中国は様々な問題を抱えていますが、来年も8%前後の成長が見込まれています。 私は上海万博と言うよりも、2012年の共産党大会、指導者層の入れ替わりがひとつの節目と考えています。
ポピュリズムと同じ事で地方で候補者たちが政策競争を展開していますので、共産党大会まではむしろ、景気過熱にブレーキをかける形の政策運営になると考えています。
米国の出口戦略の思惑に金利高、ドル高にシフトするならば、円キ . . . Read more
[東京 19日 ロイター] トヨタファイナンシャルサービス・エグゼクティブバイスプレジデントで元日銀理事(国際担当)の平野英治氏は19日、ロイターのインタビューに応じ、日本経済は年後半以降、世界経済が回復テンポを強めるにつれ輸出中心に持ち直しの動きを強めると見通し、今後の金融政策について、追加緩和の必要性はないとの認識を示した。
日銀はデフレと闘う姿勢を明確にしているが、量的緩和政策に踏み込ん . . . Read more
国家情報センター・マクロ政策動向課題グループは、2010年の金融政策についてレポートを発表した(責任者:範剣平、執筆者:朱敏)。同センターは国家発展・改革委員会の影響が強く、同委の意向をある程度反映していると思われるので、その重要部分を紹介したい。
2010年は世界経済情勢、国内突発事件、資産価格、政策のタイム・ラグ、「極端な政策調整」等依然大きな不確定性が存在する。このため、わが国経済に「 . . . Read more
12月5-7日に、2010年の経済政策の基本方針を決める中央経済工作会議が、国務院・党中央共同で開催された。本稿では、このポイントについて解説する。
(1)経済情勢の変化に応じた的確かつ柔軟な対応
2010年の内外経済情勢に不確定要因が多いため、積極的財政政策と適度に緩和した金融政策の表現は維持しつつも、中身は柔軟となっている。したがって今回は、2008年に見られた「公共支出の大幅な増加」 . . . Read more
このところ内外のメディアで中国の話題を目にしない日はない。例えば「昨年の中国の自動車販売台数が米国を抜いて世界一になった」とか「昨年の中国の輸出額がドイツを抜いて世界一になった」など。また今年のどこかの時点で「中国のGDPが日本を抜いて世界第2位になった」というニュースが暫く日本のマスコミを賑わすだろう。
ポジティブなニュースとともに一方「中国のバブル崩壊リスク懸念」が漠然と高まっている。これに . . . Read more
01/26/2010
信州大学:真壁昭夫
〈先進国から新興国へ流れる投資資金〉
・先進国の中央銀行による資金の一部が、期待収益率の高い新興国へと流れている。
・2009年春先以降の世界の金融市場ではその傾向が顕著
・そのため先進国では、資金漏出が起こっており、金融政策の効果が弱まり、景気を回復させるパワーが低下することが懸念される。
・一方、新興国では、政策当局の手に負えないようなバブルの発生が . . . Read more
2009.05.21 Thursday | category:n. セミナー・レポート・媒体紹介
日経マネー7月号の巻頭特集は、「決算の中に宝の山 日本株底値買いのラストチャンス」だそうです。これだけ上場企業の決算がボロボロだと、来期は、リストラによる固定費削減効果も出て、業績も回復、株価も上昇するだろうというマネー誌の皆様の読みです。「未曾有の不況、これからの生活防衛はどうする?」みたい . . . Read more
2009年5月現在で業績が大きく落ち込んだ企業の株式は、業績予想の下方修正の過程で叩き売られています。ここから、本格的に業績回復軌道に乗る企業は、株価は大幅に上昇することも多いです。このような「業績回復と共に驚異的に株価が上昇する銘柄」をリカバリーストックと言いますが、今日は、このリカバリーストック狙いの投資法について私なりに考えてみたいと思います。
多くの業績悪化企業の中から、リカバリーストッ . . . Read more
07/01/2009
INTRODUCTION
It has to do with the way electronic trading, the new for-profit exchanges and ECNs(Electronic Communications Network) , the NYSE Hybrid and the SEC’s Regulation NMS have all . . . Read more
そもそもの由来はモジリアーニさんとミラーさんの頭文字をモジリMM理論とのことだ。それぞれ85年、90年にノーベル賞を受賞している。
理論としては、仮定がいくつかあるものの完全資本市場では資本構成(株主資本比率なんかの違い、つまり資金調達の際に社債から、また増資からのどちらかによるものであっても)企業価値(時価総額+負債の時価)に変化はないとしている。
つまるところ負債コストと株主資本コストは同 . . . Read more
弁護士法の特例として1999年2月に施行された「債権管理回収業に関する特別措置法」(旧サービサー法)により設立が可能となった、特定金銭債権の管理および回収を業として行う会社のことです。サービサーは法務大臣の許可を受けた株式会社でなければ営むことができず、さらには5億円の最低資本金制度や取締役の1人は適格性のある弁護士であることなど厳しい要件が定められています。金融機関は弁護士以外にも債権回収を委託 . . . Read more
市場リスクを統計的手法により測定した数値のことです。有価証券等のポートフォリオを将来のある一定期間保有すると仮定した場合に、ある一定の確率の範囲内(信頼水準あるいは信頼区間といいます)で、マーケットの変動によりどの程度損失を被り得るかを計測したものです。VaRは通常金額で表示され、その額が大きい程ポートフォリオが内包している市場リスクが大きい事を示しています。
例えば、あるポートフォリオについて . . . Read more
各年度毎の元利金返済前キャッシュフローが、当該年度の元利金支払所要額の何倍かを 示す比率です。
元利金支払の余裕度を見る指標で、財務制限条項として融資契約上、DSCRを一定比 率以上維持する旨借入人に誓約させることも多いです。
プロジェクトの性格にもよるが、ダウンサイ ドケースで、最低1.2~1.3程度は必要です。
DSCR=当該年元利支払前キャッシュフロー/当該年元利金支払所要額 . . . Read more
デッド・カバレッジ・レシオ
リファイナンスが可能かどうかの目安として最もポピュラーな指標です。
DCR = 借入総額/EBITDA
ただしEBITDA = 営業利益+減価償却費
→ 支払利息・税金・減価償却・償却控除前利益。利払前税引前当期損益に、現金の支払いを伴わない減価償却費やその他償却費を足し戻す、事業が生み出すキャッシュフロー把握の為に用いられる。 . . . Read more
債権者が既存の債権を、別の条件の債権に変更すること。特に、金融機関が既存の貸付金を、他の債権よりも劣後する劣後ローンに変更することを指し示すことが多い。貸出先中小企業等の再建の一環として行われている。実質的に貸出先中小企業等の過剰債務の状態が解消され、信用力が高まり、再建の可能性が高まることなどが期待されて実施されている。劣後ローンであれば約定期限経過後に元本の回収が可能となるので、金融機関として . . . Read more