よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録4046(ヘラクレス座 M13、M92 by 130PDS+ASI715MC)

2024-05-15 01:00:00 | MC天体
ヘラクレス座 M13、M92球状星団

130PDS+ASI715MC+赤道儀化AZ-GTiシリーズ・・・☆
*130PDS:口径13cmニュートン反射望遠鏡
*ASI715MC:ZWO社が昨年11月発売した1/2.8インチCMOSカメラ。ピクセルサイズが1.45μmと小さく、このサイズで3864x2192ピクセルの解像度を持つ。

I、ヘラクレス座大球状星団M13
画像イ、SiriLで画像処理

上の☆の組合わせファーストライト。画角は049°×0.28°
事前に3分露光のダークファイルを作成、青空フラットファイル、バイアスファイルも用意、準備万端(極軸合わせは、前日のFMA135+ASI585MCで合わせたままなので省略)。
導入よし、プレビュー画面でのプレ―トソルブOK、アノテーションOK
そして
でかい!アノテーションの円が画面からはみ出てる。
そしてガイドOK
期待一杯で、ライブスタック・スタート!
画像ロ、ライブスタック・スタート画面(画像はプレビューのもの)
3分後1枚目がでる。
画像ハ、(ヒストグラム・オート)
ダメだわ;^ ^)
明るすぎた。

30秒のダークファイルを急いで用意。
やり直し
画像ニ、30秒露出21枚のライブスタック
(ダーク・フラット・バイアス補正あり)
画像ホ、導入画面

いや~凄いの撮れた(よしべ~基準)。画像処理難しそう。
;^^)
こうしてファーストライトは終わりました。

Ⅱ、M92球状星団(ヘラクレス座)
画像ニ、導入画面

画像ホ、プレビュー画面で、プレートソルブ、アノテーションを完了、そしてスクショ
画像ヘ、ライブ画面
ちょっとピントずれてる?どうすればよいかわからない。;^^)
次の天体が気になるので、6分で終了して次の天体へ。
画像ト、30秒露出12枚のライブスタック
(ダーク・フラット・バイアス補正あり)

この☆の組合わせで天体が撮れるとわかったのが大きな収穫。
また、勉強して再度観望する。精進あるのみ。
(^^;

撮影情報
2024年5月10日午後9時過ぎ
メダカベヤ観測所
ヘラクレス座 M13/Mel150/NGC6205 ヘラクレス座(大)球状星団、M92球状星団
主鏡 130PDS+ASI715MC+UV IRcutフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain35、30秒露出21枚(M13)、12枚(M92)のライブスタック
ダーク・フラット・バイアス補正あり
SiriLで簡単に画像処理(M13)
写真アプリでトリミング・画像調整等(M13、M92)

参考資料
03)Constellation~StellarScenesさん『星座』へのリンク

電視観望の記録等関連Blog

















電視観望の記録4045(はくちょう座 網状星雲)

2024-05-12 01:00:00 | MC天体
はくちょう座 網状星雲/Viel Nebura
*東:C33/NGC6992-5
*西:C34/NGC6960魔女のほうき星雲
 現代では、『東+西+IC1340+α=Sh2-103=はくちょう座ループ 』と呼ばれている。

画像イ、調整・トリミングあり
網状星雲は、数万年前の超新星爆発の残骸、今なお秒速100km以上でガスが広がっているという。はくちょう座ループの一部。ループ全体は満月の45倍の拡がりを持つとのこと。

FMA135+ASI585MCの広い画角で、東・中央・西と一枚に写すことができた。(^o^)ノ
なお、中央とこれまで思っていた部分は西の一部でした。(^^; 
天の川の中にあるということで微光星がすごく、ちょっと見にくい。もっと画像処理きちんとしたいと思った次第。雨になったらまた画像処理頑張る。
なお、SkySafariの表示では

という感じ。

画像ロ、CBPフィルター使用、3分露出×18枚、ASIAIRのDSO Stackで、スタック・画像処理
(ダーク・フラット・バイアス補正あり)

画像ハ、ライブ画面

画像ニ、導入画面

画像ホ、SkySafariによる観望位置


撮影情報
2024年5月9日午前1時前
メダカベヤ観測所
はくちょう座 網状星雲
主鏡 FMA135+ASI585MC+CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain252(M)、3分露出18枚のライブスタック
ダーク・フラット・バイアス補正あり
写真アプリでトリミング・画像調整等

参考資料等
02) 銀河星雲マニア / SeestarマニアJUNPYのサイト
03)Constellation~StellarScenesさん『星座』へのリンク


よしべ~の業務報告
2024-05-11
巨大フレアー発生で、電波障害や世界各地でオーロラ観測のニュースもありました。
そして、その活動拠点の1つ巨大黒点群AR13664ともお別れです。
X見てたら、北海道や東北でのオーロラ観測が出てました。


Seestar等倍

2倍


4倍




電視観望の記録4043(はくちょう座 北アメリカ星雲、ペリカン星雲)

2024-05-10 01:00:00 | MC天体
はくちょう座 NGC7000北アメリカ星雲、IC5070ペリカン星雲
画像ア、トリミング・回転・画像調整あり
NGC7000(C20、Sh2-117)は、距離約2300光年、デネブのそばの散光星雲、満月の20倍ほどの広がりを持ち、その見た目から北アメリカ星雲の愛称で呼ばれている。そのすぐ隣には、IC5070(又は、IC5067~5070)のペリカン星雲が見られる。
実は、この2つは、同一の星間雲の一部であり、NGC7000+IC5070と地球の間の暗黒星雲で分断されて見えているとのこと。

久しぶりにSeestar以外での天体、しかも星雲。長かった~
電視観望も1年経つと少しは成長する。
『なんにも成長してない。幼稚園爺さんから、三才爺さんに退化してるわ!機材のおかげ』と館長。;^^)
それは兎も角
前日M13、本日コートハンガー、ガーネットスター周辺に続く観望。カメラの45°回転もうまくでき(*)、大物釣れた。(^o^)ノ
この後、網状星雲を狙ったが、雲で撃沈。画角的には西・中央・東が、すっぽり入るので、晴れたら今日も狙う。

ベランダのSeestarとのニ筒流;^^)
大谷さん頑張れ!私も頑張る!
『バカじゃない。恐れ大いわ!』

*FMA135は鏡筒バンドのネジを弛めると簡単に回転させられる。

画像イ、CBPフィルター使用、3分x12枚のライブスタック・スクショ撮って出し
(ダーク補正あり)

画像ウ、ライブスタック画面

画像エ、導入画面
画像オ、SiriLでアノテーション
(画像はもともと2Kサイズ。そのままiPadからアップすると文字がまったく読めなくなるので、左右トリミング。)

画像力、SkySafariによる観望位置


撮影情報
2024年5月8日午後12時過ぎ
メダカベヤ観測所
はくちょう座 NGC7000/C20/Sh2-117北アメリカ星雲、IC5070(又は、IC5067~5070)ペリカン星雲
主鏡 FMA135+ASI585MC+CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain252(M)、3分露出12枚のライブスタック
ダーク補正あり
写真アプリでトリミング・画像調整等

参考資料等
02) 銀河星雲マニア / Seestarマニア JUNPYさんのサイト
03)Constellation StellarScenesさん『星座』へのリンク
04)天体撮影で利用しているツール一覧 HIROPONさんのブログ

09)

電視観望の記録049(はくちょう座 C20北アメリカ星雲) - よしべや自然博物館

はくちょう座C20(NGC7000)北アメリカ星雲画像①(QBPフィルターⅢ使用、回転、該当部分トリミング)QBPフィルターによる4つ目の電視観望は、北アメリカ星雲。写ったときは、...

goo blog

 
10)

電視観望の記録069(はくちょう座 ペリカン星雲) - よしべや自然博物館

はくちょう座ペリカン星雲(IC5067・IC5070)画像①(画像③より、1300×1000切り出し)北アメリカ星雲(記録049)のときに、写ってなく大騒ぎしたペリカン星雲。写りました良...

goo blog

 
追加2024-05-10)
5月9日深夜、取り直ししたので、2日分約30枚(3分露光)をASIAIR本体の「DSO Stack」で、フラット・バイアスを加えてスタッキング。やっと人並みぐらい?

ここでは、アノテーションもできた。



よしべ~の業務報告
2024-05-09
肉眼黒点出現、していた!?
Seestar等倍

2倍


4倍
昨日、gooblog『今日の太陽 20240508 』(趣味としての湖沼学さんのブログ)で見て、もしかして肉眼黒点?よし!同歩だ!と待機したが一日太陽の見えない曇り(^^;
今日やっと見えました。太陽観察用オペラグラス・日食グラスどちらでもしっかり確認できました。
なお、太陽観察は危険を伴います。ベテラン・専門家の方でも、望遠鏡を燃やした等の事故の話を聞きます。
実施される場合は、適切な器具等を使用し、説明書等をしっかり理解する必要があります。特に、適切な遮光フィルターを使わないと目に深刻なダメージを受けるのでご注意下さい。













電視観望の記録4042(ヘラクレス座球状星団M13 by ASI715MC)

2024-05-01 01:00:00 | MC天体
ヘラクレス座 M13球状星団/Hercules Globular Cluster

画像① ②のトリミング
画像②CBPフィルター使用、3分露出3枚のライブスタック
M13は距離25100光年、北半球でもっとも明るい球状星団とWikipedea。見かけの等級は、+5.8で、暗い所なら肉眼で見えるとのこと。

久しぶりの観望。メダカベヤからFMA135+ASI715MC+赤道儀化AZ-GTiでのテストの一環。上級者の方々の多段階露光とかをまねしたく、;^^)30秒露出10分、1分露光6分、3分露光9分のライブスタックやってみました。撃沈です。;^^)
一番まともな3分露光×3の9分ライブスタックが、画像②。まあ、これも経験です。

ライブスタック中は気づかなかったが、トリミングして拡大表示されると星が楕円(画像①)。薄曇りの中の観望なので、ガイド星を何度か見失うこともあり、仕方ないかとあきらめる。アノテーションのためSirILに読み込んで簡単画像処理。『逆畳み込み』処理中のPSF(点拡がり関数)の像は、初めて見る見事な楕円;^^)・・・画像④は、補正後(ダーク未適応)。

まだまだ先は遠いが諦めずに頑張る。精進あるのみ。

覚書)
①低空の雲でPA(極軸アライメント)できず(2回目の移動でいずれも室内を写す)。前回設置して動かしてないのでそのままで観望。
②Wikipediaに今年も小額だが寄付。

画像③ライブ中の画面
画像④逆畳み込み後のアノテーション(by SiriL)

画像⑤導入画面

撮影情報
2024年4月28日午後9時過ぎ
メダカベヤ観測所
ヘラクレス座 M13/Mel150/NGC6205 ヘラクレス座(大)球状星団
主鏡 FMA135+ASI715MC+CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain35、3分露出3枚のライブスタック
ダーク補正あり
写真アプリでトリミング・画像調整等
SiriLで簡単に画像処理後アノテーション。GHS(一般双曲線ストレッチ)難しい。




電視観望の記録4041(こと座 M57リング星雲 by ASI715MC)

2024-04-25 01:00:00 | MC天体
こと座 M57リング星雲/環状星雲

ASl715MCテスト4
月と雲と黄砂の夜に(月齢9.7)

ZWO ASI715MCとは、2023年11月に発売された1/2.8サイズの惑星用CMOSカメラ。解像度は3864×2192。ASI585MCとほぼ同じ。その一方で、Full wellは、約6Keと小さい。ZWOの惑星用カラーCMOSカメラで2番目に安価(約3諭吉さん)。

撮影環境
FMA135+ASI715MC+CBPフィルター(主鏡)
SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフイルター(ガイド)
赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus+iPhone SE3(架台・制御)

画像①ピンチアウト拡大、スクショ
M57は距離約2600光年のこと座の惑星状星雲。星雲の中心にはWD 1851+329と呼ばれる白色矮星あるいは惑星状星雲中心星が存在し、数千年前に放出されたガスがこの星によって輝いている姿。ドーナッツ状の端正な姿とカラフルさで人気の天体。

上級者の皆さんの目標は、外側のフリルのような模様と中心の白色矮星を写すことらしいが、私の目標は、β星シュリアクとγ星スラファトを一緒に写すこと。あわよくばこの2つの重星が分離してくれればぐらいの気持ち。まあテスト撮影だから。

ところで、リング星雲は、小さいんです。次の画像②。

画像②CBPフィルター使用、gain35、撮って出し
(30秒×30枚のライブスタック、ダーク補正あり)
M57は中央右ななめ上。希望通り、β星γ星と一緒に写った。画像①はiPhoneSE3上で②をいつものピンチアウトで拡大したもの。隣で館長が『なんでこんな汚い画像上げるの!』とぼやいてます。;^^)まあ、記録だから・・・
iPhoneの拡大凄いので、最大までやってみる。

画像③ピンチアウトで最大拡大
中心星は見えず残念。;^^)
重星についても観望中は分離できたと喜んでいたが画像を見るとビミョー。

画像④ライブ画面
画像⑤導入画面
館長が云うように、背景がちょっとなので、フラットとバイアス補正もかけて、ライブスタックのやり直し(画像⑥)。少し改善された;^^)
ただ、6分のライブスタックで、電線が写り始めたので、そこで終了となった。

画像⑥ダーク・フラット・バイアス補正あり、30秒x12枚ライブスタック

画像⑦ASIAIRのアノテーション(M57は表示されず)

画像⑧

天体や星像等は綺麗に写っているが、背景が・・・。月夜だからか、黄砂だからなのか、カメラの仕様か、私の腕か・・・;^^)
経験値は稼げたので、また続けて頑張るしかない。
星雲撮りたいけど、雲と黄砂でなかなか実現せず。

撮影情報
2024年4月18日午後10時半頃
メダカベヤ観測所
こと座 M57/NGC6720 環状星雲/リング星雲
主鏡 FMA135+ASI715MC+UV IRcutフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRCutフィルタ一
ASIAIR Plus+赤道儀化AZ-GTi
ASIAIRアプリでgain35、30秒露出30枚のライブスタック
ダーク補正あり
写真アプリでトリミング・画像調整等

参考資料等
    JUNPYさんの銀河星雲マニアのためのサイト
03)Constellation~StellarScenesさん『星座』へのリンク
    東京のど真ん中で天体写真しているHIROPONさんのブログ

電視観望の記録079(こと座まとめ) - よしべや自然博物館

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