★弁天喜楽会囲碁★

     

感覚テスト

2007-01-03 11:32:41 | 研究室

2007/1/3(水)

明けましておめでとうございます。
本年度からまた頑張りますのでよろしくお願いいたします。

1月のテーマとして感覚テストに挑戦
シマリ、カカリ、第一次の大場、第二次の大場、ツメ
打ち込み、模様の中心点など布石に関する重要手法の
25題に汗する。



第1問 白先
シマリ、カカリ、辺の大場という小目布石の三原則が適用される問題だが、そのシマリも周囲の情勢に応じて適切なシマリを選ばなければならない。


研究室 A図
黒13のヒラキまでは問題図の経過である。白6の割打ちは黒6の大模様を妨げた作戦だが、白6で白8又は白イとシマっても勿論さしつかえない。黒13の後、白ロと下辺の大場を急ぐのは黒イとカカられて感心しない。


回答1図
白1の一間ジマリは黒2とツメてイのスソアキを狙う手を絶好の大場とさせるから面白くない。黒2では黒ロと下辺の大場を攻める布石もあるが、黒2を妨げて白ハとツメる手が急務となり、白の負担になるという制約された事情が白のとっては不満である。


回答2図
白1と大ゲマにシマれば左辺は打切った形になり、イのツメは狭いから双方共に急がないが、その代わり、黒2の大場からの黒ロの側面攻撃が白の弱点になり、負担になる。


正解3図
白1と小ケイマにシマって黒イの脅威を消しておくのが妥当である。白1なら黒2から黒ハと詰められても痛くないし、機を見ての白ロのツメがニの打ち込みを狙う好転になる。