空模様

わがまま老女の視野狭窄ときどき日記

自己破産

2011-12-20 07:16:45 | 日記

私が勤務していたグループ会社D の借り入れの為、大昔に連帯保証人になったことがある。

そのグループ会社は数年前に破産した。

そのD会社の経営者も自己破産が認められ、その会社に対して連帯保証していた他のグループ会社も破産を終了した。

最後に残った連帯保証人が この私一人

なので、他が破産を終了しているので、私は半年前からわずかではあるけれど、毎月返済を続けている。

で、融資を受けたところの行政法人の担当者さんがやってきた。

その方々は笑顔の優しい私とも大の仲良しさんだったお二人である。

私はD会社の経営者ではない、役員でもない勤務したこともない。外部から仕事は手伝ってた。

何十年もグループ会社に勤務し、安月給で黙々と財務を見ていたから。

 

だからどこの金融機関の担当者さんたちとも親しい。

次々と担当者達は変わるけれど、その度に仲良くなりおしゃべりに花を咲かせるお人たちだった。

 

でも 今日は、そのお二人さんが、言った。

 

「kikoさん、貴方が作った借金じゃないのにこうして毎月返済送金して貰ってすみません。

でも、こうして毎月して貰っても完済するまで何百年かかるか判らないですし、うちもそろそろ清算しなくてはなりません。

しかし連帯保証人が居るということは、どうしてもその人に払える能力がないと判っていても、

どっかで復帰して大きな事業をされて裕福になられるとか期待して、

形式上返済要求をしなくてはならんのです。

で、申し訳ないのですが、貴女も自己破産してもらえませんか。 

行政法人とはそう言うものなので・・・・・」

 

だって。

一般の金融機関はちゃんと私の立場を理解し収入を確認し決了してくれたのに。

でもまぁ、それも 有り だなと思っていたから、

本当にその方々の立場を納得をした。

こうして、出向いて言いにくい事を言うのが仕事なら辛いことだろうと思う。

彼らもサラリーマンだ。

 

私の収入も年金とわずかなお給料しかないのだし、

私の財産と言えるものは各会社の処理に当たり、子供に贈与したり売却して変更している。

だからもう失うものはない。子供達に迷惑を掛けることはない。

いつ、そうしても良いのだけど

 

「そうですね。いいと思いますよ。  でも、ちょっと時間をいただけますか。

その間しばらくは返済し続けますから。 

私、処分してますし、いつでも良いのですけど。

ここ数年間、各会社の処理を順番にしていて、最後の会社の破産も処理が終わろうとしています。

で、少し疲れてしまいました。

やっと、ここに来てすべてが終わろうとしている時に、今度は 自分? って、頭が整理できません。

なので、ごめんなさい。

落ち着いたら、準備しますから」

そう返事をした。

 

二人は頷いて、

「本当にご苦労様です。良いですよ。kikoさんがどうお仕事しておられるかは十分判っていますから。

その時がきたらおっしゃってくださいね。嫌なお話をしに来て申し訳ありませんね。」

と言われて何度も頭を下げて帰られました。

私も笑顔でお送りしました。

 

 

まぁ、そういうことです。  

私は自分の愛する会社たちの為に自分で連帯保証人になったのだから、こう言う事もあると思っていた。

これは自己責任である。と 思う。

どんなに人から思われようと、私の心は動じない。

 

けどね。

自己破産早い年齢の間にやっちゃわないと復帰遅くなるもんね。

私の人生 何も変わらない

がんばろう っと♪ 

 

 

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (fuu)
2011-12-21 06:16:30
・・・・・・・・KIKOさんにかける言葉が見つけられません。
オノレの未熟さを恥じ入るばかりです。
返信する
Unknown (kiko)
2011-12-21 08:23:34
おはようございます!
良いのですよ。ご心配されなくても大丈夫です。
私ね。思うのです。経済社会のおかしさはこう言う事だと思っているから。
融資を受ける場合個人にまで補償を求めないと出来ない。
諸外国では、企業を経営し破綻になった場合、個人に切腹まで要求する事はありえないのですよ(笑)

日本はまだまだ、法律的に自由民主主義の意図を全部理解していない世界なのです。
もっとも、民間企業である金融機関はそこらへんがかなり軟くなっているのを感じています。
大丈夫ですよ。そのうち宝くじ当てますし(爆笑)
私は愛すべき家族と一緒ですから♪
何も変わることは無いです。

ただ、そういう国だから、あまり簡単に金銭に関わる連帯保証人になっては
いけないと言う事を、ここで言いたかったの。
返信する

コメントを投稿