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在外子会社の資本連結(部分法)

2008-07-12 08:25:36 | 連結会計
① ある期末に一括取得のケースでは、その期末ではTA当は出てこないよ。なぜならHR(取得時レート)とCRが一致しているからだよ。TA当はHRとCRとの差額だからね~(これは部分でも全面でも共通だよ)
② TAには2種類あるよ。「NA-TA」と「評差TA」だよ。NA-TAは期末NAの一部だからNA-TAと呼ばれるよ。これは「ASS評差」みたいなものだから、親持と小持に按分するよ。
③ 評差TAは、評差にともなうものだよ。で、部分では親持しか評価増ししてないから、評差TAの全部が親取り分になるよ。だから部分では小持に振替える必要はないよ(全面ではこちらも振替えるよ)。
④ 組替・修正で評価差額はHRだが、土地はCRである。その差が「評差TA当」だよ(期末取得の翌年の組替=TTの2番目の「列」ではね)。取得の期末に評差TA当はでないよ(もちろんNA-TA当も出ないよ)。
⑤ 部分でも全面でもでは土地は毎期末CR換算される。で貸方に計上されている評差は、原始取得NAなので毎期同額である。よって原始とCRとのの差額である(評差TA)は為替変動に合わせて毎期変わる。つまり評差TAの総額は毎期変わるのだ。ただここでメンドいのが、TAがNA項目でありS/Sに記載されるということである。だから前期末と当期変動に分けなければならなず、この点は部分でも全面でも一緒である。期末取得のイメージは
当期末
(借) 土地 (HR) /(貸)  評価差額  (HR)
1年後期末
(借) 土地 (CR①) /(貸)  評価差額   (HR)
                   評差TA当  (CR①-HR)
2年後期末
(借) 土地 (CR②) /(貸)  評価差額  (HR)
                   評差TA前   (CR①-HR)
                   評差TA当   (CR②-CR①)

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