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「エヒメアヤメ」を見に、帯隈山に行く!(霧雨の中での桜見も!)

2017年04月08日 | 花あるき



この何年かは、毎年のように帯隈山のすそ野に足を運んでいる。

そこは、国指定天然記念物「エヒメアヤメ」自生南限地帯である。
「エヒメアヤメ」は、背丈が低いが花の色は何とも言えぬ「藍色」で、
大きな山桜が立つ丘の斜面には、ぽつぽつと花束のような姿がとても美しい!


いつもならば、3月末ごろが最盛期なのだが、今年は少し遅れているようだ。

それで、体調も回復傾向なので、昨日の土曜日に午後から三瀬峠を越えた。


この一週間「エヒメアヤメ祭」が行われていて、幟旗が立っている。



「久保泉」の人たちが、自生環境保全会を作られ守り続けられている。
そのおかげで、毎年美しい「エヒメアヤメ」を見ることができる。


狭い山道の交通整理までしてあって、本当に有り難い。


そしてその地へとたどり着いた。



最初に目に付いた青い花はというと
これは「キランソウ」だね


そして、今年も見ることができた「エヒメアヤメ」。
雨の雫も美しい!


小さな花束みたいなのから



こんな株まで、それこそいろいろ!



小高い丘の山桜は、前日の風雨でたくさんの花びらを散らしていた。



だから、雨に濡れた「エヒメアヤメ」にも花びらが!



霧雨に濡れる「エヒメアヤメ」が美しい!



この色合いが、何とも言えない!



久保泉の人によると「エヒメアヤメ」の開花は、ソメイヨシノと同じだそうだ。
なので桜も満開!


ちなみに、宮崎にも自生地の南限があるのだけど?



昔々の大昔、地球規模の話で、大陸から取り残されたというレベルでの話だそうだ。
その意味においては、佐賀も宮崎も同じレベルなんだね!


こんな大きな株に、それこそ心を十二分に満たされた。



「エヒメアヤメ」に大満足だったけど、その他にもいろんな花が咲いていた。
山桜かな?


「サルトリイバラ」の花。



これは、普通の菜の花だけど、とてもきれいだね!



少しピンクの色合いの「ヒメウズ」



楽しみにしていた「バイカイカリソウ」。
残念ながら咲きはじめ程度だった。


そして、まさかここで見れるとは思わなかった
「シュンラン」


今年も、また「エヒメアヤメ」を見ることができた。

それも地元の人のご努力のお陰と、感謝しながらこの地を後にした。



帰りに、少しだけ金立公園にも立ち寄ってみた。



ガスに煙る「金立山」と「菜の花」と「桜」!



素敵な空間が広がっていた。






雨の中の花散策もたまにはいいもんだ!



4 コメント

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エヒメアヤメ (山沢周平)
2017-04-11 18:22:53
たまさん、ありがとうございます。

「エヒメアヤメ」は、愛媛で最初に発見されたので「エヒメ」と名付けられたそうです。

この記事を楽しんでいただけたらうれしいです!
これから、体調も良くなると思いますので、いろいろと頑張ります。(笑)
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Unknown (たま)
2017-04-11 08:07:18
エヒメアヤメ!初めて見ました。素敵!!~ヒメと名前がつくからにはふつうのアヤメよりも小さいのですね~。
雨に濡れた姿もなかなかいいものですね~。
いや~楽しませてもらってま~す。
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おはようございます (山沢周平)
2017-04-10 07:48:56
てりはさん、「金立山」と「鷹取山」に登られたんですね。

その上に、「エヒメアヤメ」ですか!
2週間運動禁止の私には、羨ましい限りです。

でも良かったですね!あの地は、祭りの1週間しか開放されてません。
しかも最終日に偶々通りかかってですね。
「エヒメアヤメ」が呼んでくれたのかもですね!
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Unknown (てりは)
2017-04-09 22:28:42
いつも美しい画像と鮮やかな花々ありがとうございます。自然の素晴らしさを感じます。偶然にも翌日曜日に金立山に行く途中、話に聞いていたエヒメアヤメ自生地ののぼりが目につき、金立山から鷹取山に移動する途中に寄って同じく感動したところです。頑張ってカメラに収めたつもりですが、やはり全く及びませんね。
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