ふくふく日記

絵本・紙芝居作家のよこみちけいこのブログです
子育てに家事に音楽に創作のことなどなど,マイペースでのんびり更新中

子供が初めて出会うものだから

2016-08-13 12:36:19 | 絵本作家への道
絵本作家への道!シリーズの続きです~


福音館書店の編集長さんの面談?からしばらくして。

またまた!電話がかかってきましたよ!!

おおおお!今度こそ!!
電話を握りしめる手がぎゅぎゅっと強くなりますよ。

そしたら~
「一緒に栃木に来てくれませんか?」

「え・・・?」

このとき応募してた話が、野鳥を拾って保護するっていうお話しだったんですね。
だけど、その野鳥を拾うっていうのがいいのかどうか、保護して放すまでがこれであっているかどうかを、
ちゃんと検証しないといけないのだ。
で、栃木に日本野鳥の会のすごい方がいるので、その人にこの絵本を見せて、お話しを聞きに行って検証したい、
ということでしたよ。

絵本は子供に見せるものだから、ウソがあってはいけないのです。
きちんと間違いがないかを確認していかないと。

ってのことでした。

で、この私めも、同行して話を聞くべきってことでしたよ。

「いつですか?」
って聞いたら、
「今週末で」

まじか!

交通費は全部出すから、一緒に栃木に行きましょう~って。


「そうだ、栃木にいこう」

もちろん、行きましたよ。

このとき、その編集さんに言われた
「子供にウソはだめ」
っていうのが、心にすごく残っています。
特に、私が描きたい「子どもの生活」に沿うような絵本だと、そのへんの検証はすごく大事なんだなと。

そのことを再確認したのが、今年描いた紙芝居「あーんしてははは」の中で、ネコと金魚と人間の口の中、歯の並びが・・・まあ~~描けなくってできなくって!ものすごく苦労しました。。。

担当の編集さんに
「デフォルメはいいけど、正しくかけたうえじゃないとダメ」
ってことで、何度も何度も直しました。ちょっと泣きそう、いや泣きましたね。。。

この金魚の正面顔とかね。
出来上がってみたら、どうってことない絵なんですけど、ヒレの向きとかさ、形とか、リアルに描いてもダメ出し、ほんと難しかった。

子供が最初に出会う本、出会う世界を作っているんだよなあ、って改めて絵本ってすごいなあと思ったのでありますよ。


そんなわけで、栃木にぴゅーっと行きまして、野鳥の会のすごい素敵な方にお話しを聞いて、このストーリーで大丈夫だと、言ってもらえたので安心して帰りました。

「これで、たぶん大丈夫だと思うけど・・・また連絡しますねえ」
って言われて、広島に戻りました!!!
「まだか!」

この時点で、どうするどうなる~~~って思いつつ、もしかして、デビューできるのかもしれない??
って、日々ドキドキしつつ、毎日わたわたしてました。

そしてそして・・・








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