店長スペシャル

人生は心に想い描いた通りになる。ゴールデンルールの道。

完全なる首長竜の日

2012-06-28 12:43:15 | Weblog
「完全なる首長竜の日」 乾緑郎著


これ新しいジャンルの小説なのかな?
第九回『このミステリーがすごい!大賞』受賞作らしいけどミステリーでなくオカルトに近いかも。

昏睡状態が続く患者と親族が意思疎通を図る。不可能に近いことを最新の科学技術によって、あくまでも夢の中でコンタクトを取る。その場面の映像を見るかのごとく研究チームが監視続ける。
本当にこれが可能であればこの上ない喜びに違いない。

以前勤めていた会社の先輩を思い出した。
彼は酒に酔って横転し強く頭を打ち、意識が戻らず約三年間昏睡状態で寝たきり状態になっていた。
意識が戻る見込みはなくただ寝ているだけ。幼い子供二人を連れながら毎日通い続ける妻の気持ちを考えると胸が痛い。

こんな時にこそ本書のような意思疎通ができる、せめて夢の中だけでもコンタクトを取りたいであろう。
目を閉じて寝ているように見えても、本当は自分で瞼を開くことができないだけで、口を開くことができないだけで、実はちゃんと意識があって、こちら側から家族の顔や見舞いに来る来客者も全て理解できていたとしたら、その上で意識が戻る見込みがないと周囲が勝手に思い始めて、安楽死の方向に進みそうになったら、本人たまったもんじゃないだろう。

主人公の女漫画家は、自殺未遂して意識が戻らない弟と意思疎通を図る。
アシスタントの女の子や出版社の担当とのやり取りという日常的な事柄と夢が重なり、そこに弟が登場するからどれが現実なのか分からなくなってくる。
サリンジャーの小説を用いて弟は何が言いたかったのだろうか?夢の中での弟はこの意思疎通療法を認めず毎回ピストルで自身を撃ち抜く。その理由とは?
重なり続ける非現実から現実を読み解いてゆかねばならないが、文章力と構成力が上手すぎるから複雑感が全くない。


そこで、夢の問題。
夢と現実の境はどこにあるのだろうか?肉体が存在するかいなかの違いだけなのか?
夢はもしかしたら人間の本当の舞台なのかもしれない。今生きているこの世界が実は本来のステージではないのかも。肉体が滅びても夢は永遠に続くし魂はきっと何処かにあるはず。
そういえば食事をしている夢は見るけど、お腹が空いた状態の夢は見たことないものな。

現実と非現実は生と死や肉体と精神を用いて判断するしかない。仮想にとらわれすぎるとテロリストになる危険性もある。その中に現実の空間にある南の島の描写がみごとだった。こういうのが作品の奥行きというものだろう。それに猫家をにゃんかと読ませるのはとても新人作家とは思えない。

そうえいば、著者の乾緑郎(いぬいろくろう)と貫井徳郎(ぬくいとくろう)って似てるよな。


キーポイントは「患者さんと食事するのは初めて」。ラストに見える真実から著者の東野圭吾を思わせる技術に拍手したいです。

書店ガール

2012-06-26 16:40:30 | Weblog
「書店ガール」 碧野圭著


僕は将来本屋を開きたいという夢があります。
読書好きの叔父の影響もあるけれど、道楽で本屋を経営してみたいな。
趣味レベルですけどね。

だからこそ書店という店内部の詳細をもっと掘り下げて欲しかった。
経営方針や決算内容ではなく、売り出す選本や部数、陳列などを知りたかったな。

大手書店会社、初の独身女性店長と新婚ほやほやの女性部下の激突劇。
婚期を逃した保守的店長はイケイケの部下と終始争い続けることになるのだが、実は店長は仕事においては控えめだが性格はかなりイケイケ。そういうギャップや会社地位が常に念頭にある行動は共感できる。

一方、仕事熱心な女性部下は情熱こそあるが生き方が不器用。
本能のままに思ったことを口にするから、職場では傲慢、元カレとは上手くいかなかった交際内容はなんとも歯痒い。
でも今の主人と結婚して正解なんですよ。自分は納得していなくても第三者にどう映るかが重要なのだから。

そしてこの二人は支店の存続を賭けてお互い手をとり困難を乗り切ることになるが、結末は…。

旧題が「ブックストア・ウォーズ」だったらしいんだけど、そっちの方が本書に入りやすかったかもしれない。書店ガールというタイトルは違った印象を受けてしまった。書店で働く女性よりも書店に通う女性のような。

女性管理職が舐められるのはいつの時代でも他職でもあるでしょう。
男尊女卑の性質はこれから何年かけても崩れることはない。男女平等を掲げる人ほど女性天皇誕生を批判するしね。

決定権の立場ある管理職をもし女性社員が立候補するのなら、一生独身でいるか、ある意味家族を捨てねばならないでしょう。現場は理屈ではかたづきませんよ。それでもいつかは素敵な人が現れると期待するのであれば、二頭追うものは一頭も得ず、と人生谷底に落ちるでしょう。

店長が以前振られた元カレから、新婚祝いとして部下に送った、バカラのグラスセットを自分がもらったものと同じだったことに嫉妬するシーンがある。店長の気持ちはわからないわけではないが、男ってそうなんだ。一度プレゼントした商品を再び他人に送ってしまうんだ。いとも簡単にね。相手に喜んでもらった、そのことだけが記憶にあるから、商品選びは時間の無駄と考えるのでしょうね。
でも僕は毎回変えているけどね。ハッハッハ。

主人公の二人が大好きです。今も仲良く働いているか心配でなりません。
すごく読みやすい作品だからすんなり頭に入ってくる。書店で働く人を描いた作品も珍しいしね。


続編出ないかな?続きを読みたくなる作品は生きる希望を与えてくれる。

アメリカン・アイドル シーズン11 総評

2012-06-24 18:18:40 | Weblog
「アメリカン・アイドル シーズン11 総評」


今シーズンは本当にレベルが高かった。
トップ25の段階から見ごたえ十分だったし、トップ13に絞り込むのもジャッジは大いに迷っただろう。ジェレミー・ロサド脱落後、次の脱落者の予想がつかないところが、番組を盛り上げてくれた候補者が、いかに実力者ばかりだったかが伺える。

フィリップ・フィリップスが優勝した決め手は、はっきりいってよくわからない。トップ13入りした時も当たり前ではなかったし、コルトン・ディクソンと比較した場合、全米の多くの視聴者は趣味趣向含めコルトンよりだったはず。

ではなぜフィリップなのか?
今シーズンのテーマはスバリ「信念と成長」だったと思う。一攫千金の夢が叶うアメリカン・ドリームは、単に歌が上手い、だけではなく、予選を通してたった数ヶ月の間にアマチュアからプロに変身していく成長度を視聴者一人一人が自分と重ね合わせたのだろう。

たしかに、ジェシカ・サンチェスやジョシュア・レディットのように生まれ持った才能者もいるが、ジェシカもいろんなジャンルに挑戦して始めてその才能を開花させたし、ジョシュアにいたっては、昨シーズン予選落ちを経験しての再チャレンジだ。その代表例はホリー。毎ステージごとにジャッジから批判を受け、次こそ脱落を匂わせながら、結果4位まで勝ち進んだ候補者は過去に存在しなかった。批判されても努力し続け、ピッチを外しても自分を信じ唄い続けた結果なのだろう。

一方、スカイラー・レインは全米でもっともポピュラーなカントリーを得意とするシンガー。票を獲得しやすいだけでなく、本人に実力が十分備わっていた。だが、キャリー・アンダー・ウッドのような美貌や天然さはなく、時より鼻につく歌声は視聴者の趣味を真っ二つに分け、票を逃したことも原因の一つかもしれない。

今シーズンの逸材はなんといってもコルトン。彼もまた昨シーズンの予選落組。何を披露しても卒なくこなし、自分の曲のように仕上げる姿に引き込まれた視聴者は少なくない。きっとこの先ヒットチャートを賑わすことだろう。そして、デアンドレのファルセットはアマチュアとは思えないほど素敵だった。若干17才だが将来有望だろう。

ジェシカが準優勝にとどまった背景には、アジア系アメリカ人という差別意識が国民に少なからず働いているはず。だがワイルドカードで救われた彼女が、決勝まで勝ち進めたのは本人の実力以外、何者でもない。キャリー同様、一発屋では決して終わらないだろう。彼女の影響力は凄まじかった。

エリーズ・テストンも素晴らしいシンガー。昨シーズンのヘイリーを思わせる、男まさりのロック・ブルース魂は番組に欠かせない存在になっていった。ウェディング・シンガーを職業にしているから、結婚式に彼女の唄で祝福されるのは、さぞ気持ちよいことだろう。クリス・ドートリーのように、彼女自身のバンドでのデビューを期待している。

そしてエリカ・ヴァン・ベルト。結果10位だったが彼女の唄をもっと聴きたかった。グランドフィナーレで再び聞いた時の歌唱力はやはり本物。今後大いに期待したい。
ヒージュンも大好き。散々歌と顔のギャップを語ってきたが、音楽にマスクは不要。彼の出現で挑戦者がより増すだろう。デビューすればそこそこ話題になるはずだが、本人にその気はないだろう。

トップ13に入ったシャローン・マグレーン。今はまだそこそこだが、愛らしく本当に音楽が好きなのが伝わってくる。
トップ13に入れなかった、アダム・ブロックは他の曲で、もう少し実力を見てみたかった。ジャッジからのリクエストもなかったし、家族を養っている年配者と若い候補者を戦わせるのも面白いと思う。
フィリップと同系スタイルのクレイトン・フレイカーやチェイス・ライケンズ、美声の最年少エーベン・フランコウィッツは次シーズンに再度挑戦していただきたい。

そして、個性極まりない正体不明のリード・グリム。唄だけでなくあらゆる楽器を簡単にこなし、完璧なステージを披露する彼は、ある意味、番組向きではなかったのかもしれないが、今シーズンの実力者が多すぎて残れなかったのも事実。

残念でならないのは、ジャーメイン・ジョーンズ。予選敗退だった彼をジャッジが呼び戻しトップ25入り。その後大健闘するが、過去に犯した犯罪により令状が出ているため棄権されたが、彼の圧巻するステージは目が釘付けになるばかりだった。

そして、優勝したフィリップ。大病を抱えながら、自分の音楽を終始貫き通した男。
毎ステージ少しづつ成長していく過程に多くのファンを獲得したのだ。フィリップは不器用ながら、歌唱力や雰囲気は他の候補者誰よりも優っていた。振り返ってみれば音楽は技術や安定感ではなく、自分特有の音楽をどう人に伝えるか、なのだろう。

予想に反して、またも男性が優勝した。次シーズンこそは、キャリー・アンダー・ウッドのようなカリスマ性ある女性に期待したい。ジャッジに関しては、サイモンの代わりをランディが努めたところもあるが、もっと辛口ジャッジを呼んで欲しいものだ。打たれて強くなる人間成長が自身の音楽の幅を広げるだろう。


PS.写真はジャッジと司会のライアン。予選の1コマだね。

アメリカン・アイドル シーズン11 TOP2 グランドフィナーレ

2012-06-23 17:43:21 | Weblog
「アメリカン・アイドル・シーズン11 トップ2 グランドフィナーレ」


ついに優勝者が本日決定します。したがって今日が最終回。
ノキア・シアターで行われるグランドフィナーレで優勝するのは、ジェシカとフィリップのどちらでしょうか?

今回は候補者3曲づつ歌います。
テーマは
「サイモン・フラー(番組制作者)の選曲」①
「今シーズン歌った曲」②
「デビュー(優勝した場合)曲」③
③はオリジナルだからスゴク楽しみ!
決勝の2人はここまできたら怖いものないですよね。全てを出し尽くして下さい。


コインで決定した先行はジェシカ。
ホイットニーの「アイ・ハブ・ナッシング」①
たしかにこの選曲アリだな。彼女イコールホイットニーは定着しつつあるから。
歌唱力1本で勝負に挑んだ彼女の唄は素晴らしかった!
ここであえて名曲の難曲に挑むのは視聴者の票を獲得できるでしょう。

「ザ・プレイヤー」②
一番のデキだった「アイ・ウィル・オールウエイズ・ラブ・ユー」かな?と思ったんだけど、これを歌いたかったのでしょうね。ここまできたら勝負にこだわるよりも全てを出し尽くして後悔しないようにしたのでしょうね。それでも抜群でした。

「チェンジ・ナッシング」③
単純にいい曲、と思った。ジャッジは皆、ジェシカに合う曲ではない、といっていたけど、本当にそうかな?
確かにR&Bやブルース等、アーバン系アーティストとして確立はしているけど、今の世の中、CDが売れない現状に彼女のようなポップ系の実力者が現れれば、冷めきった音楽業界が再び盛り上がるでしょうね。製作者側の意図が見えてもいいでしょう。


後攻のフィリップ。
「スタンド・バイ・ミー」①
最初あの「スタンド・バイ・ミー」ではないのか?と思うほどアレンジが素晴らしかった。
なんかこう自然で心地がよく、そこに彼の奥深い唄がゆっくりとのってくるから、最高でした。

ビリー・ジョエルの「ムービン・アウト」②
他の曲でもいいのあったのになぁ。なぜこれ歌うかなぁ。ジェシカと同様、唄いたかったから。
それでイイでしょう、今夜は。

「ホーム」③
この曲を聴いて、フィリップが優勝だと確信した。これほど彼にあった曲はないし、個性や雰囲気で会場や視聴者が飲み込まれ、一体感が生まれたステージは他になかったはず。
途中から入ってくるマーチング・バンドがまたステキ。ジャッジ絶賛。

これであとは視聴者の投票を待つばかりになったけど、これからのステージがおもしろい!

まず、昨シーズン優勝者、スコッティ・マクリアリーで、今シーズンのテーマ曲「プリーズ・リメンバー」を歌ってくれました。
相変わらず変わりようのない彼がイイね。この曲のサビはスロー・ライフを感じさせてくれる。
原曲はたぶん「プリーズ・リメンバー・ミー」なのでしょう。

「トップ12の10人でランナウェイ・ベイビー」
こういうノリノリ曲に感想はナシ。みな楽しそうです。

「フィリップとCCRのジョン・フォガティ」
全然フィリップ負けてないぞ!今夜は君が主役だ。
この曲はぜひ、スカイラーに歌って欲しかった。

「ジョシュアとファンティジア」
ジョシュアはすでに偉大な歌手。憧れの人と共演したなら死んでもイイに違いない。

「トップ12の女性陣とチャカ・カーン」
“スルー・ザ・ファイアー”はスカイラーには合わない。シャローンは大健闘。エリカはバ抜群にイイね。
久しぶりに見たチャカ・カーン。どうしてベテラン・シンガーはピチピチのスパッツで現れるのか?
決してスタイル抜群とは言えないのに。

次に、ゲストのリアーナ。
好きじゃないからコメントなし。

「スカイラーとリーバ・マッキンタイア」
リーバかなり老けたな。スカイラーは“ターン・オン・ザ・レディオ”大好きなんだな。

ジェシカの「アイ・ウィル・オールウエイズ・ラブ・ユー」
ここで歌うと決めていたんだね。でもすでに投票は終了しています。
初めて唄った時のほうがよかったかも。

「トップ12の男性陣とニール・ダイアモンド」
このオッサン生きてたんだ。ステージはコルトンのみ光ってた。

ここで、ジャッジのランディーが候補者を絶賛するときに使うフレーズ、「お前なら電話帳でも歌えるぞ!」これを実践。
トップ12の10人で電話帳に記載されている、電話番号と店の紹介を曲にする。
これがオモシロかった。何度も練習しているのが伺えたから、皆よく唄えていましたよ。
こういう企画は毎回やって欲しい。おじぎを忘れたホリ―が可愛かった。

ゲストのジェニファーロペス
彼女の歌は好きだけどダンスパフォーマンスは些か飽きる。

ここでなんと過去シーズンの候補者である、エース・ヤングが交際中のダイアナ・デガルモにプロポーズ。アメリカ人はこういうの好きだよな。見ているこっちが恥ずかしくなるよ。

「ホリーとジョーダン・スパークス」
ホリーも全然負けてないよ。むしろホリーの方が上手い。
ジョーダンが優勝した、シーズン6は一番レベル低かったからな。
そういえば、準優勝のビート・ポップが得意な彼、たしか、ブレイク・ルイスだっけ?
今何しているのかな?

「トップ12の男性陣でビージーズメドレー」
ビージーズ嫌いだからコメントなし。

「ジェシカとジェニファーホリデー」
これはスゴかった!唄のボクシングって感じで。
しかしジェニファーの顔は魅力的なのか醜いのかわからない。

ラストのゲストはエアロスミス。
ついに登場ですね。でもスティーブン・テイラーの声はすでに老人。“ウォーク・ディス・ウエイ”で少し巻き返したけどね。
しかし演奏はメチャクチャ。ドラム無視したジョー・ペリーのギターは特にヒドイ。本番組のバック・ミュージシャンがいかに上手いか考えさせられました。

ラストは、フィリップ&ジェシカでデュエット。
映画“愛と青春の旅立ち”の主題歌「アップ・ホエア・ウィー・ビロング」
各自ピッチを外さぬよう気をつけているから、相手が見えず、ハモリがちぐはぐだったのは残念。


そして、結果発表。
約13,200万票が集まりました。
ジェシカに優勝して欲しいな。まさかフィリップがここまで勝ち進むとはな。


優勝はフィリップ。
大病を感じさせない彼の成長が優勝を導いたのでしょう。
ジェシカは所詮アジア系アメリカ人なので優勝できないとは思っていたけどね。
詳しくは総評でまた語ります。

ことごとく僕の予想はハズレてしまった今シーズン。どうもすみません。


PS.写真は優勝のフィリップ。後半は涙でほとんど歌えなかったね。
最後に家族に飛びこんだ姿は感動!アルバムかならず買いますよ。

アメリカン・アイドル・シーズン11 TOP3

2012-06-09 17:04:41 | Weblog
「アメリカン・アイドル・シーズン11 トップ3」


ついにトップ3が決定します。
今日勝ち抜けば念願のノキア・シアターでの決勝です。
ワクワクしますよねぇ~。楽しみでしょうがないです。

今回は候補者3曲づつ歌います。
テーマは「審査員の選曲」①、「候補者の選曲」②、「ジミーの選曲」③。
全てを完璧にキメないと脱落しますよ。


トップバッターは、ジョシュア。
エタ・ジェイムスの「アイド・ラザー・ゴー・ブラインド」①
さすがジョシュア。こういうスローなR&Bが彼にはよく似合う。服装も日毎センスよくなっているし。
そつなく華麗に唄いあげるから票がとれるのだろうな。
世間はAKB48の総選挙一色。僕は彼に投票したい。
そしてまたまた、いいかげん飽きないのか、ジャッジのスタンディングオベーション。
文句なしです。

名曲「イマジン」②
なぜ今さらこの曲なのか?と思いきや、聞いてみると結構イイな!
ピアノと2人で共演する唄はイマジンを完全に自分のものにしていたな。
名曲すぎるのがかえってよかったかもね。

メアリー・Jの「ノー・モア・ドラマ」③
ピアノから始まり途中からコーラス3人が参加、そして、いつもの黒人の上手すぎるドラム。
彼らしいが、いつもと変わらない曲。ジミーの選曲に疑問あり。
メアリー・Jは無難すぎるよ。
3曲合わせて、80点。


次は、ジェシカ。
マライア・キャリーの「マイ・オール」①
そういえば、今シーズンの候補者はあまりこの曲歌わなかったな。いつも誰かが歌うのに。
とても歌いやすく表現力も伝えやすいしな。
でもジェシカは、出だしからキーが低すぎる感じがした。
まぁサビで盛り上がるでしょ、なんて思っていたけど、サビもそれなりの高音ではなかった。
唄はウマイ、それは事実、だが、物足りない。
もう一つ上げたキーでも十分発揮できたでしょう。残念。

エアロスミスの「アイ・ドント・ウォント・トゥ・ミス・ア・シィング」②
スティーブン・テイラーの前で歌うのは度胸いるよね。
だが、またまたキーが低すぎる。サビも余計に低すぎた。
ラストのシャウトに合わせていたとしても低い。何でかなぁ。
これでは勝てない。スティーブン一人だけスタンディングオベーション。
なぜかジャッジ絶賛。不思議でたまりません。

ジャクソ5の「アイル・ビー・ゼア」③
大好きなこの曲をジェシカに歌わせてみたかった。ジミーありがとう。
期待通り以上のデキでした。ステキ。だが、独特のうねりやアレンジも欲しかったな。
すこしマイケルの物まねにも感じてしまったから結婚式の余興にも感じた。
ジェシカらしさが欲しかったな。
3曲合わせて70点。


ラストはフィリップ。
「ビギン」①
すごくイイ!今シーズンのベストだ。本当に優勝かもね。
バックのダブルドラムも最高。独特の雰囲気は彼が一番。世界に引きずり込まれます。

マッチボックストゥエンティーの「ディズィーズ」②
これもイイ!今後彼はマニアで売れるよ。末永く続くミュージシャンで成功するな。
だが、映像やステージ、特に彼の唄う表情。これが合ってこそだから、CDだけではどうかなぁ。
遠出のドライブで一日中フィリップのアルバム聞いていたら、飽きを超えて高速で窓からCD捨てそうだなぁ。

ボブ・シーガー「ウィブ・ゴット・トゥナイト」③
ラストソングを自慢のギターなしで歌った彼は、古い曲でも新鮮に感じさせてくれた。
バックのヴァイオリン・オーケストラと見事に同調していたから、ジミー選曲はOKです。
3曲合わせて85点。


全ての候補者のステージが終了したが、そういえば、③の曲は、もともとジャッジがそれぞれ3人の候補者を分担して選曲していたんだよな。最近はそれがなくなった。故郷凱旋の途中で、例えば、ライアンがジェシカに携帯メールして曲が決まるように。
そらからジミーやコチャー等が選曲するようになったんだ。ジャッジだと誰がどの候補者を担当するか?等で差がでてくるからでしょう。
均等に平等にしたのかな?

それと、故郷凱旋ツアーは年々せこくなる感じがした。かつてはもっと盛大だったはず。
どこかで予算を削られているような気もするが…。


ここでトップ3によるビートルズの曲を披露。
しかし、フィリップのビートルズは笑ったな!罰ゲームで唄わされている感まるだしで。
ジェシカとジョシュアの高音は最高だった。フィリップもまけじに高音だしていたけど、無理があるね。


本日のゲストは、シーズン8の準優勝者、アダム・ランバート。
エルビスの容姿に重なるオカマちゃんはチャート1位らしい。あまり興味ありません。

もう一人のゲストはリサ・マリー・プレスリー。
彼女のどこがイイのか理解不能。



そして、結果発表。
約9,000万票の集まりました。
番組史上最高の3人から決勝に進むのはいったい誰?
そして誰が脱落するのか?


脱落者は、なんと、ジョシュア。
脱落はフィリップだと思っていたが…。残念。
ラストは自慢のジェームズ・ブラウンを熱唱。
必ず成功するからこの先もガンバってね。

よって次は、ジェシカとフィリップの決勝です。
もしジェシカが優勝できなければ、もう二度と本番組を見ることはないでしょう。
どんなにフィリップが頑張っても、必ずジェシカが優勝です。


PS.写真はトップ3。
左から、ジェシカ、ジョシュア、フィリップ。
ジョシュアはこの先売れると思うよ。必ずね。