ウラとオモテの日記

私が見た裏と表の話を紹介する。今話題のニュースよりもあまり取り上げることの少ないニュースに注目します。

中2、高2はフリーダム(©スクールオブロック)

2024年01月07日 16時02分44秒 | 番組あれこれ

 ウラオモ、本年最初に取り上げるのはプリキュアです。来月から始まる新プリキュアのタイトルは
「わんだふるぷりきゅあ」
そう、全てひらがなとなっているというところが異例ですが、今回は動物が人間の姿となってプリキュアに変身するというのがこれまでと違う特徴となっています。初期メンバーは犬と猫、他にはウサギが登場し、それぞれに飼い主がいます。今日公表したのはスタッフ、登場人物のうち、犬飼さんという犬と人間のコンビの2人の声優です。
 まず犬から、名前をこむぎと言います。絵を見ると、まさしく小麦色した犬が変身するわけですので、なんか違和感も感じてしまいそうです。声を担当するのは長縄まりあさん、愛知県の出身で、これまでに小林さんのメイドラゴンやはたらく細胞に出演していました。今クールでは
「貼りまわれ!こいぬ:
というテレビ東京では昨日から始まった番組でも名前からわかるように主人公の犬を演じています。なんともわんだふるな偶然でしょうか。ちなみにテレビ北海道ではしますが、それ以外は各種配信サイトでご覧いただきます。人間になっても名前は変わりません。
 次はその飼い主、犬飼いろはさんです。毎年のように定番な中学2年生で(そのあたりについては後で言及します)、こむぎとのお散歩をしたり、運動神経抜群な生徒であります。声を担当するのは種崎敦美さん、そうあのアーニャさんです。ここ最近はSPY×FAMILYや葬列のフリーレンなど数多い作品に出ており、昨年のプリキュアオールスターズFでも妖精の役で担当していましたが、まさかこんなに早く出るとはと思いました。昨年結婚したということで、実質的な主人公が既婚者というのは初めてではないかと思われます(ちなみに主演はこむぎさん)。
 次は猫ですが、まだ担当者が公表していませんが、名前は明らかとなっています。猫の名前はユキ、飼い主は猫屋敷まゆさん、ウサギの名前は大福、飼い主は兎山悟君となっています。猫の方は想像ついておりますが、あえて言いません。しかし猫屋敷や兎山とつく苗字はどれぐらいいるのか気になります。犬飼は昔中学時代の数学の先生にいたくらいで、歴史上では犬養毅さんがいるのでまだいいですが、フィクションの名前は結構珍名も多いので、果たして存在しているのかも疑問が付きそうです。果たして誰が担当するのか、第1話を待ちたいと思います。それにしてもあの2人はいつ出てくるのかな。

 ブログやSNSなどでも声優を中心にいろいろ意見などがありますが、そこはウラオモ流、今回は私も意見を言わせていただきます。毎年のように形は変えども、長く続いてきたプリキュアシリーズですが、どうしてもマンネリなのが、
「必ず中学2年生がいること」
作品としてはふたりはプリキュアマックスハートが唯一の作品であるものの(主人公が中3へ進級し、追加戦士が中1だったため)、続きとしての扱いとなるため、人物として中2が登場しなかったという作品のは今までないという解釈ができます。子供を持つ家庭にとってみては気にしない問題でもあり、どうでもいいんじゃと言いそうですが、なぜ私がそのようなことを言い出したかというと、今まで作品の中で中2を除外してそれ以外の学年(あるいはその組み合わせ)で作ることはできなかったのかということが気になったからです。
 もちろん、プリキュアを問わず他の作品でも真ん中の学年(中2、高2)が多く登場します(必ずしも全作品ではありませんが)。その理由は
「一番活躍しやすく、かつ親しみのある学年だから」
とチコちゃん張りに叫びます。生徒会、クラブ活動は真ん中の学年で生徒会長や部長になることもあり、最高学年での受験勉強(私立はその限りではないところもある)への準備など余裕があることも言えるかもしれません。作品を作る人にとっては、日常を描くこととしてどこを重点を置いているのかというのが、ヒット作になるか否かの分かれ道となります。入学した学年だと、入学式や歓迎会など、学校のオリエンテーション的なシーンもあったり、部活動での先輩たちとの関係を描くことになると、相当メンタル的にきつくなって、作品として作ることができるのか疑問になってしまう。逆に最高学年だと、特に高校だと受験や進路、入試のシーンが出てくることになり、日常生活を妨げられることになり、描くこと自体も難しくなるかもしれません。真ん中の学年だと、学校生活で一番楽しめて、自由が利くので描けるという作品が大半なのではないかと思われます。ちなみに小学校が舞台になるときはドラえもんやサザエさんのように小学5年生が多いです。これも中高と同じような理由だと思われます。日テレの某クイズ番組のタイトルにも入れているくらいです(小6だと中学受験をする人も多くなるため)。
 そう考えると、冒頭にも触れたように東映アニメーションは今までのプリキュアシリーズで中2を除外することはできなかったのかなと思ってしまいます。ひろがるスカイ!プリキュアでさえも登場人物が4人で、保育の専門学校行っている人と小学生ぐらいなのに学校に行かずに研究している鳥がいて、学校のシーンがほとんどなかったのにもかかわらず、どうして中1とか中3とかではないのか、中2というのはおかしすぎるのではないでしょうか。制作側としても話し合ったとは思いますが、やはりプリキュアの中心は中2だというのがあると就業規則や方程式のように考えているのではないでしょうか。漫画原作ながら同じ制作会社で、プリキュアのルーツと言われるセーラームーンも最終的には高校まで行くものの、振り出しは中2だったというのもこれに倣った形だと思われます。昨年のマスコミとジャニーズの関係ではありませんが、真ん中の学年に固執しているのは
「特別な学年・存在」
として忖度が制作会社にはあるのでは、私はそう思っています。プリキュアが嫌いと言うわけでありませんが、せめて中2を外すことはできないのかな。猫屋敷さんの学年も気になりますが、今後も続けるのであれば、そのことについても議論すべき問題として挙げてほしいものです。
https://www.asahi.co.jp/precure/wonderful/
https://www.toei-anim.co.jp/tv/wonderful_precure/
https://www.oricon.co.jp/news/2309662/full/
https://www.oricon.co.jp/news/2309673/full/
https://www.sanspo.com/article/20240107-EJQJVJCUQFBB3DJHMVLOLD2IXA/


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