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山や山野草、名湯を求めて,九州を中心にうろついてます。

男池、阿蘇野に、アズマイチゲ、ユキワリイチゲを探して

2014年03月24日 | 花あるき
春先に咲くという「アズマイチゲ」、「ユキワリイチゲ」の存在は、山野草に興味のある人はよく知ってあるのだろう。
それは、この時期になると多くのブログなどで、その美しい姿を見せてくれるからだ。

しかし、私はというと、まだその姿をこの眼で見たことがない。
そこで、いろいろと下調べをして、3月23日の日曜日に先輩のSさん、Kの3人で「花あるき」に出かけた。
目指すは、久住の「男池」と庄内、直入周辺だ。

今日はじっくりと花を探す予定なので、山登りはしない。まさに「花あるき」なのだ。
「アズマイチゲ」「ユキワリイチゲ」は日が差さないと花が開かないということなので、少し遅く出発すことにした。9時少し前に、筑紫野インターから高速に入り、10時半過ぎに、まず手始めに立ち寄ったのが「くじゅう野の花の郷」。ここはいろいろな季節の花を見ることができることで有名なところだ。
春まだ浅いこの時期には、まだあまり花は咲いていないが、「福寿草」が雪の中から顔を出していた。


2週間前の仰烏帽子山で、素晴らしい「福寿草」を見てきたので、あまり感動はないが、カメラの練習がてらのパチリである。
「カタクリ」も一輪。こちらは、あと1週間で咲き始めるとのこと。


男池に向かう途中で、「星生」が見える。山肌は未だ多くの雪が見てとれる。


11時15分、最初の目的地「男池」に到着。入り口で100円支払って、男池周辺で「アズマイチゲ」「ユキワリイチゲ」を慎重に探す。
ところが、「アズマイチゲ」、「ユキワリイチゲ」の姿形は皆無。どうにか「アズマイチゲ」の葉は見つけることができたが、花は見あたらない。それで、

定番の「石を抱える木」を写していると、「あった!」とKの声が聞こえた。

急いで声の方に向かった。「アズマイチゲは」大きな木の根本に隠れるようにひっそりと咲いていた。
今年は雪が多かったので、開花が遅れているのだろう。結局5株ほどしか見れなかった。








男池の水くみ場は、工事があっていた。よくわからないがこれ以上整備はしない方がよいのではと思った。




「アズマイチゲ」だけしか見れなかったので、男池から次の場所に移動した。
移動の途中で、「名水の滝」に立ち寄り、カメラ撮影の練習。シャッタースピード優先で何枚か。






あまり上手く撮れない。「うぅーん!これからもっと励まなくては!」

そして、もう一カ所立ち寄った。


今年はこれまでの碁の成績はというと、3勝15敗で、絶不調。例年なら2勝一敗のペースなのだが。


精一杯拝んだので、これからは上向くことだろう。(希望的観測)

さあ、いよいよ今日のお目当ての「ユキワリイチゲ」。事前の情報では、「庄内の登吾留場所の民家の倉庫の裏」。どう考えても楽に見つかるとこではないね!と思っていたら、いい出会いがあって、情報交換ができた。
それで割とすぐに見つかった。







何とも美しい。でも、どうしてここだけに?と疑問。

近くに「アマナ」もしっかりと咲いていた。


大満足の中、14時過ぎに遅めの長湯でランチを食べた。「天風庵」だ。


店は、カニ湯のすぐ前にある。


で、食べたのはこれ、名物のうどんセット。少し高めではあるがとても美味しかった。


お腹も一杯になり、本日最後の場所へと向かった。ここでは多くの人がカメラを持って訪れていた。この道では有名のようだ。直入の「とある神社」。まず、大きなケヤキの木が出迎えてくれた。


狛犬の表情が何ともおもしろい。


そしてここのメーンはというと「ユキワリイチゲ」。


あまりにも花の数が多いので、少しありがたみが感じられなくて、ほかの花を写した。

ここにも福寿草が咲いていた。しかも大群落だった。「これ何!」と叫んだ。






そして、ここにも「アマナ」が。大振りでかっこうよかったので少しばかり激写。








「ニリンソウ」も咲いていた。




そうこうしているうちに、もう4時近くなってしまった。あわてて、「七里田温泉館」に行き、ゆっくり汗を流して、帰路についた。


今日は、初めての「アズマイチゲ」「ユキワリイチゲ」に出会うことができた。何ともいえない色合いの「ユキワリイチゲ」、ひっそりと木の陰で咲いていた「アズマイチゲ」に自然が作った芸術品を見たような気がした。


















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