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ASS評価差額金(子会社保有分・一時売却)

2008-07-12 07:37:45 | 連結会計
① 開始仕訳→ふつうどおり「原始取得分のASS評差」を相殺消去

② 当純の按分→フローだから売却前の期中の比率で按分

③ 一部売却の仕訳に先立って、まず「ASS評差金の増額分」を小持へ按分してやる。→フローだから売却前の期中の比率で按分

④ 一部売却の仕訳はちょっと注意が必要!→まず「期末の子のNA総額(ASS評差金の評価増しも含む総額)」から、一部売却で増える小持分を出す。そして、それに対応して開始仕訳で消しすぎてマイナスになってる関係会社株式をプラマイゼロにしてやる。のれんも減少比率分だけ取り消す。
⑤ ④の差額は通常は売却損益なのだが、増加させるべき小持には(親が単純合算により取り込んでいた)ASS評差金も含まれている。このままだと親がASS評差金を取り込みすぎになってしまうので、それを売却分だけ減らしてやる(減らすことにより小持に振替えている)。これで親に帰属すべきでない分は小持に振替えたことになる。
仕訳のイメージ
(借) 関係会社株式 ××× /(貸) 少持当 ×××
ASS評差金当 ××× のれん ×××
関株売却益 ×××


⑥ 追加取得では「親持が取り込むべき評差」は増えなかった。なぜなら原始取得と同じ考え方で、原始NAとみなされて相殺消去の対象となるからね。
⑦ だけど一部売却では、ASS評差金が動くんだよ。これは親の取り分であったもので、単純合算することにより連結F/Sに反映されてしまうもの、を小持に振替えている仕訳なんだね。
⑧ だから親(連結)に帰属しない部分を消去するというイミでは、開始仕訳の借方のASS評差金と同じ意味合いだね。また期中の変動を小持に按分してやる仕訳とも同じ意味合いだね。どれも小持に振替えているという点では共通してるよ。
⑨ 通常は貸借差額は、売却損益としちゃってOKなのだが、ASS評差金やTAがある場合は、その分だけ追いやられて、売却損益が小さくなるイメージだよ。
⑩ 売却損益とは、取得後増加RJのうちで売却に伴う、ミラクルの左下の切り離し部分だよ。ミラクル全体が「株式全部売却の仕訳」といってもいいからね。


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