私の友人で大企業の「人事課長」に出世しながら、自らが中心に実行したリストラに納得出来ず、40を過ぎて退職、専門学校に3年間学び、現在は理学療法士として活躍している者がおります。
彼奴のような思いやりと優しさのない輩が当世、人事課長としては向いているのかも知れません。
しかしながら、私は人事を司るに当たって大切にするべき事は「人事は愛だ。」という基本姿勢、信条だと思います。いかなる場合でも先ずは相手の立場にたって考え、辛い処遇をする時ほど真摯な態度で、理由を丁寧に説明し、何としても対象者の理解、出来れば同意をお願いするのが、その道のプロの仕事だと考えています。
重要なことは、例えば職場復帰一歩手前の私の姿しか捉える事に終止せず、情報を集める努力を惜しまずに、その背景として過去2年以上に渡る闘病生活について、認識し共感する態度であります。
またまた、堅い話で恐縮でした。
「思い煩う事なかれ、生きてるだけで丸儲け。おもしろくない事、やな事は自分なりにやり過ごし、右から左へ受け流す。」