おまたせ、くうちゃん。

先月の終わりからずっとふうちゃんばかりで
家族もみんなふうちゃんを心配して
術後はふうちゃんの体調を気遣って
何度も行く病院のお出かけはくうはお留守番で。

術後、身体を震わせて痛いのを耐えてるふうちゃんが不憫で
その夜はほとんど眠れなくて、ふうちゃんも帰ってから一度も
しっこができなくて、トイレに連れて行っても立ちすくむだけで。
喉に麻酔の管が入ったあとが気持ち悪いのか、声も出なくて。
そんなふうちゃんをくうと一緒にリビングで一晩見守っていたんだけど

うとうとってした時に、いきなりくうのワンワンとほえる声で
はっと起きたのね。
猫でも２階から降りてきたのかな。。
と、思ったらそばにいたふうちゃんがいない。

リビングのドアは閉めたままで、そのドアの前でふうちゃんが座っていた。
トイレシーツは置いてあったんだけどふうちゃんはいつもの
トイレを使いたかったんだと思う。
いつもはひゅんひゅんってないて、トイレを知らせるふうちゃんなのに
その夜は声が出なくて、ただ、ドアの前に座っていた。

それを教えてくれたのがくうにいちゃん。
わんわん。ふうちゃんはしっこしたいって。

うう。かあさん感動。


ふうちゃんは開けたドアから一目散にトイレに向かって
歩いていって、大量のしっこをしましたの。
帰る前に皮下点滴を入れてもらったからしっこがたくさん出るのよね。

多頭飼いって、こんな感動が時々できるのよね。
血は繋がってなくても、一緒にいる家族愛っていうんだろうか。
ほんとの兄弟みたいにお互いにかばいあうことができるのよね。

みうさんだって、ぱるるだって降りてきてふうちゃんを
気遣う仕草をするんだもの（ちるるはしないけど）


そんな、おにいちゃんくうはこの２週間はずっと我慢してくれたのよね。
お母さんもお父さんもじいじもばあばもふうちゃんに譲って。
じっと、ソファの上で待ってくれてたよ。

もう、ふうちゃんは大丈夫だからね。
いつもの取っ組み合いもおっけい。
ボールの取り合いも大丈夫。

ふうちゃん一人のお出かけも、もうないからね。
一人でお留守番しなくてもいいんだよ。

ありがとう。くうちゃん。