よっちん。の納戸部屋

アコースティックなビートルズを、そしてコミックソングのようにおもしろい、童謡のようなオリジナル曲を歌っています♪

Liverpool 演奏旅行記Vol.9「2日目・CAVERN CLUB」

2008-11-03 22:24:32 | Weblog
「悦」での演奏を済ませて、急いで戻ったCAVERNの楽屋。
持ち出せなかった大切なネタ本、たまタンバリンは無事か・・・。

あった!よかった!

「悦」でも何も飲まずに歌ったんで、ノドがカラカラ・・・。
急いでギネスビールを一杯頼んで少し飲んだ。
やがて、おかん!とジジが到着し、少し話をしてると、ヤツのステージが終わった。

ヤツのステージは歌詞を途中まで歌って残りをお客さんに歌わせる「あおり」スタイル。
それがこの日は全然ウケなかったらしく、さらに機嫌が悪い。

ここでもめるのがイヤだったので、そそくさと準備を始める。
しかし今夜のオーディエンスは厳しそうな予感。
準備している時もけげんそうに我々を見ている。

「この日本人たち、どんなもんやねん」みたいな感じ(^-^;

そして準備が出来、前日と同様にRayのコールでステージ開始!
小物もあったし、安堵して気持ちも落ち着いていた。
モニターも良く聞える。客席の反応は・・・

数曲歌って、次はジョンの曲を歌う予定だったが、客席から「ポール!ポールを歌ってくれ!!」と言うコールが!
ニコニコされてはやむなし!
急遽変更しながらのセットリストは次の通りとなりました(笑)。

M-1 YESTERDAY
M-2 ELEANOR RIGBY
M-3 I'VE JUST SEEN A FACE
M-4 IN MY LIFE
M-5 MICHELLE
M-6 For No One
M-7 Ob-La-Di Ob-La-Da
M-8 HEY JUDE
M-9 THE LONG AND WIDING ROAD

後ろからジジの万感の想いの籠もったエンディングのウインドチャイムの音が!
そしてエンディング。
終わった・・・終わってしまった。
と思ったら

ANC. DON'T LET ME DOWN

初めて演奏したHEY JUDEやOb-La-Di Ob-La-Daでは客席から合唱が。
まさかここリバプールのキャバーンで体験できるとは思わなかったので、それはもう感無量でした。

ここ、The CAVERN CLUBには魔物が棲んでいます。
「必ずここに戻ってくる」と思わせる魔物が(〃∇〃) てれっ☆

時期はまだ未定ですが、いつか必ずまたあの場所で演奏します。
その時は、良かったらあなたも一緒に行きませんか?

Liverpool 演奏旅行記Vol.8「日本食レストラン 悦 ライブ」

2008-11-03 22:17:22 | Weblog
10/10(金)
朝、起きて部屋でしばしゆっくり。
昨夜の余韻を引きずりながら部屋でギターを弾いて歌っていた。
そこにベッドメイクの優しそうなおばさんが入ってきたんだけど、ボクが歌っているのを聞いてすぐに部屋を出ていった。

「ん?もしかして怒られる?」と思っていると一人のキレイな女性を連れて戻ってきて

「彼女の名前もミッシェルよっ!」って(^-^)

一瞬、たじろいだ(笑)。

でも途中から唄うのは失礼だと思い、最初から唄いなおす。
心を込めて唄ったが、歌詞に「I LOVE YOU」や「I NEED YOU」っていうのがあるんよね・・・さすがに照れた(〃∇〃) てれっ☆

ちなみに外国人女性に「I LOVE YOU」なんて、言ったことあります?(笑)。

お昼頃には町を少し散歩。ユースホステルから頑張って歩いてきたジジと合流してお土産探し。
ボクのトランクは重量オーバー目前だったので、リュックに入れられる小物を少し。
お餞別を頂いた人にくらいは、何かを持って帰らないとね。

昨夜のGIGでは、演奏を気に入ってくれた人たちが「必ず10日も行く」って言ってくれて、出演時間を聞かれたので18:45からと伝えていた。
そして18時過ぎにTHE CAVERN CLUBに向かう。
阿部さんもカズも来てくれている。
「ここが終わったら、ウチでもミニライブ、してくれないか?」と阿部さん。
もちろん!喜んで!!

ところが!

今夜のCAVERN CLUB、なんか様子が違う。
ステージでごそごそと自分のライブの準備をするやつがいるのだ。
話を聞くとどうやらヤツは事もあろうに我々の出演時間に急遽2時間歌うといっている!

コーディネーターの阿部さんと、Rayと一緒に3人でヤツにクレームをつけるが、全く聞く耳をもたず、口もきかず勝手にセッティングを続けるヤツ。

交渉の甲斐なく、やむなく21:00からのGIGになってしまった。
その間も「ヤツ」は楽屋でゴソゴソ、ステージでゴソゴソ・・・。
ボクの荷物まで勝手にあちこちに移動されてるし・・・。

「時間帯が逆転するけど今から悦でやってくれる?」と阿部さん。
だとしたら急いでいかなければ時間がない・・・。

楽屋で急いで荷物をまとめ、全部持ってでた・・・つもりが、ヤツに移動されてたネタ本、小物類を持ち忘れてしまい、しかも悪いことに気がついたのが「悦」についた時・・・。

MCネタも歌詞もなく、チューナーもない・・・
でもなんとか英語で簡単にあいさつして「ミッシェル」と「インマイライフ」を唄った。
老夫婦が、若いカップルが、インド人の家族がニコニコして聞いてくれている。
家族連れが写真を撮ったり、カップルが一緒に口ずさんでくれた。
改めて、ここでもビートルズの凄さを感じた。

演奏を終え、挨拶もそこそこにボクは先に急いでCAVERNの楽屋に戻った。
さっきのヤツが、文句を言われた腹いせに何をしているか気が気ではなかった。
大切なネタ本がなくなったら本番で非常に困る・・・。
たまタンバリンも手に入らないシロモノだし・・・。

急いで戻ったCAVERN CLUBの楽屋。
そこには・・・


つづく

Liverpool 演奏旅行記Vol.7「ジョンレノン・バースデイ・スペシャル」

2008-11-02 14:53:36 | Weblog
ここで、お世話になった阿部さんについて少し触れておきます。
Liverpool在住暦なんと40年!しかもCAVERN CLUBとは25年来の付き合いで、スタッフとも懇意。
これほどありがたい、信頼を置ける人は他にいない。
日本食レストラン「悦」のオーナーで実業家でもある。そして愛妻家(^-^)b

「ウチのトンカツカレー、旨いですよ」の言葉に我々食い道楽3人は待ち時間を利用してそそくさと出かける。
文句なしのカツカレーに3人とも大満足。キリンビールも飲めたし(^-^)
気をよくしてこの日の夜のステージの成功を確信する(カツ・・・単純)。

店をでたが、まだGIGには少し時間があるので、取りあえずホテルに戻る。
ジジはコーラスが不安らしく、おかん!のレッスンを受ける事に。
ボクは部屋でしばし休息。

あっという間に時間が来たので、着替えて楽器をもって出かける。
少し早めにいってスタンバイしなければ。

19時前に到着したがまたRayがいない。探す。いない。。。

だんだんGIGスタートの時間が迫ってくる。
待てなくなって勝手にセッティングを始めることに。

やがて、遅れてRayが到着した。本番開始時間には間に合った。
Rayが「オーストリアのTVクルーの取材が入っている」という。
「インタビュー、OK?」「オフコース!」多分大丈夫でしょ(笑)。

しかしRay・・・サウンドチェックが早いの何の。しかもいい音!
音圧がある。演奏していて気持ちがいい。
マイクチェック。ジジの声が上ずっている(笑)。あぁ~って(^-^;

ほぼ定刻でRayのオープニングMCからGIG開始。
最初の曲は悩んだ末、「YESTERDAY」からスタート。
記念すべき最初の曲なので、ルーツソングにこだわりました。
ジョンのバースデイなのにね(笑)。
でも、歌い始めると「うぉ~!」って声をかけてもらって。嬉しかった!

ビデオとデジカメは「カズ」氏が担当。
カズ氏は、たまたまこのタイミングで阿部さんのところに遊びに来ていた、京都の桂から来た好青年。

帰国後に一緒に遊ぶ約束をしました(^-^)

というワケでカズ殿、これを見たら連絡くださいm(_ _)m

この日のセットリストは次の通り。

M-1 YESTERDAY
M-2 HERE THERE AND EVERYWHERE
M-3 ELEANOR RIGBY
M-4 I'm Only Sleeping
M-5 HERE TODAY
M-6 BABY IT'S YOU
M-7 YOU'VE GOT TO HIDE YOUR LOVE AWAY
M-8 GIRL
M-9 IN MY LIFE
M-10 DON'T LET ME DOWN
M-11 THE LONG AND WIDING ROAD

つたない英語でのMCも歌も、温かく拍手し、一緒に歌い、盛り上がってくれました。
最初のGIGは、不思議なくらい心地いい感覚の中で夢中なうちに終わりました。
演奏が終わってホテルに戻って最初に唄った鼻歌は「氷雨」だった。。。何ゆえ?(笑)。

つづく

Liverpool 演奏旅行記Vol.6「ビートルズ・ツアー」

2008-11-02 14:50:03 | Weblog
10/9(木)
朝、9時にガイドをお願いした阿部さんがジジを迎えにいってくれた。
その足でボクらを迎えに。

ネットで色々調べているうちに阿部さんの存在を知って、メールでのやり取りをしてこの日のガイドとなった。
便利な世の中だね、ホント。

阿部さんはレアな話を交えながら淡々と説明してくれる。
しかし我々3人とも、聞きたいことがあるとすぐに質問しないと落ち着かないメンツ。
「行くところがたくさんあるので効率よく。質問は説明の後に受けます。」と促されて、大人しくなりました(^-^;

ビートルズゆかりの地が続く。
ビートルズが演奏したシアター、ポールのバイト先、ジョージの就職先や通ったパブなどを見て回り、ジョンの生まれた産婦人科病院へ。最初の感動ポイント。
既に廃業された産院は、青空に映えるキレイなレンガの建物。この色のコントラストには感動した。
入口の脇にはジョン生誕地のオーナメントが。68年前にここで・・・感慨深かった。

その後、ジョンがスチュと一緒に過ごした下宿部屋や各メンバーの家を見て回る。
リンゴの生まれ育ったディングル地区へ。
もうすぐ解体されるらしいその地区は約9割が廃墟となっていた。

リンゴが次に引っ越した家には、元隣人のマーガレットおばさんが元気にリンゴの家を美しく守ってくれていた。
室内にお邪魔してご挨拶し、ビデオと写真を撮影。来訪者ノートにサインし、記念のカードをもらった。

エリナーリグビーの墓地へも行った。ファーザーマッカンジーの墓地も同じだ。
しかもポールとジョンが初めて会った教会の真ん前の墓地だったのでびっくり。

そしてロングアンドワイディングロードの舞台になった道。車での通過だったが、確かに曲がりくねっていて。緑がキレイだった。

ペニーレインも何気ない普通の通りだが、そこに来たというだけで感慨深い。

ストロベリーフィールズはわりと細い道のすぐ脇にあって薄暗かった。
交通量が多く、あの写真を撮ろうとすると反対側からとなる。

「写真を撮るのに夢中で車に轢かれて亡くなった人がいる」

納得のシチュエイションだ。

孤児院はすでに廃院となっており、建物も廃墟だった。
ゆっくり撮影したかったが、途中に散々質問した報いで残り時間がなく、駆け足となったためすぐに次へ。自業自得だ。

「Rayと今夜のライブの打ち合わせする約束をしてあるから」と阿部さん。
実は今回のライブのコーディネートをお願いしたいと思っていたが、阿部さんから動いていただいていて、びっくりしながらも、感謝の気持ちでいっぱいだった。

ビートルズツアーを終え、とりあえず約束の時間に少し遅れてCAVERN CLUBへ。
ジジはこの時、初めてCAVERN CLUBに足を踏み入れた。

Rayが来ていない。
阿部さんがわざわざ携帯で連絡をとってくれていたはずなのにいない。
あちこち探したがやはりいない。

結局、Rayは見つからなかったがGIGは19:00からトップで出演と決まったため、一旦その場は解散としたが、その時、阿部さんに正式に「コーディネート」をお願いした。

もちろんお仕事としての依頼で、ビデオや写真の撮影も含めてお願いした。
これで最大の懸案だった映像記録は残せそうだ。よかった・・・。

つづく

写真はジョンの生まれた産院のオーナメント。

Liverpool 演奏旅行記Vol.5「ジジ到着」

2008-11-02 14:38:26 | Weblog
自分たちが来た時は、よく知らずに大回りしてしまったが、最短距離の道を行けば思いのほか近い。徒歩で約8分くらい。

少し早めについて駅構内で食べ物を探す。ピザ系のパンとコーラで腹をみたす。
このあたりは閉店が早く、片付けが始まったので構内のベンチに移動。

19:47着の列車到着。ジジはやってきた。大荷物で、しかも2等客車自由席で(^-^;
お疲れさん。

おなかが減ってるだろう、と買っておいたパンとカップめんと水を持って、3人でジジの泊まるユースホステルに向かう。

ユースの道がわかりにくく不安になって道端の人(女性)にジジが声をかけた。
ら、無視された・・・(笑)。
するとそれを見ていた若い学生の軍団の可愛い女の子が「どこにいきたいの?」って聞いてくれた。

「ユースホステル」と告げると親切にも途中まで案内してくれた。
きっとジジがリバプール娘を好きになった瞬間だったと。

駅からは約20分近くかかってユースに到着すると受付にこれまたキレイな女性。
ジジの手のひらが返るところを観たなぁ(笑)。
こやつ、代わり身の早いヤツ、と確信した(笑)。

ルームキーをもらうのを確認して我々もホテルに戻った。
帰りはスムーズ。
さぁ、明日はビートルズ・ツアー、そして「CAVERN LIVE」だ!


Liverpool 演奏旅行記Vol.4「聖地・CAVERN CLUBへ」

2008-11-02 14:31:03 | Weblog
10/8(水)晴れた!

朝からガマン出来ず、マシューストリートに向かう。
あの世界で一番有名なクラブ「THE CAVERN CLUB」のある通り。
ビートルズのメンバーが酒を飲み、演奏し、遊んだ町。
思い入れもひとしおな場所。

「CAVERN CLUB」の看板が見えている。この看板を見て興奮した。

まだ開いていないCAVERN CLUBの前でしばし写真を撮りまくる(笑)。
そうこうしていると、CAVERNの中から人が出てきた。
彼に話かける。愛想よく応えてくれた彼はキャバンクラブの事務所の電話番号を教えてくれた。

そのまま、少し町を歩いて見る。
歴史を感じるレンガの建物ものと近代建築の大きなショッピングモールが目に飛び込んできた。
「すげ・・・」新旧に違和感がない。
歩いていくとさらに広い空間にたくさんの人が歩いている。すごい町だ。

人の流れに添って歩く。たくさんの店。世界のマクドナルドもボーダフォンも(笑)。
ところどころでストリートミュージシャンが。許可がいるのかなぁ・・・やりたいなぁ。。

と、また小雨が降り出した。雨濡れで風邪などひいたら大変なのでホテルに戻りたいと思っていたら広場にスーパーマーケット発見!!
「水を買わねば!」ということでお買い物(笑)。

棚にカップめん!!「カレー」と「野菜スープ」、「トマトとチーズ」の3品。
うまいのかなぁ。。。と購入し楽しみにホテルへ。

さっそく「トマ・チー」を食す。
やや摩訶不思議な味なれどスープ麺なればいとうれし。

その後、腹ごなしの散歩がてらに、またマシューストリートへ。
開いていたのはCAVERN PUB。
ここでリバプール初の生ビールをのむ。うまい!
ここの店内にはビートルズが使用した楽器という触れ込みで楽器が展示されている。
まぁ、さすがに実物ではないが、ポールの直筆サイン入りのヘフナーがあったり貴重な写真の展示もあり、楽しかった。

店の向かいにストリートミュージシャンがいて。
立ち止まり聞く。ボクの持っているギターが気になるらしく話かけけてくる。

「見せてくれ」

ケースから出して渡す。
気に入ったらしくしばらく触っていた。
彼とギターを交換して数曲演奏。
おかん!もバイオリンで参戦。道行く人たちから拍手が。
グレイト!だって(^-^)。

ひとしきり遊んでから、ようやくCAVERN CLUB店内に。初CAVERN CLUBだ。
今日は入口が開いていて、ライブはまだ行われていないため、観光客や呑み助向けに開放されていた。

YouTubeで幾度となく観た、あの黒い壁の階段が地下に向かって続く。
下まで降りると暗くて少し広い空間。いよいよあのステージとご対面だ。

左に伸びるレンガのトンネル。まさに「CAVERN CLUB」の風景が広がった。
思わず「うわ!!」という声が出た。嬉しくて仕方なかった。

「明日、ここでGIGするんや・・・」そう思うとステージに駆け寄らずにはいられなかったが、興奮して2~3枚写真を撮っただけ・・・写真だけ撮りに入るなんて申し訳なくて・・・ああ日本人(笑)。。

あ、左手ではビデオをしっかり撮っていましたよ。

滞空時間短く、名残惜しくも店を出て少しぶらついてホテルに戻る。

夜が近づいた。
そろそろジジが到着する。さぁ出迎えにいこう。