文庫本に積もった何十年間の埃。
『ロウソクの科学』
先日ノーベル化学賞に決まった吉野 彰さんは
( 2019/10/09 涼しくなり花盛り ノーベル化学賞に吉野 彰さん )
小学4年生の頃、先生に薦められた『ロウソクの科学』を読み
科学に興味を持ったという。
私も子供の頃から科学には興味があり、『ロウソクの科学』も
読んだことがある。本箱から取り出して
拾い読み。
「しおり紐」は千切れていた。
買ったのは昭和40年以降。
学生時代はお金に余裕がなく、社会人になってから買ったと思う。
価格は 「★」一つ、50円だった。
もう一度読み返そうかと思ったが気力がなくなっている。
『啄木歌集』
『ロウソクの科学』と重なっていたのが『啄木歌集』
これは昭和42年以降に買ったもの。
価格改正があり、「★」一つ「50円」が「70円」に値上げされる
前に買ったと思う。
『万葉集』などと積読で全く読んでいなかった。
時は移り、趣味も興味の対象も変わってきた。
ブックカバーに入れて読み始めた。
冒頭の歌は啄木の代表作のひとつ
東海の小島の磯の白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる
2首目は
頬につたふ
なみだのごはず
一握の砂を示しし人を忘れず
歌集の題名となる「一握の砂」がでてくる。
曇