続き

で、タイトルにもありましたが、何が難しいのかというと、

うちの施設には福島から来たおばあちゃんがいて、その方は羽生くんの大ファンなんですね。

羽生くんといえば、フィギュアスケーター、ソチ五輪金メダリストとして、もう全国的に有名ですが、やはり東北では別格です。

宮城、仙台、福島…東北の方々には、同じ被災者として、東北のために頑張っている羽生くんはもうほんとに宝物みたいな存在だと、

いつも私に教えてくれます。

で、昨日の番組が、あそこまで重いとは考えていなかった私は、「羽生くん出るから観てね」と、言ってしまったのです。

翌日、おばあちゃんは寝てしまったので見れなかったと言いましたが、ほんとに観なくてよかったと。

だって、きっと観たら、辛くて泣いてしまう。

羽生くんの話をするだけでも、彼女はいつも最後は泣いてしまう位だから。

こういう時、被災された方と、していない者の違いはすごくあるなって、私はいつも痛感しています………力不足、難しいです、色々と。


だから、今度、羽生くんのスケートを録画したDVDを、代わりに観て貰おうかなと思います。
食堂のでっかいTVでみんなで。

難しいけど……

風邪をひいてしまいました。


昨日から鼻水が止まらなかったのですが、夜勤明けで帰宅したら、娘もマスクしていて、ついでに孫ちゃんも熱が……

私は鼻水鼻詰まり、クシャミとあり、夕方以降は筋肉痛も。

娘の旦那さんが美味しいお鍋を作ってくれたので、みんなで食べ(取り分けきちんとしながら)、薬を飲んで後はマッタリです。

今日仕事明けで良かった。

今日明日は体休めて、復活したいと思います。

さて、昨日のTV(櫻井翔くんと池上彰さんの)ですが、その中で、羽生くんが3.11、5年前の震災を振り返るというのがありましたが、

……想像以上に重かったです。

震災を知らない人達のために、震災を経験した人達のために、忘れないようにと再現したのでしょうが、

あまりにも辛過ぎると思います。

羽生くんが、自分の塞がりつつある傷を開きながらもやった事は間違いではないけれど、多分震災の辛さは、やはり体験した者にしかわからない。

想像し寄り添う事は出来ても、真の意味でシンクロすることは、きっとできない、なぜなら震災を知らない人は、実際に自分は傷ついていないから。

私の友達だった人は関東に住んでいて、あの時は少し地震に合った位で無事でしたが、精神的に打撃を受けて、しばらく落ち込んでいました。

私は関西なんで影響は全くなくて、TVを見て衝撃を受けていましたが、でも彼女の落ち込みに同情はできませんでした。
だって、打撃を受けるのは自然なことだけど、落ち込むほど、じゃあそれに対してなにかアクション起こした？

なにもしてない。
ボランティアで現地に行くこともなく、寄付することもなく、傷ついてもいないのに、ひたすら落ち込んでるなんて、私には自己満足の偽善にしか見えなかった。だから、正直すごくむかついた。

しかし、そう思う私自身もなにもわかっていないし、知らないんだなと。

震災に遭った人の大変さ、辛さ、悲しさは、わからない。

でも知らなくてもできることはあるし、思うことはできる。

羽生くんは、自分の傷を開きながら、そのキッカケを作ってくれているんだなと。
スケートを滑る事で、東北の、いや、関西もそうです、傷ついた人が少しでも癒されるように、前を向けるように、励ますようにと、もうずっと行動しているし、これからも多分一生なんらかの形で繋がっていくんだろうなと。

重すぎるけど、背負って尚、強くなってるし。。。

だから、私のような人間にでも、伝わりましたよ。

……長かったな、これだけ言いたかっただけなのに。