空模様

わがまま老女の視野狭窄ときどき日記

原爆の日

2011-08-06 19:02:03 | ニュース

今年の原爆の日は特別な日だったと思う。

広島は隣の県。

私はこの山口県に生まれ育った。

だから、原爆被災者の方々も身近に何人かはおられた。

私より数年早く生まれた方々は体内被曝であった方も多かった。

若い頃の勤め先にもおられてその方は見た目にはどうも変わらなくても、

身体的に弱くて肉体労働が困難であり、生活も豊かではなかったその方。

自分が家族を持ち、生れてくる子供の事を悩み

奥さんに産むなと言いたいけれど、それでも産んで欲しいと思う気持ちとも葛藤したと言う。

被爆手帳は確かに持っているけれど、決して他人に被爆者であると口外した事は無かったと。

やがて私は結婚しその職場を離れて行き彼とは交信がなくなったけれど、

元気にご家族と暮らしておられれば

この今の福島放射能事故をどう見ているのだろうかとふと思い返された。

 

世界中からこの広島原爆の日を忘れず毎年祈るためにこの行事は行われるが、今年は特別で

決して起こしてはいけない放射能事故を日本そのものが起こしてしまった事だ。

反省で、頭を下げるだけではない。

後世の子供たちに大きな影響を与える大事故なのだ。

 

それを、政治の道具にして、政権争いに使ったり、なんと情けない政治の世界なのだろうと悲しくてならない。

だって、今回の事故は世界にも大打撃を与えたのだし、今度どれだけの放射能が世界を駆け巡るのかと

申し訳なさを感じぜずには居られない。

 

もっとも、あちこちと、中国、ソ連、アメリカと核実験は現在も行われており、世界中に今でも放射能は撒き散らされている。

それを平気な顔をしていて良いのか。

私たちは福島だけの放射能の中に住んでいるわけではないのだ。

だからこそ、今、厳しく政治の主導でもって早く沈静して欲しい。

世界に平和を、私たち日本人は長崎や広島の被爆者さんたちの苦しみを未来永劫忘れてはならないと思います。

伝えてもっと世界の人々に知らしめるべきだと思います。

 

 

それと全く関係ないけど、言わせてもらいます。

内部被爆した東北育ちの牛を政府が買うと言ったのはまだよし。

だけど、一頭5万円で買う だって?

いい加減にしたら!

牛や豚の一日餌代いくら掛かると思う?

24ヶ月も育ててやっと最上質の肉牛として売れる年齢になったら5万円で  だって。

和牛一頭育てる費用だけでも30万をくだらないはず。 

最高牛の子牛を買って育てるには数十万円の値段の子牛。それから独自の飼料をやり丁寧に育て方で頑張る農家。

一頭5万円で、農家は どうしろと。

 

せっかく可愛い家族同様に育てた牛たちをやっと市場に出したかと思うと放射能汚染で廃棄。

食べてもらってやっと牛たちに供養をが出来ると言うのに。

それを、国って舐めているよね・・・・

酪農家達に死ねとでも言うのか  って、すごくお気の毒な心で怒りもあわせて思っています。


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