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山や山野草、名湯を求めて,九州を中心にうろついてます。

行縢山(ムカバキ)をガッツリ歩く!(雄岳、雌岳を周回し、行縢を堪能する)

2015年09月23日 | 山登り

今回の連休は、いつもの山仲間達とどこかに登ることになっていた。


ただ、皆さんそれぞれ忙しそうで、日程をなかなか決めきれていなかった。
それが、どうにか22日なら行けることになった。


問題は、どこに登るかなのだが、Yさんが「これまでに登ったことがないとこ!」

「できれば、九州百名山!」との要望をメールしてきた。

それで、いろいろ考えてみた。

そうだ!せっかく高速で延岡まで行けるので、今回はいい機会だから、
延岡近辺の山で日帰りができるかを試してみることにしよう。


そんなことで、今回は初めての日向の行縢山を登ることになった。
ただ、山のガイドブックには、「初心者、ファミリー向き」とされている。

本来ならば、6月のササユリの季節に登るのが最高なのだろうけど、
雌岳まで足を延ばせば少しは面白いかも、などと思っていた。


5:00 自宅を出て、Kさん、Yさんを拾って、6時前には高速に乗った。


大分道の甘木あたりで、ようやく夜が明けてきた。

7:10 別府サービスエリアで小休止。



家を出てから、約4時間半、ようやく行縢山が見えてきた。
高千穂経由とどちらが早いのかな?



行縢神社の上の駐車場に車を止めて、
10:05 登山開始。
何だか、Yさんがとても楽しそう。


登り始めて15分くらいで、滝見橋に着いた。
思わず撮影タイム!


そして、その滝はというと、


さすが日本の滝百選!

この橋からしばらく登っていくと



行縢の滝近くまで行ける。



こんなところでは、やっぱり記念撮影だね!



それを見ていた地元の男の子が、「僕も写る!」という。



小学2年生というこの子の方が、とても感じがいい!

そして子どもたちと少し話をしていたら、
「僕達、このおじさん達と頂上へ登る!」と言い出した。
会社の仲間と来ているという母親達は、まだ下の方で、
子どもの連れの付き添いらしきおじさんが少し困っていた。


この時期の行縢山は、花がほとんどないようだ。
どうにか、ヤマホトトギスを見つけてパチリ。



男の子が、「この花なんて言うの?」と聞くので
「ヤマホトトギス」というんだよ。というと、
それから私のことを「ホトトギスのおじさん」とおっしゃる!
さらに、Yさんのことは、「28歳のおじさん」と!

何かそれって、純粋な子ども心に悪くない!

そんな出来事もあって、和やかな気分で登っていく。
急登はあるが、危険なとこはないので、「初心者、ファミリー向き」だね。



「さぁ!先を急ごう」



6合目を通過。下の方から「ヤッホー!」と子どもの声が聞こえてくる。
28歳のYさんが、「やっほう!」と返す。



11:13 「山の神」の社がある「峠」に着いた。



県民の森分岐を通過。ここを右に行けば雌岳へと通じている。



この渡渉点では、先を行っていた別の子どもが川に落ちたらしい。


親御さんらが慰めていた。


そんなことがあって先に進んでいると、「え!」とKさんが声を上げた。
何事が起きたのかと、振り返ると、なんと、


インコを肩に乗せたお兄さん!

思わず、「大丈夫なんですか?」と、声をかけた。



「黄色が7回目、緑のが5回目の登山です。」とのこと。



もう少しで頂上だ。



12:00 頂上(雄岳)に到着!



「インコ君たち」も無事に頂上に登っていた。









さぁ!豪華なランチとしよう!
少し、淋しいかもね!


紅葉の時期に登ろうかと思っている「大崩」は雲に隠れている。



12:50 頂上でゆっくりした後、下山開始。



このままでは、本当に初心者コースで終わってしまうので、
Yさんが、「雌岳にも登ろう!」と、おっしゃる!

「そうだね、もう一つの「トッペン」にも登ろう!」と、私。


それで、50分ほど下りてから、急峻な方の「雌岳」へ登山路から登りはじめる。



この道は、とても荒れていて、倒木などが多かった。
しかし、急登ではあったが、おもしろいルートだった。
ここでも行縢の滝が見える。


Kさんが立ち止まってカメラを構えた。
この前もどこかで見かけたキノコ。


そして、今回の山で唯一の花といってもいいかな。
シコクママコナ


荒れた急登を登って、やっと稜線に出た。



このルートは、感じがいいのだが、45分で雌岳に着くはずが、
これがなかなか着かない!



途中には、「シコクママコナ」が群生していた。



これはこれで結構美しい!



14:58 雌岳頂上到着!30分も余計にかかっている。
だいぶ登り返したので、少しお疲れモード!


さぁ!急いで帰ろう!



雌岳からの下りは、県民の森コース。
このコースがとても良かった。



雰囲気あるね!



渓谷の感じがとてもいい!



ここにも、「シコクママコナ」が。



紅葉シーズンはきれいだろうね!



そうこうしているうちに、「山の神」の社まで戻ってきた。
今日ここを通過するのは3回目だ。




だんだん暗くなってきている。急ぎ足で下りよう!



「くたびれたけど、ササユリの時にまた来よかね?」と、私が言うと、
「行縢は十分堪能しつくしたから、もういいです!」と、Yさん。
「ササユリが咲いていると、また感じが違って、とてもいいはずだよ。」

と、思ったけど、口には出さなかった。


それはそれとして、16:55 登山口に着いた。



食事タイムも含めて、計7時間弱。「ガッツリ、行縢を堪能した!」


せっかくなので、「行縢神社」にも立ち寄った。



特に、狛犬が良かった!






そして最後に、佐伯まで戻って「正真正銘の豪華ディナー」。



店に着いたのが、7時。ちょうど店の人が「本日は終了しました」を
出しているところだった。ここで、Yさんが本領発揮!
「お願いします。ここに来たくて2時間飛ばしてきました。」



ということで、Yさんのおかげで美味しく食べることができました。

このあと、「やよいの湯」で汗を流して、24時過ぎに自宅に帰り着いた。

皆さん、お疲れさまでした。また、「ササユリの時に、登ろうよ!」


2 コメント

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Unknown (名も無き登山者)
2015-09-26 11:39:01
この前インコを連れて登った者です。今週延岡は雨降りの予報ですので次回は来月の登山予定となります。また延岡にお越しくださいませ。インコ共々お待ちしております。
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インコによろしく! (山沢周平)
2015-09-26 20:56:20
名も無き登山者さん、先日は、登山路と頂上で親切に相手をしていただきありがとうございました。
かわいいインコでしたね。山登りの途中でしたので、ただただ驚きました。犬を連れた人にはよく合いますが、インコ連れは初めて出会いました。
また、ササユリの時にでも、そちらに行きたいと思ってます。
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