★弁天喜楽会囲碁★

     

感覚テスト

2007-01-08 19:19:07 | 研究室
2007/1/9/(火)

1月のテーマとして感覚テストに挑戦
シマリ、カカリ、第一次の大場、第二次の大場、ツメ
打ち込み、模様の中心点など布石に関する重要手法の
25題に汗する。


第六問 黒先
この布石での焦点は右下で孤立する黒一子の動向であろう。その黒一子を全局的な観点からどう処理するかがこの問題のポイントである。


研究室 A図
白12では白イと三間にヒラクのが定石だがそれでは黒5の一子に響かない。白12と広くヒラいてハサミを兼ねた手は布石の機略で、手を抜けば白ロ黒ハ白ニ・・・の攻めが厳しいから、事前に何等かの手を打っておかなければならない。


回答 1図
黒1の二間トビは白イ黒ロ白ハの攻めを緩和するひとつの常法だが、白△の囲いで堅いこの配置では、白2の実利と交換した代償が求められないから、黒不利である。


2図 
黒1とトブ型が適切と見られる一例を示す。
黒3とツメる代償があればこそ、黒1の嘘と白2の実との交換が許される理である。


正解 3図
黒1とハサミ返し白2とコスミを余儀なくさせて黒3と下辺に新天地を開拓するのが適切な方針で、先の見込みがない黒△一子を直接動き出してもつまらない、次に白4とコスミツケられても黒△一子はまだ味残りだから、手を抜いて黒5,7と地の好点に向かうなどがこの布石の一例である。