★弁天喜楽会囲碁★

     

ワリコミ筋 問題回答

2006-04-30 10:01:46 | ワリコミの筋
2006/4/30(日) 晴れのち曇り


思い込みって怖いですね。
手品の種が見破れないのも、詐欺にだまされるのも、思い込みがあるためです。先入観念があると、正しいことが見えなくなります。囲碁にも思い込みがあって、上達を阻んでいるのではないか、いえ、「思い込み」です。「重いコミ」ではありません。

それでは今日のワリコミ問題
白先C級 味わるし
下隅の黒の連絡には不完全のところがあるので、白はこれを突いて黒の地模様を荒らす手を考える。味の悪さを見抜けばすぐ手のあることがわかる。




問題回答

白5が心眼で浮かぶか。



白先A級
左隅白と黒の戦いである。白はここをどう捌くのが一番よいか。白の打ち方いかんで大きな損得の差を生じてくる。




問題回答

黒2は白3目取る。白5は黒2目とる。


黒先A級 細心の手順
下辺の白は連絡していて20目近くの地を持っているようだが、さにあらず、黒の一撃によって左辺を分離することができる。第1感で筋がわからねばならぬ形である




問題回答




黒先B級
下辺の黒5子は白に包囲されているが左方の白5子も完全の形ではないので、黒はこの白に向かって攻めの筋を考える。攻め筋は簡単でピタリと形が決まる。




問題回答





ワリコミ筋 問題と回答

2006-04-29 07:29:51 | ワリコミの筋
2006/4/29(土) 曇りのち雨


白先B級 ワリコミ筋
下辺の白7子は黒の囲中に合って動けそうにもないが、右方の黒に少し欠陥がありそうなので、それを咎める手はないかと考える。すっきり解決して面白い問題である。




問題回答

白3のすぐ右横黒は4です。ごめんなさい。


黒先B級 ワリコミ筋 せまいけれど
白の囲中にある黒7子は中で生きることができるかどうか。こんな狭いところでは生きられそうもないが手順の順序で楽に生きられる。




問題回答




黒先B級 ワリコミ筋
下辺の黒7子は左方の白と攻めあっても、目あり目無しの攻め合いで黒の負けは明らかであるが、左方の白の目を取ればセキとなるから、それを利用して生きる手はないかと考える。




問題回答




黒先A級 ワリコミ筋 カラミ
下辺から中央に進出している白を左方白との関係を利用して攻める手はないかと考える。いろいろと手が浮かんでくるが、それを選択するのは読みの力である。




問題回答

このようにカランで攻めるのがコツ

ワリコミ筋 問題と回答

2006-04-28 07:27:52 | ワリコミの筋
2006/4/28(金) 晴れ


黒先A級 ワリコミ筋
下辺白から分離されている黒4子を有利に処理するにはどこから手を突けたらよいか。こういう処を上手く処理することを用話で(サバク)といっている。




問題回答 サバキの筋




黒先B級 ワリコミ筋 脱出
左下隅から中央に進出している黒の一団は包囲されているが、黒はこの囲みを破って脱出を考える。手順の前後によって楽に脱出することができる。




問題回答

また白2で3なら黒 い でよい。

参考図




黒先A級 ワリコミ筋
左下隅の白の大石は一見して簡単に生きているようだが、さにあらず、黒の絶妙な手筋によって、あざやかに白を取ることができる。平凡な手では失敗する。




問題回答




黒先A級 ワリコミ筋 難問
中央に浮く黒の数子が焦点である。下隅の白は完全のようだが、ジッとにらむと薄みがあるので巧い手がないかと考える。大変難しい問題です。




問題回答

下辺の白は完全のようだが、それでも手はないかと考えてみる。黒3のワリコミが筋で、白4・6と受けると黒7で白の4子を取って抜けてしまう

ワリコミ筋 問題と回答

2006-04-27 12:42:00 | ワリコミの筋
2006/4/27(木) 曇りのち雨


黒先 A級の問題
白の地中に散在している黒の6子は手がありそうに思えないが、黒の巧妙な手順で地中に生きることができる。手順を尽くすと手品のように形がついてくる。




問題回答 手品のように




ワリコミ問題 黒先 B級
白と黒の接戦である。分離されてる2子の黒を手際よく処理しようというのだけれど、それには手順よく運ぶ必要がある。どこから運ぶか。




問題回答

白は黒5の時 い に打って引き上げなければならない。



ワリコミ問題 B級黒先
左下隅の黒の囲中にある6子の白はこのままでは死んでいるが、死中に活きを求める手はないかと考える。お手本のような巧妙な筋で解決する




問題回答



ワリコミ筋 問題と回答

2006-04-26 18:40:50 | ワリコミの筋
2006/4/26(水) 曇り


ワリコミ第一問 黒先C級
下辺と左辺から中央に進出している白の大石は全部繋がっているようだが、黒の巧妙な攻めの手順によって分離できる。ちょっとした前提工作が必要である。




問題回答 軽快な歩調




ワリコミ第2問 黒先C級
白の大石は全部繋がっているようだが、黒の一撃で分離することができる。白の形を一見して、すぐその欠陥がわからなければならない。




問題と回答 一本道




ワリコミ第3問 黒先C級
下辺の黒は分離されて死んでいるが、黒を分離している上方の白にも欠陥があるので、それを突いて脱出する手を考える。どこから手をつけるか、手順の前後が大切である。




問題と回答 手順の妙

サンサン打ち込み

2006-04-25 12:58:30 | 松岡出題集
2006/4/25(火) 曇りのち時々雨

前回の勉強会で松岡先生のサンサン打ち込みに対する講義の追加分です。
下の布石を元に右上隅のサンサンへ打ち込んだ時の白の対応ですが、プロの
実践例を見てみましょう。

布石図



1図(正しい選択)

黒1のサンサン入りに白は2以下の定石を選択、10までとなりました。
右下隅の配石関係でオヤと思われるかもしませんが、これが正しいのです。
また白10のツメが、黒の高い1間ジマリの点を突く急所にもなっている。

2図(間違った選択)

右辺を拡大と白1以下の定石を選びたくなりそうですが、黒6の肩突きが
絶好の消して白の形は一挙にしぼんでしまいます。

3図(この場合は正しい選択)

右下隅のカカリから白△と高く構えている配石では、白1以下の定石が似合います。
白△が a と低いのはカタツキやボウシなどの消しに弱く面白く借りません。

本日の囲碁研究

2006-04-22 18:19:58 | 松岡出題集

2006/4/22(土)晴れ

白のサンサン打ち込みは、置き碁で常に登場し黒を悩ませるが、今日は松岡先生の講義をもとにサンサン打ち込みじの対策を皆が勉強しました。本当に有難うございました。それでは下の図の布石を素に順番に見てみましょう。白が右下隅のサンサンに打ち込んだ場合

1図(黒、損)

まず、黒1・3は無気力な態度。実利の損も損だが、白Aが先手になり白△を安定させた点で厳しい避難の対象になる。

 2図(安易な態度)

白2の時黒3のハネから7まで処理するのが1図よりもしっかりしているが、やはり虚弱な白石を強化させた点で落第。黒1・3は自分が弱い時に用いる守りの手法である。

 3図(堂々とした遮断)

 

当然1と下がり、遮断しなければならない。白△の石と分断し両ガラミにする着想が浮かぶなら、黒1の遮断にはさほど大きな決断は必要ない。続いて次図

4図(せめて代償を)

白は1~15と下辺を大きく荒らし生きることができる。しかし、その間に白△が瀕死状態になったところに注目しよう。強力な鉄壁と先手を得て、くろ16と攻勢に出れば黒は代償を取って余りある形である。

 5図(白の変化)

 

4図が黒をあまりに厚くするため、白としては本図3・~7と簡明に生きることもできる。しかし、下辺が止まる上に黒8の攻めにまわり、やはり黒が十分な姿。

 6図(黒、ぬるい俗手)

黒1も遮断の一種だが、ぬるい俗手である。以下14までを予想した時、黒1がAにある4図よりも黒は非能率的である。

 7図(ワタらせる場合)

このように、白□が堅固に構えている時は、黒1・3と処理するのが賢明。

8図(中庸の応手)

また,このように白◎がある程度安定している時、すなわち遮断するかワタらせるかが悩ましい時は、黒1とグズむ中庸な手法もある事を記憶しよう、以下8まで白を小さく生かし白◎に対する攻めも見て十分な形である。

 


ワリコミ筋 問題と回答

2006-04-21 08:35:44 | ワリコミの筋
2006/4/21 (金) 晴れのち曇り

読みの練習問題
黒先B級 ワリコミ筋
右下墨の黒は生きるだけなら問題はないが、同じ生きるにしても
もっと有利な生き方は?




問題回答

後に黒 い と黒をとることができる。


黒先B級 肉を切らせて、

白の石を全部取るには工夫を要する。


問題回答

この白は6のところに目を持って生きているように見えるが、
1と割り込む筋でコウとすることができる。
白4がよい手である。
白8コウとる。
白10ツグ
白14コウとる。
黒17コウとる。

ワリコミ問題と回答

2006-04-20 10:58:27 | ワリコミの筋
2006/4/20 曇りのち雨

折りたたみ碁盤の裏側に滑り止めのゴムをつける。
青木さんより接着剤提供。

今日のワリコミ問題3問
黒先B級 とりあえず白を分離する。

分離した後は、正確にとどめを刺すこと。


問題回答



黒先 B級 白を分離する手はないか。

白の一団は繋がっているようだが、黒の巧妙な手順で
城を分離することができる。


問題回答



黒先C級 かごぬけ

置き碁のツケオサエ定石にできる形である。


問題回答