★弁天喜楽会囲碁★

     

感覚テスト

2007-01-19 19:44:13 | 研究室

2007/1/20(土)

1月のテーマとして感覚テストに挑戦
シマリ、カカリ、第一次の大場、第二次の大場、ツメ
打ち込み、模様の中心点など布石に関する重要手法の
25題に汗する。

http://www.net-igo.com/modules/bloglist2/

第十七問 黒先
双方の勢力上の必争点である大模様の中心点は絶対に逃してはならない。この局面での双方の大模様の中心点は?



研究室
A図



B図
前図の16のトビで白1以下19と実利を稼ぐ型もあるがこの局面では黒20までの外勢が厚い。



回答
1図
ここでは黒1と一間にトンで上辺を模様化する手も部分的には好点だが、白2のトビがそれ以上の全局的な要点で、大勢に遅れを取るおそれがある。白2のトビに対して黒イとと右辺を守れば白ロと大きく構えられるし、黒イで黒ハと下辺に声援すれば白イと右辺に侵入される。



2図 正解
(敵の急所は見方の急所)で、黒1とボウシする手が大勢上の要点であり、双方の大模様の中心点である。
双方の勢力の消長にかかわるこのような点はどの大場より急務と心得なければならない。


感覚テスト

2007-01-18 19:08:24 | 研究室
2007/1/19/(金)グランドゴルフスコアー89で5位

1月のテーマとして感覚テストに挑戦
シマリ、カカリ、第一次の大場、第二次の大場、ツメ
打ち込み、模様の中心点など布石に関する重要手法の
25題に汗する。

第十六問 黒先
大場か位かの判断を問う問題である。一局の消長にかかわる位取りの勘所を逃してせっかくの優位を失ってはならない。



研究室
A図
黒1と割打ちすれば白2と構える手が位を保つ好点になる。この局面での黒1はピント外れの大場といっていい。白2と構えさせたのは黒の不覚で、右辺一帯の黒模様の将来性を殺した一連の運びには疑問がある。



回答
1図
上辺に着目して黒1とハサんだ手も方向違いの感が深い。白4に続いて黒5と囲えば白6と攻められるし、黒5で黒イとヒラけば白ロ進入されて手黒イとヒラいた手が左上隅の白に響かない。



2図 正解
上辺は白△の切先が低くて堅いところだから、押しまず黒1とカケて右辺の大模様化に主力をそそぐ作戦に出るほうがいい。
白2の受けを省いて黒イとオサエ込まれてはたまらないから白2の受けはまず絶対だから、上辺の低姿勢に満足して黒3とカケるのが一貫した方針で、白4と受ければ黒5と外勢を厚くしてよく右辺から中央にかけての大模様は全局を圧するものがある。


感覚テスト

2007-01-18 10:39:38 | 研究室

2007/1/18/(木昨日より囲碁水曜教室を開設

1月のテーマとして感覚テストに挑戦
シマリ、カカリ、第一次の大場、第二次の大場、ツメ
打ち込み、模様の中心点など布石に関する重要手法の
25題に汗する。


第十五問 白先
黒1と大場に直行したところだが、準備不足で感心しない。布石のタブーとされている黒1のヒラキを咎める次の一手は?



研究室
A図
黒1とコスんで左辺の位を保つと同時にイの打ち込みを狙い、白2とそれに備えたとき黒3とヒラけばこの形は本物である。



B図
激しく黒1と打ち込み、白2のトビを誘って黒3・・・と左辺に進出する趣向もある。



回答
正解 1図
白1・3と圧迫して黒2・4と左辺の位を低くさせるのが急務である。この結果、黒△一子が不急の着点と化している点にも黒の不満がある。次に白5とヒラかれてこの布石は黒が悪い。



2図
前図の黒4に続いて直ちにしろ1・3と出ギッって黒の形を凝らせる打ち方もある。黒6と取る手で黒7とツグのは、白イ、黒6、白ロ、黒ハ、と白ロのツケを先手で利かされて悪い。



3図
白1のカケに対して黒2・4と出ギッてくれば黒10までの戦いとなって白△一子のバックアップで白に不利はない。


感覚テスト

2007-01-16 19:26:52 | 研究室
2007/1/17/(水)

1月のテーマとして感覚テストに挑戦
シマリ、カカリ、第一次の大場、第二次の大場、ツメ
打ち込み、模様の中心点など布石に関する重要手法の
25題に汗する。


第十四問 黒先
黒、い、のヒラキ、黒、ろ、または、は、のカカリなど好点はいろいろあるが、この局面ではそれよりも白の弱点に注目したい。



研究室 A図
黒1とツメて白2・4と囲わせるなどは黒不十分である。



B図
黒1と隅の地を守って白2と囲わせるのもぬるい。



回答1図 正解
黒1と白の不備を咎めるのが、絶対にのがせぬA級の打ち込みである。



2図
白1とヒラば黒2・4と攻めてよく、二間ビラキの白の陣容もまだ完全とはいえない。



3図
白1と三々に入れば黒2以下6と遮断してよく、布石の初期に黒14までと厚壮な外勢を築けば打ちやすい局面になる。黒4で黒13とマガリ、白イ、黒、ロ、白、5、と先手を取って黒、ハのツメに回るのも一作。



4図
黒1と打ち込んで黒3とシマるのは、白△一子を捨てて他の大場に回られるから不十分である。



感覚テスト

2007-01-15 21:40:17 | 研究室
200/7/1/16(火)

1月のテーマとして感覚テストに挑戦
シマリ、カカリ、第一次の大場、第二次の大場、ツメ
打ち込み、模様の中心点など布石に関する重要手法の
25題に汗する。



第十三問 黒先
白いとシチョウにカカエられれば黒一子は逃げられないから、事前に黒一子を助ける手も大きいが、この布石ではそれ以上の急務がある。



研究室 A図
黒1(又は黒3のノビ)と白一子を取る手の大きさも否定しないが、白2のアテを利かして白4と構えるのが絶好の大場で、左方の白の外勢をバックとした上辺一帯の大模様は厚壮極める。この構図では白イよりも白4のほうがバランスがいい。



回答1図 正解
黒1と割打ちして白の勢力圏を裂くのが当面の急務である。黒イ白ロ黒ハは白の厚みに接近する意味で黒1の割り込みに及ばない。



2図も正解
白2のツメは厚みに比例してヒラキが狭いから、黒3とヒラいて満足できる



3図
黒イと割打ちする手で黒1とオセば白2と二子のアタマをハネられる。そこで黒3とキル戦いは黒無理で、白4のアテから白6とオサれ打つ手に窮する。シチョウを防いで黒7とハネても白8とハネ返されて白9の両アタリと白10のシチョウが見合いである手順中、黒3とキル手で黒ロと戻れば、白は上辺の大場を先行することになる。

感覚テスト

2007-01-15 10:07:36 | 研究室
2007/1/15(月)

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シマリ、カカリ、第一次の大場、第二次の大場、ツメ
打ち込み、模様の中心点など布石に関する重要手法の
25題に汗する。

第十二問 黒先
各所の大場が目移りする局面だが「相手の欠陥をつく大場を急げ」という布石の原則がこの時点での着手方向を決定する。



研究室 A図
白10までは問題図の経過である。ここで黒11と下辺の天王山を先拠するのも異論のない大場だが、白12と高く構えてイの欠陥を緩和されてはやや甘いなお、白12は白ロと打ち込む狙いを兼ねた一石二鳥の好点である。



回答 1図 正解
第四線に位する石は概して側面からの揺さぶりに弱い・その弱点を突いて黒1と一杯にツメ、黒イまたはロと打ち込む狙いを厳しくさせるのが一石二鳥の大場である。そこで白2と下辺の大場を占めれば黒3とヒラいてよく、左辺の欠陥を急いで咎める必要はない。



2図
機を見て黒1と打ち込めば黒7までと先手で実利を攻めることができるが、この形では、3図

3図
黒1と高く打ち込むのも一策で、白2とツケれ黒3のハネ出しから黒11までと運んでよく、黒1の一子に遮断された白の前途は多難である。



http://blog.goo.ne.jp/search/search.php?MT=%B0%CF%B8%EB&tg=all&da=all&st=time&dc=10&fr=11&dp=all&bu=&pg=2&ts=all&status=select

感覚テスト

2007-01-14 09:06:25 | 研究室

2007/1/14(日)土曜囲碁トータル3対0

1月のテーマとして感覚テストに挑戦
シマリ、カカリ、第一次の大場、第二次の大場、ツメ
打ち込み、模様の中心点など布石に関する重要手法の
25題に汗する。

第十一問 白先
黒1と割打ちしたところで白の手番だが、白は左右どちらからツメを重視すべきかという問題。



研究室 A図
問題図の黒1と割打ちする手で黒1とツメれば白2又は白イと大場を占めて下辺一帯に勢力圏を構成される。この下辺の大模様は白ロと盛り上げる手が好もしいから、その白ロに先立って黒3と制圧する手が模様の中心点としてクローズアップされる。



回答 1図
白1と右方からツメれば黒2とヒラかれて一間ジマリのスソアキの弱点、黒イを狙われる。黒2に対して白3と受ければ左下隅の実利は守れるが、白3はやや利かされで、黒4のツメに回られて大勢に遅れをとるうらみがある。



正解 2図
白1とツメて一間ジマリの弱点をカバーするのが一石二鳥の着想である。黒2に続いて白イとコスミ出すのも局部的には好点、黒イと封鎖されても右下隅の白に不安はないから白3と足早に布石したい。黒2とヒラく手で黒ロとツメ、白ハのツメに黒ニとトンで打つのも一作である。


http://blog.goo.ne.jp/search/search.php?MT=%B0%CF%B8%EB&tg=all&da=all&st=time&dc=10&fr=11&dp=all&bu=&pg=2&ts=all&status=select




 


感覚テスト

2007-01-13 07:57:55 | 研究室
2007/1/13(土)

1月のテーマとして感覚テストに挑戦
シマリ、カカリ、第一次の大場、第二次の大場、ツメ
打ち込み、模様の中心点など布石に関する重要手法の
25題に汗する。

第10問 黒先
黒イのカカリ、黒ロのカカリなど着点はいろいろあるが、右辺のツメが当面の課題。どちらのツメが適切か、が問われる局面である。



研究室 A図
黒1以下5と運ぶのも一案だが、白6とヒラく余地があるので白△一子に脅威を与えない。



B図
黒1とカカれば黒7までが想定されるが、白8までの結果も黒はでかしていない。



回答 1図
黒1のツメは白2とヒラかれて、せっかく造った下辺一他の大模様の規模を狭めるから疑問である。白2に勢力が加わると白イの打ち込みも容易になるマイナスがある。



正解 2図
「広いほうからツメよ」という原則に従って黒1と下方からツメるのが正しい方向である。この黒1も前図の黒1もヒラキの間隔は同じだが、背景の規模に支えられた値打ちが違う。
 黒3の二間ビラキは狭いながらも白ロのツメを妨げた好点だが、白2に続いて直ちに黒イとあおり、黒1のツメを生かして大模様を拡大する方針に出るのも面白い。


感覚テスト

2007-01-12 13:06:46 | 研究室

2007/1/12(金)喜楽会グランドゴルフスコアー84で優勝

1月のテーマとして感覚テストに挑戦
シマリ、カカリ、第一次の大場、第二次の大場、ツメ
打ち込み、模様の中心点など布石に関する重要手法の
25題に汗する。



第九問 白先
アマチュアの対局に現れた布石で、第二次の大場の問題である。その第二次の大場は上、右、下の三辺だがどこでしょうか?


研究室 A図
白16のコスミツケに手抜きで黒17と転じた手が変則だが、B図の黒1は白2・4を嫌った意味である。

B図


回答1図
白1のツメもイの打ち込みを含んだ好点だが、黒2とツメられると右辺の白二子が一時に薄くなる。上辺は仮にしろイと打ち込まれても黒ロとコスんで白ハ黒ニと運んで不満はない。


正解 2図
白1の二間ビラキが右辺の白の陣容を強化すると同時に、黒模様の二重構造を妨げる一石二鳥の大場である。
そこで黒2とヒラかれても左上の白には響かないから白3と下辺のツメに回って白イの打ち込みを狙う順序になる。黒2とヒラく手で黒ロとツメるのも好点だが、この布石では白ハと受けずに白ニと上辺に先鞭される可能性がある。



感覚テスト

2007-01-10 19:41:52 | 研究室
2007/1/11(木)詩吟新年会あり。

1月のテーマとして感覚テストに挑戦
シマリ、カカリ、第一次の大場、第二次の大場、ツメ
打ち込み、模様の中心点など布石に関する重要手法の
25題に汗する。


第八問 白先
黒,い、と打ち込まれる厳しさに備えて白,ろ、と囲っておれば堅いが、それでは黒に響かず、大勢に遅れを取るおそれがある。


研究室 A図
黒21まではアマチュアの布石例である。白4のカカリは白11などと右上隅に先鞭するのが普通。黒15のヒラキも大場だが、それよりも黒イなどのハサミを急ぎたい。黒19のコスミは堅実な手法、白20はしろロと迫って下辺の打ち込みをけん制したい。


回答 1図
白1のトビも黒イの打ち込みを防いだ好点だがこの局面では時期が早い。黒2が痛烈な打ち込みで、黒ロのカケを防いで白3とトビツケれば、黒4のハネから黒6と追撃され、白7とマがったとき黒8のツメがまた厳しい。


2図
白1と囲えば無事は無事だが、手順に黒2のコスミツケを利かされて黒4と二重構造の大模様を作られる結果が白不満である。


正解 3図
白1の二間ビラキがイのスソアキを伺うと同時に黒ロの打ち込みに間接に備えた絶好の大場である。