日本海です。
角島大橋に行きました。
長門市仙崎と下関市の間にあります。瀬戸内海側から行けば1時間ちょっとで日本海側191号線。
以前はこの角島へは特牛(こっとい)港から船で行っていましたが、橋が出来て便利になりました。
私はこの橋が出来てからは一度も行ったことがなくて今日が初めてでした。
とても綺麗な橋です。
この角島と本州との間はとても浅くて、海底まで3メートル程度で船でこの間を航行する時は満潮時でも、とても注意が必要でした。
相変わらず、瀬戸内海とは全く違う透き通った青い海です。
角島へ渡りました。
以前とは別世界に来たかのように様変わりしていました。
昔、むかし、子供達を毎年夏休みに連れて来て民宿で一泊の海水浴をさせていました。
あの頃は、軽トラックの後ろ荷台が客席で、船が尾山港に着く時間には、
いつも民宿のオジチャンやオバチャンが、家族総出10人から20人の私たちを迎えに来てくれていたものでした。
今見る風景は大きな道路が出来て、観光客と若者達が溢れていました。
灯台もすっかり周りが変わっていました。まるで恋人岬の物真似みたいで、
あの静けさは何処へ行ったのでしょう。
灯台の上にも上れますが何だかそういう気もなくなってしまった。
おまけに、この島を舞台にした映画が出来て、有りもしなかったものまで出来てた
もちろん、セットですから神父さんも居ないでしょう。
そのまん前でテントを張り若者がキャンプを楽しんでいました。
そう、元々ここは海水浴場とキャンプ場で町が経営している場所です。 バンガローもウッドデッキもありますし、楽しい場所で
夏は九州から広島までの若者達が、遠浅の綺麗な海を楽しみに来ていました。
今はその数も何十倍にも増えているのでしょう。
観光と繁栄は良いことですが、
少し ね。
思うとこあります。
まぁ、本日はお昼直前に食事に誘われ、例のごとくカメラ撮影行脚とあいまって次第ですから
風光明媚で、とても良い画像が出来て嬉しかったですけど。
でも、この灯台の機械室だけは昔のままで、雰囲気がありました。
浅くて広い海もそのままです。
キャンプ場で働いておられたオバチャンとお話をしてて、以前通った民宿のことを聞くと
どうやら、ご主人(漁師さんでした)が亡くなられ、ご主人の取ってきた新鮮な魚介類を料理するのが凄く上手でカラオケが得意な奥様も
その数年後に亡くなられたと聞き驚きました。
今では息子さんもおられるけれど、ご両親の人気でやっていた民宿だったので、廃業されたとの事でした。
残念で仕方なかったです。
その民宿の二階を借り切って我が一族がカヤを引いて雑魚寝して子供達を喜ばせたり、
10年近くの楽しい思い出が浮かびました。
お願いをするでもなく、泊まった翌日の朝には、本当に、オムビ3個と漬物のお弁当を人数分黙って持たせてくれたおかみさん。
それからもう一度船の出港までに泳いで帰るというと「うちのお風呂を使ってお帰りなね(^^)」
と、無料で開放してくれました。
それならと、荷物もそのまま玄関横の納戸に預かってくれてました。
思い出は尽きません。
もう一度お昼の食事だけでも食べに来たいと思っていたので残念でしたけど、思い出が蘇って来てよかったです。
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