Intense Rock

エレキギター関連の機材の自作

Dumble ODS Cloneの製作(調整編 その2)

2007年09月09日 | Dumble ODS Clone
さてここまで書くと極めて順調っぽいのですが、ここにきて最大の問題が生じています。それは熱です。まず電源トランスの熱ですが、 Biasを-55V程度に調整したらまぁほんのり熱くなる程度。もとよりFenderのTransformerといえば、定格使用でも、cabinetの BackPanelを焦がすという見事な設計です。余裕は持ちすぎるくらいでいいです。

現在、最もやばいのが、シャーシの熱です。Power Tubeの周辺のシャーシがかなり熱くなります。30分で、手で触れるけど、かなり我慢するレベル(70℃くらい?)です。内部の温度はもっと高いでしょう。リレー回路の発熱かと思いきや、発熱部はPower Tube周辺に限定してますんで、やはり原因はPower Tubeの熱伝導かと。今後の対応としては、コインベースの5881ではなく、ベースの高い6L6GCに代えて、2本差しの50W運転で発熱時間を検証してみます。ここで、30分経過のシャーシ温度が、5881 が4本時の時と差が生じていれば、Power Tubeの熱伝導が主な原因となります。この場合、Biasを調整してもうちょっと電流下げてみます。実は- 55VでもまだPowerTubeの青い光が見えてますので、-60V以下を目指して見ます。これでもだめな場合は、ヒートシンクと冷却ファンになりますが、なるべくシャーシ加工はしたくないので、目立たない場所にヒートシンク設置を考えてみます。

熱対策の観点から、シャーシ吊り下げ方式のキャビネットは、問題がおおありとなります。大出力のアンプを作る場合は、やはりセパレートにして、吊り下げ方式ではなく、シャーシを下面に設置させる方式をとるべきでしょう。吊り下げ方式をとる場合は、Mesa/Boogieのように冷却ファンをつけるか、VOXのようにキャビネット上部に放熱スリットを入れるかの措置が必要となるでしょう。正直FenderのVintage Ampはこの辺怖いですね。Orijinal Dumbleも何か対策とっているんでしょうか?ぜひ知りたいところです。


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