はっぴーばーすでい、ふうちゃん。

ふうちゃん。２歳です。
おめでとう。

大人しい犬を演じて、ぱぱに見初められて
我が家にやってきたふうちゃん。

あの頃は、まだゆうくんの面影ばかりを追っていたから
ゆうくんに似たダックスをどうしても探してしまってた。

みうさんという偉大な猫がやって来て
我が家は雰囲気が全く変わっちゃって
次に犬を迎えるのはどうかなぁなんて思ったり。
でも、ゆうくん色のダックスをみるたびに胸がぎゅんとなって
「ゆうくん、カムバック～」
でも、たとえ同じ色でもその犬はゆうくんじゃないんだよ。
でも、ゆうくんを取り戻したい～。

でも、でも、でも。

そんな私をぱぱは、まあ、大きく見守ってくれてたわけですな。
柄にも無く。
私がこの犬に会いたいってダックスのお店に行こうって誘ったら
即、連れて行ってくれたわけで。
まあ、ぱぱもゆうくんを失ってどうしようもなく淋しかったのは
おんなじだったわけで。

小さな小さなレッドのダックスをブリーダーさんが
わざわざ見せに来てくれたのに
「どうも、違う」
あたりまえやんね。ゆうくんとは違うわよ。
やっぱりね。ゆうくんはいないんだよ。

その時、ブリーダーさんがやってくる前に
もう、運命の出会いはあったんですわ。

そうなのよ。まったく、予定の無かったブラタンの男の子。
ぱぱが抱いちゃったのよね。

でも、その日はブラタンちゃんにさよならをいって
お家に帰ってきたんですよね。
だって、レッドじゃないんだもん。

でも、なんか気になる。
ぱぱもおんなじ。

ねえ、また見に行く？
そうしてみる？
あの仔、大人しかったもんね。びびりのくうちゃんだから
大人しい仔の方がいいよね。

で、もう、決定。
現在に至る。

大人しい仔なんて、何処でどう間違って思ったんだよ。
その日からくうを追いかけて
猫にもまったく動じない。

いい仔だ。ふうちゃん。
ほんまにいい仔だよ。
きっと、ゆうくんよりいい仔だよ。

おめでとう、２歳。
今日はくうにいちゃんとおそろいのマシュマロクッションの
プレゼントしかなくてごめんよ。
かあさんが全快したら、パーティしようね。



おめでとう、ふうちゃん。



新しい方のクッションににくうが寝てるんだけどさ。。