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ふくふく日記

絵本・紙芝居作家のよこみちけいこのブログです
子育てに家事に音楽に創作のことなどなど,マイペースでのんびり更新中

自費出版の甘いワナ

2016-08-05 08:30:59 | 絵本作家への道
絵本作家への道!の20巻

続きです。。。



ある日、かかってきた電話!

「奨励賞にはいりましたー!」

「ありがとうございますー!」

もう、受話器をにぎりしめて、ドキドキ!!



ですが・・・




「すごく素敵な作品です!ですので、もしよければ共同出版されてはいかがでしょうか?」
と、言われましたヨ。

「はい?」

まとめますと
・大賞作品は出版するんだけど、それ以外の作品は共同出版を提案していると。
・「共同出版」っていうのは、出版費用を作者が負担する。
・出版社は販売を手伝ってくれたり、作品創りにアドバイスをくれたりする、だそうですよ。

「なんか、思っていたのと違うなー。お金がかかるんだなあ」

と、腑に落ちない私。共同出版って言ってるけど、結局、自費出版のことよね???
とりあえずいくらくらいかかるんかなーと思って、見積もりを送ってもらいました。

そしたら!!

250万円!!!

ですってよ!奥さん!ひー!驚愕!!!
ムリムリムリー!!

というわけで、奨励賞の賞金1万円をもらって、この件は終了。

「あーあ、お金があれば、絵本出版できたのになあ・・・」って悲しく思ってました。


ですが!

この数年後、この会社、いろいろ訴えられて倒産していましたよ!
自費出版ブームのさきがけを作った会社だったようですが、もめたり裁判沙汰になったりと色々あったようです。
あの時、お金なくて本当によかったな・・・。

自費出版が悪いんじゃないんですよね。
出版したい!っていう夢につけこんで、高額な出版費用を見せて甘い言葉で誘ってくる。
「本が作りたい!」って強い思いがあればあるほど、それだけ心が揺れます。

今もこの手のコンクールはあります。その誘い文句が怪しかったら要注意デス!
みなさん、気をつけてー!


余談になりますけども、自費出版は去年、私もやりました。
これは自分で構成から紙選びから全部やって、パソコンでデータを作って、印刷屋さんに印刷してもらって
本当に「自分で作った」まさに自費出版です。

地元のお話を、地元の人に読んでもらいたい!という思いで作りました。
もちろん200万もかかりません。
最初は50部作って、5万円くらい?
その50冊はすぐ完売したので、また追加で印刷して、徐々に部数を重ねています。

今は、パソコンでデータを作って納品して印刷してもらえる時代。
昔より、もっと手軽に作りたいものが作れる時代だなと思います。

ちなみにその作品はこちら。

「ふうちゃんのそら」一冊1000円です。

地元の小学校や幼稚園、保育所などで、じわじわと広まっています。
大手の出版社から絵本を出す、という以外にも、お金かけなくてもできるこんな形もありますよ~という参考までに。

つづきます。。。



2 コメント

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はじめまして (ゆうか)
2017-03-14 17:15:48
はじめまして。
絵本を自費出版されたのですね。

どちらの会社でしょうか。
おすすめのところを知りたいです。
返信する
Re:はじめまして (yokoko)
2017-03-15 01:51:13
コメントありがとうございます!
メールいたしましたので、ご確認くださいー
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