今回の連休のどこかで、花見を兼ねた山登りに行こうと思っていた。
しかし、ご承知の通りの台風18号がやってくる。「残念無念」!
そう思っていたのだけど、どうにか17日には通過するとのこと。
そうなると、どこか花のある山をということになる。
はじめは、金山あたりであの花をと思ったりもしていたが、
雨が降った後なので、渡渉に苦労してもと悩んでいたら、
花友のAさんから、「渡神岳と酒呑童子山に行かないか?」
とのメールが入った。私に異論あるはずもなく、「いいですね!」と返信。
いつもの山仲間にも呼びかけると、Yさん、Kさんも「行くよ!」とのこと。
こうして、「津江の奥深い山々がオイラを呼んでいる」が整った。
18日(月)、6:30に家を出て、順に拾って高速に乗り「津江」を目指した。
8:45 頃には、渡神岳すそ野に着いた。
まずは、目的の花探し。
「ヤマホトトギス」が咲いていた。
「ツリフネソウ」もたくさん!
「キツリフネ」も咲いているが、でも……
そして、目的の花が!
「その花は「エンシュウツリフネ」。
なんとも言えない美しさ!
ここは、まるでツリフネ街道だった。
目的の花に出会えたので満足ではあるが、やはり頂上は踏まないとね!
登山口周辺は、「シコクママコナ」の咲き乱れ!
これでもかみたいに咲いていた。
「モミジガサ」に光があたっている!
アップで見るとこんな感じ!
そして、山道を登っていると4人の登山者が下りてこられた。
「まぁー!」とお互いのグループから声が上がった。
何と、Kさんが一昨年カナダのバックパッキングを一緒に歩いた人と出会った。
その人は北九州の人で、もちろん何の申し合わせもしていない。
たまたま、この津江の奥深い山の中での出会うとは。
これまた、偶然にも次の酒呑童子に登るとのこと。世の中不思議だね!
しばらく、お話をしてからそれぞれの次の目的地へと進んだ。
10:45 渡神岳頂上。
見晴らしは今一歩かな。
昨日の強風で、小枝などが落ちていたが、
そして、次の山へと急いで下りているときに……
鎖場で、Yさんが「アッ!」と大きな声を上げて転倒。
「大丈夫?怪我は?」と駆け寄る私たち。
転倒した拍子にメガネは吹き飛び、Yさんは目を押さえてる!
吹き飛んだレンズは、Aさんがどうにか見つけ出し、
心配した眼球も取りあえず無事のようで、ホッとしたんだけど、
一番安心したのはYさん自身だったかもしれない。
転倒して、「やってしまった、もうしまえた!」と思ったそうだ。
前を歩いていた私は、大きな叫び声に振り返ると、
足をひねったように見えたので、骨折したかも!
なんて思ったりもしたので、皆さんも、くれぐれも用心用心!
そんなことがあって慎重に下りていると、
青色のキノコがあった。こんなの初めてだ!
これから咲きはじめる「キッコウハグマ」を見つけたり
11:40 どうにか登山口まで帰り着いた。
お別れに、「エンシュウツリフネ」をもう一枚撮ってから次へと向かった。
道の駅「鯛生金山」に向かって移動してる途中では、
「アケビ」を見つけて
有り難く食したのだけど、「美味しかった!」
12:20 道の駅「鯛生金山」で今日の豪華ランチ。
暑い時には、「とろろそば」が一番。
そして、津江のもう一つの山「酒呑童子山」登山口へ。
実は、先日「八方ヶ岳」に登ったのだが、
ついでに登る予定だったのが「酒呑童子山」だった。
だけど、平山温泉の名湯の誘惑に勝てず断念していた。
そのことを知ってか知らずか、Aさんが酒呑童子に行こうと!
なので、私にとってはリベンジと言うことになる。
時間も落ちているので、ショートカットコースから登りはじめる。
稜線に登り上がると、石仏があった。
ここはパチリとしなくっちゃ!
登山路の両側にはスズタケだが、刈り込んであって歩きやすい。
「オッと!竹の花だね?」
花をアップで見ると
なんとも言えに風情!
という感じで登っていくと、ここにも鎖場が!
思わず、「一歩一歩だよ!」と声を掛ける!
私はというと、急斜面の途中で花をパチリ!(なんのこっちゃ!」
「ツルリン」の3姉妹!
13:30 酒呑童子山山頂にとうちゃこ!
見晴らしは良かった。久住~万年山方面
こちらは、先ほど登った渡神岳~釈迦岳方面。
そして、この山はYさんも無事に下山!良かった良かった!
そう、この山に来たかった「花」があったんだよね!
少し終盤を迎えてはいたけど、
この山の「シュスラン」を是非見たかったんだよね!
「うぅーん!美しい!」
と、大満足だったんだけど、Kさんが立ち止まって「これ何?」!
Aさんも私も通り過ごしていた。「何々?」と引き返すと!
何と!「ジンバイソウ」ではないか!
まさかここで、「ジンバイソウ」が見れるなんて。
思わず、「お手柄お手柄!」と叫んでしまった。
思いもしないご褒美もいただいて、最後のところへと向かった。
その長い林道移動の途中にも、
「シギンカラマツ」と「ミズヒキ」のコラボ」
ここでも「キッコウハグマ」が、
早く咲いたところが見たい!
夕闇迫る時間となったが、どうにか最後のところについて、
小腹が空いたので、Kさんのカナダのお土産「ムール貝」とクラッカーを食して
「ノアズキ」
「カラスノゴマ」
などを撮っていると、またまたKさんの声、「これなあに?」
「ドヒャー!」。何とここにも「スズムシバナ」が!
そんなこともあったんだけど、目的の花はというと、
まだ、堅い蕾だった!そうだよね、全部うまくいくのはできすぎというもんだ。
本日は、これで十分に満足!満足!
ということで、時間がずいぶん落ちたので、いつもの名湯にも入らず
きわめて安全運転で、八女から高速に乗り、一路福岡へと車を走らせた。
みなさん、少し緊張した場面もあったけど、お疲れさまでした。
「また、どこかの山に登ろうね!」
エンシュウツリフネ、淡い色彩で美しい花ですね!
長崎近辺では出逢えないものなので、是非この目で見てみたい花です。
他にもいろいろとお花が咲いていて素敵な山系ですね。
エンシュウツリフネ、なんとも言えぬ美しさでした。
今まではあまり登らなかった津江の山でしたが、
これほどいろんな花が咲いているとは驚きでしたね。
また、いろんな季節に行ってみようと思いました。
渡神岳・酒呑山で花の名前を教えて戴き、名刺をいただいたので、訪問しました。
その節はありがとうございました。
教えて戴けなかったら、エンシュウツリフネソウもシュスランも見ることなく終わっていました。
本当にありがとうございました。
それにしても、まだまだたくさんの花が咲いていたのですね!
もう一度行って可愛いお花さん達に会いたくなりました。
世の中狭いものですね。カナダの山を歩いたお二人の再開が、
津江の奥深い山の中とは!
それに、皆さんの中のお二人は私たちと同じ会社の人だったそうですね!
それまた、びっくりでした。
エンシュウツリフネとシュスラン、見れてよかったですね!
また、どこかのお山でお会いしましょう。