日なたでよいしょ、木陰で一服

花が大好き、野の花も好き。
農家の主婦が、日々のあれこれを綴ります。

桐の花

2021-04-23 21:10:15 | 野の草花
晴れた日が続くので、柿の摘蕾が捗っています。

家から少し離れた畑なので、バイクに乗って5分くらいかかります。

向かいの山では、桐の花が満開です。
 
近くに桐たんすを製造している所があり、元々みかん畑だったところに桐の木を植えました。
ところがバブルが弾けたり、生活様式が変わり婚礼用のタンスが売れなくなったので、桐の木は植えたままになっています。

元々この辺りはみかん畑でした。
ところが車が通れる道がなく、収穫したみかんは索道で運ばなければならず、
畑へ行くのも小さな谷川を超えて、歩いて行くしかないところでした。
そのため耕作放棄が続き、今では山に還ってしまいました。

我が家の柿畑は市道の傍で、農免道路も通っています。
でも私たち夫婦が農業を続けることが出来なくなったら、この山のようになってしまいます。
柿畑がこうなると思うと、少し切なくなりますね。




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2 コメント

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リンさんへ (くりまんじゅう)
2021-04-24 14:56:02
昔は女の子が生まれたら桐の木を植え その子が嫁ぐときタンスにして持たす
などと言われ 桐は家紋にも使われるように格式の高い木だと思います。

四国山地の高速道路をバスで走ると 今の時期には山々のあちこちに
桐の花が見え 野生の桐でしょうが花の色にも濃淡があり この時期に
日帰りバス旅など楽しみましたが 今はどこへも行けません。

こちらでも耕作放棄地がたくさんあり 私の実家の田畑も今はもう
原野に返った状態です。リンさんのように日々農作に愛情を注がれる方たちは
丹精込めた田畑が原野になることは とてもお辛いことと思います。
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くりまんじゅうさんへ (リン)
2021-04-24 20:40:51
女の子が生まれたら桐を植えると言われましたね。
でも今の家はクローゼット付きが多く、タンスは売れないようです。

構想道路を走る時は、春は桜、今は桐の花など四季折々の愉しみがありますが、今は自粛でどこへも行けませんね、欲求不満になります。

我が家も柿の栽培を止めた畑があるのですが、幸いにも知り合いが引き継いでくれました。
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