測量船くるしまは、第六管区海上保安本部に配備された海上保安庁で最も新しい小型測量船です。
測量船とは、海の深さや流れ、水質などの海洋の状況について、搭載する各種観測機器により測量・観測を行う船です。
上記により測量・観測した成果は海図や潮流図等の水路図や冊子に反映し、海上交通の安全確保に寄与しています。
また、必要に応じて上記機器により沈没船の船体捜索などの業務も行います。
海上保安庁は大型測量船5隻、小型測量船8隻を保有しており、「くるしま」は平成15年3月に配備された海上保安庁で最も新しい測量船で、小型測量船としては唯一の環境調査が可能な機器を搭載しています。
「くるしま」の名は瀬戸内海の海上交通の要衝として知られる来島海峡に由来し、水路測量や海象観測に多大な成果をあげてきた15m型測量船「くるしま」(先代くるしま)の名称を引き継いでいます。
性能諸元
総トン数 | 27トン |
全長 | 21m |
深さ | 2.4m |
全幅 | 4.5m |
エンジン | ディーゼル500馬力2基 |
スクリューの数 | 2軸 |
主な観測機器 | 浅海用マルチビーム音響測深機、音響測深機、水質自動観測装置、多層音波流速計、サイドスキャンソナー |
配備された年 | 平成15年3月 |
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