ふくふく日記

絵本・紙芝居作家のよこみちけいこのブログです
子育てに家事に音楽に創作のことなどなど,マイペースでのんびり更新中

小学校でコンサート♪

2016-08-30 15:19:07 | 音楽活動


ちょっと前のことですが、今年は6月から7月にかけて、いろんな小学校で訪問コンサートに行ってきました。
コンサートといっても、聴きにいくのではなくて、オファーをいただいて小学校で演奏してきました。

うちは夫婦で音楽活動をしているんですけども、私がピアノで旦那はサックスです。

地元の保育園や小学校や福祉施設などなどから、オファーをもらって、ほそぼそ~と活動をしています。

「ご夫婦で仲良くっていいわねえ~~~」
と、よく言われますけども、まあこの活動のせいで、喧嘩も多いですねえ。ふ~

旦那は練習がキライなんですよね。それで、
「ゲームばっかりしてないで、練習しなさいyo!」
って、よくケンカになっちゃうんですよね。まるでお母さんと息子のようだ・・・。

練習をちゃんとしたら、素晴らしくのびやかで太い音で、迫力あるいい音で演奏できるんです。
聴いてる人がわしづかみにされるような演奏をすることも(たまに)あるんです。
なのでやればできるのよ!あなた、できる子なのに!

もったいない~~~~もったいない~~~~~。

本業は激務なサラリーマンなので、まあ日々忙しいんですけど、それ以上にスマホでゲームしてる時間が多すぎるんですわな!
スマホゲーのせいで、ケンかになることが多い!
ごはん食べながら、gameされると、ほんとイライラしちゃう。

と、まあ旦那のことはおいといて。

ことのきは紙芝居コンサートで、紙芝居のあとに、私たちの演奏に合わせて、子供たちが歌ってくれたんですけど、
もう自分でも自分にびっくりするくらい感動してしまいました。

体育館いっぱいに広がる子供たちの歌声に、ピアノ弾きながら、こみあげてしまって。
そのあと、司会でしゃべるんだけど、いや~もうムリ!
涙こらえながら、「お、お、あ、あの・・・」ってなっちゃってさ、ちょっと恥ずかしかったんですけども。
でも、あーこんな体験ができることが、本当に幸せだなあと思いました。

子供の歌って、反則ですね。。。ストレートで胸をうってきます。
そしてまた歌ってくれた歌の歌詞がすごくいいんですよねえ。
「にじ」っていう童謡なんですが、心が澄み渡るような、そんな気持ちになります。



こんな感じで、自分の作品が映画のように大写しにされて、見てもらえるだけでもう、感涙なんですけども。

今年はあちこちいろんな小学校を訪問させていただいて、たくさんの子供たちに見てもらいました。
地元の歴史を子供たちにというか、次の世代にちゃんと引き継いで行ける、そんな活動の一端です。




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紙芝居を作ってみた!

2016-08-30 08:18:07 | 絵本作家への道
絵本作家への道!の続きです。

夏休みももう終わりですねえ。。。
夏の積もり積もった疲れが一気に出てしまい、ぜんぜんPCが開けられず。。。
ようやく続きを書きますよ。遅々として進まずすいません。


福音館からデビューが決まって、本が出るまでの間、約2年くらいありました。
なので、デビュ―作の直しをしつつ~~、相変わらずいろんな絵本コンペには送り続けてました。

その中で「紙芝居募集」っていうのを、公募ガイドでみつけまして。

おー!紙芝居!!!

そのとき働いていた保育所に、月に1回くらい絵本会の方が来て絵本を読み語りしてくれました。
で、毎回、最後に紙芝居をやってくれてたんですね。
そのとき、紙芝居の舞台が出た瞬間、子供たちが
「わー!!!」
って大喜び!
それまで絵本だったら、鼻ほじったり、足の爪をむしって聞いてた子供らも、全員ものすごい集中力で紙芝居に見入ってたんです!
教室の空気がガラって変わって、子供らの集中力がぐーんってあがったんです。
紙芝居ってすごいなあ!と、子供たちの反応のよさにびっくりしました。

なので、いつか紙芝居も作ってみたいなと思っていたのですが、そのいつかがキターー!

と思って、紙芝居の作り方なんて、これまた全然知らないんですけど、図書館からいろいろ借りてきて、みようみまねで紙芝居を作って応募しました。

その作品がこれです。
「どすこい どすこい」




生まれて初めて描いた紙芝居ですよー!色々すごい絵ですね。。。
もうこれまた、紙芝居作りのセオリーをいろいろ無視した作りになっております。
お相撲をとって「勇み足」で負けるっていう話でした。なんだそりゃ!

これは童心社の創立45周年記念で紙芝居を大募集~!っていう公募に出しまして。
ちなみに童心社は児童書の老舗です。
「いないいいないばあ」とか「怪談レストラン」のシリーズとか。



そしたらですよ!!!!

ある夏の日に

「童心社の編集部のものですがー」
と、携帯に電話が!!!!


つづきます

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東京一人旅中

2016-08-23 20:09:00 | 雑記

帝国劇場に来てまーす!
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デビュー!

2016-08-19 23:41:39 | 絵本作家への道
絵本作家への道!の続きでーす。
間が空いてしまってすいません!


福音館書店のこどものともで、デビューが決まりました!奇跡!ミラクル!!
もう一度、ラフから編集さんとやり直し、絵も全部描きなおしです。
当時は保育所で保育士しながら、夜な夜な描いてましたね~

何度も何度も直して直して、ようやっとできあがった絵本がこれ!
こどものともの年長さん向け、バラの季節に合わせて出版ですよ~


わーいわーいわーい!
おめでとうおめでとうわたしー!!!!


そのとき、地元の新聞でも取り上げてもらいまして、

こんな感じでどどん!と載せてもらいました!しあわせだー!

応募総数3000通の中から選ばれたことが、いまだに信じられませんが。

この絵本を、なんとあの!「はじめてのおつかい」の作者の筒井頼子さんも見てくださったそうで!
編集さんから「あたらしい表現の絵本だね」みたいなことをおしゃってましたよーと聞いて、もうクラクラしました。
わあ、うれしすぎる。私の幸せ者め!

絵はまだまだ稚拙で、へたくそですけどね。

この絵本は私の亡くなった父への思いがにじみでているなあと、いま見ても思います。自分丸出しの絵本です。


とにもかくにも!
絵本作家デビューできたぞーーーーーー!!!!!うおーん。


そしてですね、このミラクルと平行して、もう一つミラクルな出来事が起こっていましたよ!

続きます。。。




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そのとき、わたしは

2016-08-16 10:53:13 | 絵本作家への道
絵本作家への道!の続きです。

栃木まで行って、戻ってきました。
結局、どうなるんだろなーって思いつつ、日々またコンペに出すべく絵本を作るの日々を送っていました。

ちなみにこのころ、岐阜のとある町おこしでやっている絵本コンペに出してた作品が、奨励賞に入賞したんですよ。
これは出版とかないんですけど、初めてきちんとした賞をもらえてうれし~~!ってなっていました。
授賞式も岐阜であるっていうんで、わくわくしていました。

あと東京の銀座にあるギャラリーの主催してる新人賞の最終10人に選ばれたりして、
「広島にもどってきてから、なんだかいい風ふいてるなあー」
と、思っていました。
これまで無我夢中で、描きまくり~出しまくり~してきたことが、少しづつ実になって花開いてきた感じでしょうか。

何日かしたある日、広島駅を歩いていると、

プルルルルル~~
電話がかかってきましたよ!
福音館からですよ!

「ま、また、なんかあるんかな・・・」

って(疑心暗鬼)おそるおそる出ると。。。

「よこみちさんの作品”ばらのことり”が、選ばれましたー。おめでとうございます」
「!!!!」


そのあと、なにしゃべったのか覚えてません。

夢がかなった瞬間ですよ!!!!

いや、ほんとにかなったっていうのは、本ができたときなのかしら?
まあなんでもいいんですけど、広島駅の雑踏の中で電話を受けたので、ちょっとフラフラしつつ、壁にもたれて一息。
「ああ~~よかったああ」

姉に
「こどものとも、決まったよー」
って電話をしたら、なんと電話口で姉が
「よかったねえ、よかったねえ」
って泣いてくれたんですよ!
なんていい姉なんでしょう!!!
私も、他人の幸せを心から自分のことのように喜べる人間になりたいなと、泣いてる姉と電話しながら、思ったのでした。

そうなんですよ。
なんか、どこか冷静だったんですよね。不思議なことに。
デビューが決まったのに!
200万ゲットなのに!

絵本は応募したものは全面描きなおしになることも決まっていて、あー今からが大変だぞ!っていう思いが強かったせいかなあ。
しかも絵本が出るのは2年先です。

そして、最初の面接のときに、編集さんにこうも言われてました
「絵本を一冊だしたくらいじゃ、作家として食べていけないからね」
っていうね!
まだデビューもしてない私とっては、痛烈なパンチですけど、まあ現実をつきつけられました。
必ず新人さんには言うんだそうですよ。夢だけ見せちゃいけないんですって。


そんなわけで、デビューが決まった日もいつも通り、図書館で新しい絵本のラフを作ったりしてました。

夜、家に帰ったら、母がごちそうを用意して待っててくれました。
「おめでとうー」って、お祝いしてくれました。

ああ、実家って家族ってあたたかいですね。
姉や母のやさしさに、今、思い出しても泣けてきます。私は幸せものだなあと。


こうして、「絵本作家になろう!」って思ったあの日から約2年、
全くゼロの状態から、やっとここまできました。
ようやく、デビューにこぎつけたわけです。

「おお!心の法則はほんまやったな!」
って、証明されたわけですが、すでにその幼児教室はやめてるというね。。。

「心の法則」というよりは、自分で「こうしたい」って決める。まず自分ではっきりと決める。
ここが何より大事なんじゃないかと思いました。

これは絵本と関係なんですけども・・・
私はなかなか結婚できなくて、お見合いしまくっていた時期もあって、
もうそんな日々が嫌で嫌で、ある時
「もう、今年中に結婚する。相手はこんな感じの人!」
って、決めたんです。
もちろんそんな人は、そのときは目の前にいなかったんですけどね。自分の心の中で決めました。
そして、そう決めたら、そんな人が現れて、あっという間に結婚が決まりましたヨ。
このときは、「心の法則」とか考えずやってたんですけどね、おもしろーいですよね。

なので、「なんとなく~こうなりたいなあ」じゃなくて
「こうする!」
って、まずは自分の中に、自分で自分のことを決める。
昔の私は、そういうのが全くできてなくって、ふわふわしていました。なのでいつも日々ウツウツして、なんとなく生きていて不満ばかり言ってました。

今も油断すると、ふわふわ~としちゃいますけどね。
普段はまあそれでもいいんですけど、「これは!」ってときはびしっと決めたいものだなあと思うのであります。


もうちょっと続きます。。。
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子供が初めて出会うものだから

2016-08-13 12:36:19 | 絵本作家への道
絵本作家への道!シリーズの続きです~


福音館書店の編集長さんの面談?からしばらくして。

またまた!電話がかかってきましたよ!!

おおおお!今度こそ!!
電話を握りしめる手がぎゅぎゅっと強くなりますよ。

そしたら~
「一緒に栃木に来てくれませんか?」

「え・・・?」

このとき応募してた話が、野鳥を拾って保護するっていうお話しだったんですね。
だけど、その野鳥を拾うっていうのがいいのかどうか、保護して放すまでがこれであっているかどうかを、
ちゃんと検証しないといけないのだ。
で、栃木に日本野鳥の会のすごい方がいるので、その人にこの絵本を見せて、お話しを聞きに行って検証したい、
ということでしたよ。

絵本は子供に見せるものだから、ウソがあってはいけないのです。
きちんと間違いがないかを確認していかないと。

ってのことでした。

で、この私めも、同行して話を聞くべきってことでしたよ。

「いつですか?」
って聞いたら、
「今週末で」

まじか!

交通費は全部出すから、一緒に栃木に行きましょう~って。


「そうだ、栃木にいこう」

もちろん、行きましたよ。

このとき、その編集さんに言われた
「子供にウソはだめ」
っていうのが、心にすごく残っています。
特に、私が描きたい「子どもの生活」に沿うような絵本だと、そのへんの検証はすごく大事なんだなと。

そのことを再確認したのが、今年描いた紙芝居「あーんしてははは」の中で、ネコと金魚と人間の口の中、歯の並びが・・・まあ~~描けなくってできなくって!ものすごく苦労しました。。。

担当の編集さんに
「デフォルメはいいけど、正しくかけたうえじゃないとダメ」
ってことで、何度も何度も直しました。ちょっと泣きそう、いや泣きましたね。。。

この金魚の正面顔とかね。
出来上がってみたら、どうってことない絵なんですけど、ヒレの向きとかさ、形とか、リアルに描いてもダメ出し、ほんと難しかった。

子供が最初に出会う本、出会う世界を作っているんだよなあ、って改めて絵本ってすごいなあと思ったのでありますよ。


そんなわけで、栃木にぴゅーっと行きまして、野鳥の会のすごい素敵な方にお話しを聞いて、このストーリーで大丈夫だと、言ってもらえたので安心して帰りました。

「これで、たぶん大丈夫だと思うけど・・・また連絡しますねえ」
って言われて、広島に戻りました!!!
「まだか!」

この時点で、どうするどうなる~~~って思いつつ、もしかして、デビューできるのかもしれない??
って、日々ドキドキしつつ、毎日わたわたしてました。

そしてそして・・・






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夏休み

2016-08-12 14:18:56 | 雑記


九州に来てまーす♪
暑い…
夏の遊園地は灼熱地獄…
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面接?

2016-08-09 15:32:43 | 絵本作家への道
絵本作家への道!の続きです~~!



大阪から広島の地元に戻ってきてからも、絵本は毎月一本のペースで描いていました。
同じ絵本描いてる仲間からもよく言われてましたが、
「絵本作るペース早くない?」
って。
そうなんですよ。私は描くのが早いんです。
ハイペースです!

なぜなら、もう描きたい話があとからどんどん出てくるので。
斉藤流を学んでから、さらに加速していったと思います。
ただ!そのわきあがってきたお話が、どれもこれも面白いかどうかは、また別問題なんですが~。

絵は少しづつは進歩していたものの、急にうまくはならないので、とにかく描くしかない!
このころ、バンバンドンドン絵本を作りまくって、手を動かしまくっていたのは、すごくよかったなと思います。

絵本のコンテストに応募すると、その結果がでるまで何か月もかかります。(すぐ結果が出るものもまれにありますが)
大体、忘れたころに連絡がやってきます。
もうどんどん投稿していたので、どれがいつ頃結果がでるのか、自分でもよくわからなくなってまして。

地元に戻って、2カ月くらいしたころのことです。
ある日、電車を待っていると、駅のホームで電話がかかってきました。
母からです。

「さっき、ふくいんかんってとこから電話かかってきてたけど~~」
「!!!!!!!!!!」

もう、声にならないショーゲキ!!!!

「なんだ、なんだ、なんだーーーー!!!」


そして次の日、また電話がかかってきました!!!!
福音館書店の編集長からですよ!!!
「きゃーーーー!」

震える!震えるわーー!
落ち着け自分!!!

「も、も、もしもし・・・」

電話の内容は。。。

こないだ送った作品が最終選考に残っていること、
最終に残っているので、一度お会いしてみたい。

って言われましたよ!!
なんで?面接???

と、とりあえず、まだ受賞したわけではなく、最終選考に残ったので、他の作品とかいろいろみせて~って感じでした。
そんでちょうど大阪にその週末行く予定だったので、新大阪駅でその編集長さんとお会いすることになりまして。

その時は一緒にお茶して少しお話しして、さら~ってお別れしました。
「また、選考結果が決まったら、連絡しますねー」って。

いやーなんだったんだ。。。
これが、福音館書店の手順なんですかね?まず作家の人とナリを見るっていうのかな?

絵本の編集長さんにお逢いして、コーヒーおごってもらっただけで終了。
結果はまだまだ分からず。

選ばれるとは思っていなかったので、また日々、黙々と絵本作りをしていました。


つづきます。。。













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ばらのことり

2016-08-08 10:45:22 | 絵本作家への道
絵本作家への道!シリーズの続き~~。


京都の絵本教室で、斉藤洋先生の教えを学んだ私。
お話し作りの秘密を知って、もう大興奮デスヨ!
その勢いのまま、

よーし、お話し作ろうー!!
「はじめてのおつかいみたい」な生活感あふれる絵本をつくろう!
「ねぎぼうずのあさたろう」みたいな自由な感じで描こう!

そしてできたのがこれ。

「ばらのことり」です。

絵本作家になろうーって思ったあの日から、約1年半。絵もだいぶ変わってますねえ。
お話しの作り方も、斉藤流のおかげでガラリ!と変わりました。

これは「バラをテーマにした絵本募集!」っていうコンテストに出そうと思って作りました。
お!なかなかいい話ができたな!って。

そんで、ある日、本屋でパラパラーって雑誌を立ち読みしてたら、ものすごい公募の広告を見つけたんですよ!

なんと賞金200万円!!出版付き!

200万って、こないだの自費出版でかかるのと同じくらいじゃん!!
でも、払うんじゃないよね?もらえるのかー。すごいなあ。

しかも福音館書店の主催!
福音館書店といえば児童書の老舗です。
創立50周年記念で、「ぼくがつくるわたしがつくるこどものとも大募集~!」というものでした。

福音館の「こどものとも」は私も子供のころたくさん持っていて、よく読んでいました。
なつかしーい!いいねいいね~~。

じゃあせっかくいいお話しができたことだし、こっちに出してみるかな!ってことで福音館書店に応募することにしたのです。

さあ!果たして!結果は!!!




はい、ようやくここまでキマシターーー!
もうちょっとで、心の法則がかないそう~~~なとこまでいきますよ。

つづきます


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斉藤洋先生の教え

2016-08-07 10:56:29 | 絵本作家への道
絵本作家ヘの道!の続きです。

いやはや・・・色々思い出しながら、ガガガーっと書いてるとどんどん話が細かくなってますね。。。
ちょっとざっくりはしょりつつ、簡潔にしていきますので、もう少しお付き合いください~~~



さてさて~


仕事を思い切ってやめて、実家に戻ることにした私。
もう思い込んだら一直線です。

ちょっと話が前後しちゃいますが、実家に戻ると決めてるのに、仕事を辞めるちょっと前に、京都の絵本教室に申し込みしちゃいました。


「そうだ、京都にいこう」

この絵本教室は有名な売れっ子の絵本作家の先生が毎週やってきて、いろいろ制作の裏話とか絵本作りの秘訣とかいろいろ教えてくれるという、夢のような教室!
今はこういう教室があちこちに結構できてるみたいですねえ。

これをたまたま眺めてた雑誌の広告で知り、もう実家に帰るってのに、えいや!って申し込みしちゃいましたね。
絵本教室は一年間あったんです。でも週末だけだから、まあ通えばいいか!ってことで。


そこで、タイトルの斉藤洋先生の講義があったんですね。

斉藤先生は児童文学作家の方です。
ちょうど!昨日から斉藤先生のデビュー作だった「ルドルフとイッパイアッテナ」を原作にしたアニメーション映画が公開中です。
こちら!
『ルドルフとイッパイアッテナ』予告


で、当時、私は斉藤先生のことまーったく知らなくって。
教室の授業が始まって、先生が入ってこられたとき
「なんかチンピラみたいな人やなー」
って、超失礼なことを思っていましたヨ。

本当にしゃべり方とかが、チンピラ風味で!
講義も変わっていて、生徒をガンガン当てていって、あおっていく感じでした。

そして
「今日は、特別に絵本のストーリーの創り方を教えてやる!」
と、絵本のお話しの作り方を2時間の講義で惜し気もなく教えてくれたのです!

「このやり方通りにやれば、だれでも話作れるだから、やってみろ!」って。
といって、その場で生徒が言う単語をポンポンとつなげて、めちゃめちゃいい話を即興で作ってました!
ちゃんと11場面にストーリーを割り振り、クライマックスはこのシーンね!ってとこまで。

まるで大喜利のよう!魔法みたい!

ひょええええええ!!!!!!こうやって作るんだ!
って目から鱗がもうボッタボッタ落ちまくりました。


あっけにとられました。これがプロの工程なんだなと!

ものすごい秘密をまったく惜しげもなく公開しちゃうなんて!!
先生チンピラなんて思ってすいません~~~。とひれ伏したい思い!

「よーし!私もこの斉藤先生の教えの通りに、新しいお話しを作ってみるか!」
ってことで、新しい絵本を作ることにしましたヨ。


そして今でもお話しを作るときは、この斉藤流の教えに沿って、ストーリーを作っています。
なかなかうまくいかないことも多いんですけど、でも基本はいつもこのときのメモを大事見ながら。


斉藤先生とは全く面識もないのですが、いつか何かの機会があったら、この感謝の胸の内をお伝えしたいもんです。はい。


その内容とは全く同じじゃないですが、お話し作るのは、こちらの本が参考になると思います。

(小池一夫著 人を惹きつける技術/講談社)

これは絵本じゃなくて、劇画原作者の小池一夫さんが書かれた本で「キャラが起つ」って言葉を生んだ方です。
(小池一夫さんは「子連れ狼」の原作書かれてるカリスマ作家デス)

斉藤先生がおっしゃっていた話と同じことがいっぱい書かれていました!
ああ、プロの手技の根底は同じなんだなあとしみじみ納得した一冊。オススメ。




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転機

2016-08-06 15:21:30 | 絵本作家への道
絵本作家への道!シリーズの続き。。。23の巻


そして、そして!!


4月のある日、


とうとう会社を辞めてしまいました!!!


もちろんいきなりやめてしまったのではなく、3か月前に会社に申請して。
ものすごく、グールグルグルグールと色々考えて、自分の中をととことん見つめなおして出た結論です。

そして10年あまり住んでいた大阪から
「広島に帰る。地元で絵本を描きながら、絵本の勉強をしながら働く」
という結論になりました。

これが、私の大きな転機になったと思います。

私はもう大阪が大大大大だーい好きだったんです。
なので、大阪にずーっと暮らしていたいと思っていました。

でも、今、自分が何が一番やりたいのか、どうしたいのか、と、考えたときに
「大阪に住む」
ではなくて、
「絵本を描く環境を整える」
というほうが、大きくなったんだなと思います。

大阪で薄給で一人暮らして、夜な夜な絵本を描いて~の生活がかなりしんどくなってきてたのもあります。
家賃も光熱費もかかるし、ほしい絵本も気軽に買えないし、画材だってお金がかかる。

だったらもう地元に戻って、実家暮らしで衣食住の心配はせずに、絵本描く!って決めれました。スンナリ。

どこかに「自分の好きなことしてるんだから、実家に甘えちゃいけない」
っていう思いもあったんですよね。
でも、もう甘えられるものには甘えさせてもらう!だって夢をかなえたいからさ!っていう気持ちが出てきました。

実家の母はもう大喜びで、ようかえってきたなーって迎えてくれました。
大学進学からずーっと家を出ていたので、10年ぶりに一緒に暮らしますよ。ドキドキ。

「ただいま帰りましたー」
って戻ったそのとき、実家のおばあちゃんが
「よくがんばったねえ」
って言ったんです。

思いがけない言葉でした。

ああ、私、一人で頑張ってたんだなあって。
ぜんぜん頑張ってたつもりはなく、一人で気ままに暮らしてただけと思ってましたが。
あ~、そうだよなあ。。。いろいろあったなあ。。。だけど、頑張ってきたんだなあって。

こうして、迎えてくれる実家があることが、とてもありがたかったです。
ま、実家とはこの後いろいろあって、もう出ていく!ってなこともあったんですけど、そこはちょっと割愛しまして、とにかく仕事も家もひき払い、私は地元の広島で、また新しいスタートを切ることになりました~~。


つづきます。



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新しい目標

2016-08-06 14:51:42 | 絵本作家への道
絵本作家への道の続き~~21の巻

自費出版のワルイ会社だったとはいえ、初めて絵本でなんらかの賞にひかっかったことは、私の中で大きな一歩になりました。
このころも「こころの法則」はずっと続けていまして、毎日絵本作家になったぞーとなりきり日記も書いてました。3行くらいだけど。

毎日、絵本のことで頭がいっぱいなので、以前のようにはウツウツとしていなかったんですけど、それでも
「この先、どうすべき?私どうすんの?」
っていう不安は常にありました。

このまま仕事しながら、絵本作家になる夢を追いかけていって、それでもしダメだったら???
どうするの?どうなるの?

ってね。
ま、こんなん考えてる時点で、「こころの法則」が全くできていないんですけども!


毎日、会社帰りに阿倍野の本屋に立ち寄って、いろんな絵本を読むのが日課でした。
(図書館が近所になかったので)
世の中にはいろんな絵本があるもんだなあーと思い、はて?私はどんなもんが描きたいのかしら?
絵は相変わらず下手っぴでしたが、それは置いといて、自分はどんなお話しが描きたいのかなあと。

大人になってから、改めていろんな絵本と向き合いました。
その中で、子供のころからあるいわゆる名作絵本「はじめてのおつかい」を久々に読んでびっくり!
これですね。

「これ、こんな話だったのかー!」

このことについては、過去日記「はじめてのおつかいのトラウマ」にも書いてますので参照いただければ。

この子供の何気ない日常、それがこんなにドラマチックで面白いものになるんだ!という驚き!
細部までこれでもかと描き込まれた絵も魅力的で。

絵本は動物が出てくるメルヘンなものや、妖精やオバケなんかが出てくるファンタジーなもの、ナンセンスや昔話などなど、いろいろあります。
それはもう読み手の好みの問題で、決まりは特にないのですが、私はもう
「わたしも、このはじめてのおつかいみたいな絵本が作りたい!」
と思ったのです。

さりげない当たり前の日常の中にこそ、宝物みたいな大事なものがあって、それを見つけ出したいなあと。
とはいっても、しつけ的なものではなく。
子供の目線で、子供の出会うもの感じることを絵本にしてみたいなあと思ったのでした。
それは自分の子供時代がすごく楽しかったからかもしれません。

「はじめてのおつかいみたいな絵本をいつか作ってみたい!!」
というのが、私の新しい目標になりました。

つづきます。。。




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自費出版の甘いワナ

2016-08-05 08:30:59 | 絵本作家への道
絵本作家への道!の20巻

続きです。。。



ある日、かかってきた電話!

「奨励賞にはいりましたー!」

「ありがとうございますー!」

もう、受話器をにぎりしめて、ドキドキ!!



ですが・・・




「すごく素敵な作品です!ですので、もしよければ共同出版されてはいかがでしょうか?」
と、言われましたヨ。

「はい?」

まとめますと
・大賞作品は出版するんだけど、それ以外の作品は共同出版を提案していると。
・「共同出版」っていうのは、出版費用を作者が負担する。
・出版社は販売を手伝ってくれたり、作品創りにアドバイスをくれたりする、だそうですよ。

「なんか、思っていたのと違うなー。お金がかかるんだなあ」

と、腑に落ちない私。共同出版って言ってるけど、結局、自費出版のことよね???
とりあえずいくらくらいかかるんかなーと思って、見積もりを送ってもらいました。

そしたら!!

250万円!!!

ですってよ!奥さん!ひー!驚愕!!!
ムリムリムリー!!

というわけで、奨励賞の賞金1万円をもらって、この件は終了。

「あーあ、お金があれば、絵本出版できたのになあ・・・」って悲しく思ってました。


ですが!

この数年後、この会社、いろいろ訴えられて倒産していましたよ!
自費出版ブームのさきがけを作った会社だったようですが、もめたり裁判沙汰になったりと色々あったようです。
あの時、お金なくて本当によかったな・・・。

自費出版が悪いんじゃないんですよね。
出版したい!っていう夢につけこんで、高額な出版費用を見せて甘い言葉で誘ってくる。
「本が作りたい!」って強い思いがあればあるほど、それだけ心が揺れます。

今もこの手のコンクールはあります。その誘い文句が怪しかったら要注意デス!
みなさん、気をつけてー!


余談になりますけども、自費出版は去年、私もやりました。
これは自分で構成から紙選びから全部やって、パソコンでデータを作って、印刷屋さんに印刷してもらって
本当に「自分で作った」まさに自費出版です。

地元のお話を、地元の人に読んでもらいたい!という思いで作りました。
もちろん200万もかかりません。
最初は50部作って、5万円くらい?
その50冊はすぐ完売したので、また追加で印刷して、徐々に部数を重ねています。

今は、パソコンでデータを作って納品して印刷してもらえる時代。
昔より、もっと手軽に作りたいものが作れる時代だなと思います。

ちなみにその作品はこちら。

「ふうちゃんのそら」一冊1000円です。

地元の小学校や幼稚園、保育所などで、じわじわと広まっています。
大手の出版社から絵本を出す、という以外にも、お金かけなくてもできるこんな形もありますよ~という参考までに。

つづきます。。。

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描いて書いて出しまくるの日々

2016-08-04 19:46:29 | 絵本作家への道
絵本作家への道の話の続きです・・・

前回の短期の絵本講習で、絵本の基礎のキを学んだ私。

絵本ってね、縦書きだと右開きで、横書きだと左なんですってよ!
初めて描いた絵本は、まずそこから間違えてたよ!
さらに、オチに神様が出てきたり、夢オチはタブーだそうですけど、まんまそれで作っていましたわ!

それから、印刷の関係で絵本は基本は11見開きか15見開きの絵本が主流なので、お話し作るときもそのどちらかで作るといいんだそうです。
お話し絵本なら15見開き、小さい子向けのお話しだと11見開きがいいのかな。

それから本屋にせっせと通って、いろんな絵本を読むようになりました。

最初に描いた絵本は見事落選したのだけど、そのあとも公募ガイドを見てると、いっぱいいろいろな絵本のコンテストがあったのですよ。なのでもう、片っ端から出しまくっていました。

絵本を作るのが楽しくって、面白くって、
「つぎはどんな話にしようかしら~~」
って考えるだけでわくわくですよ。

コンテストの〆切に合わせて、どんどんどんどん絵本を描いては公募に出す。
もちろん一作完成するのは、ものすごーく大変でした。
それで徹夜になったり、絵がへたくそなのでうまく描けずに悩んだり・・・コンクールの〆切に間に合わないかも!
ってあせったり・・・。
でもでも、そんな日々すらも「なんだか作家みたいだ~」と、楽しかったもんですよ。

そのころ描いてた絵がこンな感じ。まだまだ絵本の絵なっていないなあ。





そんなある日。。。

プルルルルルルルル・・・・

夜、電話がかかってきたんです。

「○○事務局のものですが、あなたの絵本作品が奨励賞に入賞しましたー!」

「えええええええ!!!!」

もう心臓止まりそうに!



つづきます!







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初めて描いた絵本の絵

2016-08-03 12:58:16 | 絵本作家への道
生まれて初めて描いた絵本。

その原画はもう手元にないのですが、コピーが残っていました。

絵本について全く知識ゼロ状態で描いた絵ですよ。
もう恥ずかしくて、ずーっと封印していましたけど、おもしろいからのせてみます。

これ。タイトル「あおいほし」


これは甥っ子のN君モデルでした。すまんね。こんな絵でね・・・。
今、もう甥っ子は大学生なんですけども。

この絵で絵本作家になろう!って思いついて、
この絵で、自信マンマンだったんですよ!もう入賞する気マンマンだったんですよ。こわいわ~。
17年前の絵ですねえ。

そんで、前回の日記で出てきたねぎぼうすのショーゲキシーンを見てから、
「あ!こんな絵じゃ全然だめだ!全然つまらん!」
って思って、画風をどんどん変えていきます。

つづきます。

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