞めるきっかけとなった、あの人質事件の少女だった。
その少女をヴァイスはラグナと呼び、ラグナと呼ばれる少女はヴァイスをお兄ちゃんと呼ぶ。
2人は兄妹。
ヴァイスは過去に妹が人質に取られ、武装隊として狙撃で妹を救出をしようとしたが、その狙撃魔法がラグナの左目を誤射してしまった。
実の妹を狙撃してしまってはヴァイスでなくとも誰もがトラウマになる。
ヴァイスが武装隊を辞めた本当の理由は妹へのトラウマが引き起こした、射撃スキルの減衰。
傷もだいぶ癒えて来たから昔みたいに話せるよねとラグナは微笑む。
あの事件以来、兄妹は自然と疎遠になった行ったが、ヴァイスの上司だったシグナムはラグナのケアに関わっていたらしい。
それもあってかラグナは兄を元気付ける明るさを取り戻している。
かえってそれがヴァイスに罪悪感を増幅させているのか、ラグナの顔をまともに見る事も出来ない。
隣の病床にいたザフィーラはアルトの頼みでヴァイスが目覚めるのひたすら待っていたという。
ヴァイスが目覚めると同時に満身創痍ながらもザフィーラは病室を出て行く。
明らかに戦場に向かうのだろう。
ヴァイスは止めるが、ザフィーラはヴァイスの悔やみに対し「決めるのは自分だ」と言い残す。
自分1人で何も出来ず、焦りと悔しさが募る。
ヴァイスはふとベッド横の机に置かれていた鈍い光沢に気付いた。
それは相棒ストームレイダー。
ヴァイスにはまだやれる事がある。
前を向くのも後ろを向くのもヴァイスが決める事。
ここに1つの「勇気」が試される場面があった。




④地上市街地の戦い









分断されたフォワード4人。
エリオとキャロはルーテシアを相手に説得しながら戦いを続ける。
ドクターに従って戦うのはレリック11を探してもらう為。
それがあれば母親に会える。
自身が不幸でなくなるかもしれない。
キャロはその不幸という言葉に敏感になった。
不幸だからって、人を傷つけても幸せになれない。
かえって欲しいものも幸せも見つからなくなる。
フェイトに引き取られるまで不幸と呼べる立場にあったキャロ。
だからそういう気持ちは解る筈。
解るからあなたの手伝いを機動六課でしてあげたい。
だからスカリエッティの手先として戦って欲しくない。
ルーテシアはあくまで母親に会いたいが為に戦っていた。
キャロの説得にルーテシアは心を動かされる。
しかしルーテシアを監視するクアットロは黙っていなかった。
得意のじょう舌でルーテシアをけしかける。
それでも迷う所をクアットロはすかさず遠隔操作で強制的に魔力を増幅させ、多数の召喚虫を呼び出す。
私を惑わすなという涙なのか、母親を人質に取るクアットロに対する涙なのか。
ルーテシアの涙から溢れ出す怒りと悲しみ。
真の敵は後ろから横槍を入れるクアットロだが、今は暴走し始めたルーテシアを止めるしかない。
しかしキャロは瞳を輝かせた。
ルーテシアをルーちゃんと呼んだキャロは何としてもルーテシアを救おうと決意を秘める。
キャロはヴォルテールを呼び出すのだろうか。
ルーテシアにも隠された召喚虫がいるだけに戦局は激しさを増す一方だ。




⑤ラボ内の戦い





シャッハはセインを確保する為にと、フェイトと別れ別れになった。
フェイトは1人でトーレとセッテを相手にする。
なのはと同様、AMFによる魔力の消耗が後の行動に影響を及ぼす事から、フェイトは2人を倒す事もままならなかった。
そこにスカリエッティが通信映像で現れる。
スカリエッティの言葉に怒りを露にするフェイト。
彼はそれをあたかも予測していたかのような口ぶりでフェイトの神経をさらに逆撫でして行く。
そこでスカリエッティがプロジェクトFの始まりを説く。
Fとはフェイトの頭文字。
基本設計はスカリエッティが組み立て、フェイトの母プレシアが完成させた。
フェイトがプレシアの娘アリシアのクローンである事は前々作で判明していた。
アリシアを失ったプレシアの心の隙をスカリエッティが突いた。
それがきっかけでフェイトの誕生に至った。
そのプロジェクトF第1号がフェイトであり、エリオはその後に生み出されたFの遺産である。
フェイトは自分という存在を生んだ創造主とも言える者を敵として追いかけて来た事になる。
プレシア似ですぐ激昂する・・・と、まるで父親のようにほくそ笑むスカリエッティ。
そしてスカリエッティはフェイトの目の前に姿を現す。
自身のISでフェイトを行動不能に陥らせる。
たとえ自分を生み出す技術を開発しようとも、フェイトは正しい生まれ方をしていなかった。
彼女がそれに対してコンプレックスを抱いているかは描かれていないが、だからこそ「娘」としてスカリエッティを捕まえようと躍起になるのだろう。
自分やエリオのような存在をこれ以上生まれさせない為に・・・と。
だが怒りと悲しみには直ぐに感情的になり冷静さを失う所はプレシア譲りだとスカリエッティは言う。
目の前にはずっと追いかけて来た犯罪者がいる。
フェイトは今ここで魔力を惜しみなく使い、スカリエッティに向かって行ってしまうのかもしれない。
もし目の前のスカリエッティが本物でなかったら、それこそスカリエッティの思う壺となる。
フェイトが執務官として冷静に事件解決に当たれるか。
それがカギとなるだろう。




⑥空中の激突





ゼストとシグナムはユニゾン状態で真っ向勝負。
実力はゼストの方が上で、シグナムの飛竜一閃が弾かれた。
そしてゼストの鋭く重たい一撃がシグナムのレバンティンの鞘を両断させる。
一旦は落とされたシグナム。
ゼストとアギトはそのまま地上本部へと向い、シグナムとリインはその後を追う。
シグナムは良い騎士だ・・・。
ゼストは武器を交える度に相手の長所を褒める。
シグナムは純粋な古代ベルカの騎士。
アギトの真のロードはシグナムかもしれないとゼストは言うが、今のアギトではとても聞き入れる事が出来ない。
ゼストは戦いを重ねるたびに体力が見る見る落ちていく。
そんな痛ましいゼストを命の恩人として何としても守ろうとアギトは頑なだった。
これでゼストは高確率で地上本部へ先に到達するだろう。
そしてゼストはレジアスに親友として何を伝えようとするのだろうか。
ゼストには時間が無い。
目的が達せられた後はゼストの遺志として、シグナムとアギトがユニゾンをする事が予想出来る。
魔力光から、リインはヴィータとの相性が高いように見える。




⑦悲しき姉妹の戦い





ギンガは強かった。
スバルは襲ってくる姉に本来の実力が出しきれていないよう。
戦う前は魔力によるK・Oをと考えていたが、実際に戦ってみると姉を敵として戦う事にどうしても気が鈍ってしまう。
ギンガが機動六課に出向してきたあの日。
模擬対戦をした2人の実力差は以前より大分縮んでいた。
ギンガもスバルの成長に驚き喜んでいた。
確かにギンガは戦闘機人として戦闘力は増大しているようだが、スバルのマッハキャリバーも以前より戦闘力が増している。
ギンガの躊躇の無い攻撃でスバルは押されっぱなしだった。
そしてそんな姉にスバルは悲しみの気持ちで満たされてしまっていた。
ギンガを救えるのはスバルしかいない。
こんな時になのはの声がそう届いたのなら、スバルはきっと何としてもギンガを戦闘不能にさせて確保しようと勇気を振り絞るだろう。
なのはは側にいない。
スバルの敵は自分自身でもある。
今はこれまでの中で一番に勇気が試される時。
振動破砕は使えないと決め込んだスバルだが、使う勇気が必要なのかもしれない。




⑧空の人間だから





ゆりかごの中、玉座の間を目掛けて移動するなのは。
ヴィータが先導してくれたお陰で魔力の余裕みも差ほど問題は無い。
なのはの脳裏に浮かぶのはヴィヴィオの事。
ヴィヴィオの元となった人物は300年も前の聖王時代に生きていた人らしい。
当然ヴィヴィオ親は存在しない。
そしてヴィヴィオにとってママとは“自分に特別優しくしてくれる人”という感覚で捉えているという。
なのはをママと呼ぶが、母親という認識ではなかった。
16話でなのはは、ヴィヴィオは快く引き取ってくれる幸せな家庭に行くのが一番だと言っていた。
その気持ちは今でも殆ど変わっていないらしい。
その理由がようやく明らかになる。
先ずはまだ自分の事しか考えられない事。
まだハッキリとした恋を経験していないであろう、なのはらしい言葉。
隊員の事は考えられるが、それはあくまでも仕事仲間や友達として。
家族としてどうあるべきかはまだ考えられないらしく、そんな自分は母親失格だとも決め付けてしまう。
そして一番の理由が自分は空の人間である事。
航空魔導師は陸戦魔導師と違い空中で戦う分、身の危険も大きい。
自分が一度墜ちているという事もあり、もしヴィヴィオが養子だったら、自分が何かあった時のショックは計り知れないだろう。
だからこのような事に関わりの無い幸せな家庭でヴィヴィオは暮らすべきだとなのは思う。
何かと悩むなのはだがヴィヴィオを目の前にした時、本当にその考えは変わらないのだろうか。
なのはとヴィヴィオの絆を結びつけるきっかけはきっとあるだろう。
迷いながらも、なのははヴィヴィオの待つ玉座の間を目指す。



※ゆりかご軌道ポイント到達まで、あと1時間44分




【次回予告 語り:ティアナ・スバル】

逃げる事の出来ない、自分だけの戦い。
自分が憧れた、本当に欲しかった強さ。
勝利を掴むのはいつだって踏み出す勇気。
次回魔法少女リリカルなのはStrikerS
第23話「Stars Strike」
思いを込めてテイクオフ



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