ウラとオモテの日記

私が見た裏と表の話を紹介する。今話題のニュースよりもあまり取り上げることの少ないニュースに注目します。

故郷を汚すことだけはやめて

2024年01月24日 22時23分36秒 | 番組あれこれ

 昨日まで沖縄にいました。家族旅行でしたが、とても満喫した3日間でした。その話は後日改めて。さて沖縄というと先週の夜会で出身者の二階堂ふみさんが出演した際に方言禁止の企画を放送しましたが、それがSNSで批判が殺到しました。週刊女性によると、その内容は方言禁止で記者会見を行うというもので、記者につられることなく最後まで標準語で回答できるかということでした。しかし放送前から、
《誰も、これ、マズイですよ、って言わないでそのまま宣伝していること自体が、信じられません。。。》
と茂木健一郎さんも批判していました。放送後のSNSでは
《こんな企画が通ってしまう無神経さ。『方言札』という沖縄差別を知らないのだろうか》
《沖縄出身の人に『方言禁止記者会見』を課すのは、戦前に日本帝国が方言を禁止した史実をなぞる差別行為です》
と書き込んでいました。J-CASTニュースの取材に対してTBSは
《沖縄の歴史的背景についての十分な検討ができておりませんでした。今回の企画が差別的であるとのご指摘は、私どもとして真摯に受け止めており、今後の番組制作に活かして参ります》
と回答しています。ちなみに先月には長崎県出身の仲里依紗さんが同じく挑戦していていて、その時には批判はなかったようです。ネット上は
《この企画、色々な芸能人の方の出身の方言を引き出すゲームですよね。他県の回のときも今回も見ていましたけど、他県はOKで沖縄はNGってそれこそ現代の差別では?》
《番組を見たけど、地元の言葉につられないようにするってだけで、差別ではないでしょ たまたま二階堂ふみさんが沖縄出身ってだけで、他の都道府県なら良いの? 沖縄だけを特出するなら、それこそ差別だと思うけど… TBSもそんな意図はないと突っぱねないと何でも差別になるよ》
というものがあったそうです。自身も視聴していたという芸能評論家の宝泉薫さんは
「もっと言えば(番組を)見ていた視聴者から出たものなのか。ここ数年、いやもっと前でしょうか、テレビだけでなく人に対しても粗探して叩きたい人が増えていて、少数派なんですけども声が大きい意見ばかりがネットメディアで取り上げられている印象です。こうして番組側もコメントせざるを得ない状況になってしまうと、例えば今後は東北や大阪弁などで企画しようにも二の足を踏んでしまう。制作側も萎縮してしまい、バラエティ番組をおもしろく観たい視聴者にとって迷惑千万な話だと思います。終戦から今年で79年、現在も基地問題を抱える沖縄の歴史を語り継いでいくことはもちろん大切ですが、戦後の昭和に生まれた人、平成、令和で生まれて育っていく人にとってみれば“昔のこと”であって、差別意識も変化してきていると思います。それでも沖縄の歴史背景、特質性を多少頭に置いておくと(番組は)やや冒険的な感じだったとは思いますが、それが(放送)できるようになったということはある種、沖縄が特別ではなくなってきたとも感じましたね」
と述べています。先ほどの茂木さんは昨日のXで
《沖縄で方言禁止という歴史があったことを考えると、今回の案件は一発アウトだと思う》
と、あらためて言及してみせた茂木さんにとっては許しがたい“差別”に映るのだろうと記事は結んでいました。
https://news.goo.ne.jp/article/jprime/region/jprime-30657.html
一方地元の琉球新報では地元の受け止めかたを載せています。「うちなーぐち講師」の比嘉光龍 (ふぃじゃ・ばいろん)さんはXで
「うちなーぐち(おきなわ語)は方言ではない。その視点で考えた時にこういう番組をどう捉えるか。怒りを通り越して、ただただ悲しい。我々琉球人はこれに反応するべきだ」
と投稿、取材に対し、比嘉さんは沖縄の歴史を踏まえ
「うちなーぐちが方言と言われ、さげすまれてきたことに対して、社会に注意を促したい」
と語りました。沖縄大非常勤講師の親川志奈子さんは
「沖縄に対する加害性や歴史に関する無知、無関心の表れだと思う。他県の人が『出身地のアクセントが出てしまった』という面白さと同等に語ることはできない」
と指摘しました。地元としたらこの番組には怒り心頭であることが2人のコメントからうかがえます。方言というものは誇りと言えますが、沖縄というのは特有なこともあり、苦しい歴史がありました。そう考えるとこういう企画を二階堂さんはどう思ったのでしょうか。拒否とかはしなかったのでしょうか。企画した人の意図を考えたら、もっといい方言との向き合い方はあったはずです。今後どうあるべきなのか、きちんと地方を大切にする番組を作ってほしいです。
https://news.goo.ne.jp/article/ryukyu/region/ryukyu-20240124110744.html
https://news.goo.ne.jp/article/okinawa/region/okinawa-20240124072800.html

 地方のいいところは故郷を愛して他の人たちに自慢できるですが、先日の能登半島地震でも金沢の観光に対する風評被害が相次いでいます。そんな中まいどなニュースによると、石川県に来てほしいというイラストが注目を集めています。描いたのは石川県在住のアニメ作家、名取祐一郎さんで、Xにて優しいタッチの石川県の地図が貼られていたそうです。
「石川県は南北に200kmあり、北部と南部で被害の差があり報道と差があるため、石川県の現状を解説します。私の住んでいる地域では日常生活を送れています」
とありました。能登地域では金沢より北の地域では山道が多く通行可能な道が限られているそうで、緊急車両の優先で一般車両は来ないでほしいということです。南の加賀地方では日常生活が送れており、お店や観光も通常通りとなっています。名取さんは
「田舎で子育てがしたいと石川県に移住してきて10年以上、石川県に恩返しをしたいという思いから地図を制作しました。県外の方の『石川県の位置関係がわからない』という気持ちもよくわかる」との思いから、「絵で伝えることができる自分の出番だ」
と感じたそうです。名取さんの投稿は石川県の公式アカウントでも取り上げられ、
「石川県に行こう」「金沢と加賀地方は訪れても大丈夫!ということですね」
などのリプライが集まっています。名取さんは
「石川県(金沢、加賀地方)に来ていただくことが、能登の復興にもつながります」
ともコメントしています。確かに被災地に来ることは勇気づけられますね。地元に対する思いも強いですが、もっと復興に力を入れて、観光を楽しむということを目的にすることで、もっと観光客は増えてくると思います。今回のイラストで観光業に脚光を挙げてください。
https://news.goo.ne.jp/article/maidonanews/trend/maidonanews-15126483.html

 この冬一番の寒波が日本中を直撃していますが、気を付けたいのが低体温症だと週刊女性では指摘しています。記事では2022年までの過去10年間に低体温症で亡くなった人は、熱中症で死亡した人の合計(1万397人)よりも1455人多い1万1852人にも上ったそうです。
「低体温症と聞くと“寒い屋外”で起こるというイメージを抱く人が多いと思いますが、“屋内”にいても発症して、病院に搬送される人もいます。低体温症は寒い場所などにいて、心臓や肝臓などの身体の内臓部分の“深部体温”が35度以下になると症状が出てきます。例えば、軽症のうちは体温を上げようと身体の震えが起きますが、だんだん動きが鈍くなって意識障害を引き起こし、最悪の場合は死に至ります。屋内でも、お酒を飲んで帰ってきて薄着のまま布団に入らず寝てしまったり、光熱費が高いので暖房もつけずに寒さを我慢していて発症したというケースもあります」
とある東京の病院の副院長は指摘しています。低体温症にならないためにどうすればいいのか、副院長は
「室温については、WHOは18度以上を推奨していますが、私は部屋全体で適温を保つため20度以上を推奨しています。朝晩は低体温症になる危険性が高いので、寝るときはしっかり布団を肩までかけてください。外出するときは、身体の熱を逃がさないよう、コートやマフラーなどを着込んでしっかり防寒してください」
特に筋肉量が減って身体の熱が作りにくい高齢者の方が可能性も高いようで、
「こまめに水分をとりながら、適度な運動をして筋肉量を維持したり、増やすことも予防につながると思います。また、親や祖父母が一人暮らしをされているという方は、まめに連絡を取って体調を確認したり、見守りをしてあげるのも大切です」
もし低体温症になったらどうするのか。
「低体温症かなと思ったら、まずは洋服を着込んで、暖房をつけたり温かいものを飲んだりして、しっかりと身体を温めることが大事です。もし自分では判断がつかなかったら、救急相談センターなどに相談するのもいいと思います。隣で身体が震えていた人が急におとなしくなったので、震えが治ったのかなと思ったら意識がなかったということもあります。呼びかけて反応がなければ危険な状態なので、すぐに救急車を呼んでいただきたいです」
高齢者がこれで亡くなるというニュースを見かけますが、本当に一気に冷たくなると命の危険になることは毎年言われてきました。今回の先生が教えた対策で冬を乗り越えてほしいものです。
https://news.infoseek.co.jp/article/jprime_30624/?tpgnr=life

 次は乗りものニュースより、箱根登山鉄道という名称がなくなるニュース。小田急電鉄は今日、組織再編に関して、小田急箱根ホールディングスと、箱根登山鉄道、箱根観光船、箱根施設開発の4社が合併し、「小田急箱根」株式会社に社名を変更します。箱根登山鉄道は1928年から存在していました。鉄道線は「箱根登山電車」、鋼索線は「箱根登山ケーブルカー」、索道は「箱根ロープウェイ」、芦ノ湖の遊覧船は「箱根海賊船」と、それぞれの愛称は存続するそうです。しかし路線バスを運行する「箱根登山バス」は、統合の対象外だそうで、箱根以外でも事業を展開しているため、統合のメリットが限定的であるなどの理由だそうです。小田急という名前になってしまうのは寂しくなりますが、箱根の名所へ行く鉄道としてこれからも観光客を運び続けます。
https://news.goo.ne.jp/article/trafficnews/business/trafficnews-130610.html

 大相撲初場所も終盤に入りました。インフルエンザによる休場も心配ですが、今日行われた三段目の取組でクリーンヒットする事態となったとAMEBATIMESが伝えました。記事によると、肥後ノ丸と琴隆成の取組の時に起き、肥後ノ丸が張り出すと、押してくる相手を突き放し、左からの張り手を連発します。4発目はクリーンヒットし、パチーンと大きな音が艦内に響くと、まともに食らった琴隆成の体はよろめいたそうです。そこを逃さず肥後ノ丸がはたき込みを決め、3勝目の勝ち星を挙げました。敗れた琴隆成は4敗目を喫し、崩れ落ちるように倒れると土俵上でしばらくうずくまっていたそうです。ABEMAを見ていた視聴者は
「ノックアウト」「張り倒された」「ビンタ」「乱暴な相撲」
と驚きの声が相次いで寄せられたそうです。上位陣でもこんなことはしないですが、序ノ口から見ると本当に相撲に魅力が湧いてくるかもしれません。次回は大阪場所ですが、それまでにいい推し力士を見つけてください。
https://news.goo.ne.jp/article/abematimes/sports/abematimes-10111688.html

 推しというと昨年ヒットした推しの子ですが早くも実写化となります。主演は櫻井海音さんいう人が演じるそうで、他には齋藤飛鳥さん、どうする家康にも出演した原菜乃華さん、そしてあのさんなどが出ます。あのちゃんでるんですね。昨年の紅白でYOASOBIのアイドルにのせて踊っていたのは何かの暗示だったのでしょうか。さて女性自身では今回の実写版に関する記事を載せています。SNS上では
《めっちゃ楽しみだなぁ》《MEMちょクォリティ高けえwww》
というのがあった一方で
《何ですぐ実写化したがるんだろ、、、》 《ファンが作ったコラ画かと思った》 《推しの子の実写のKV、キャストは別に相違無いのになぜか安っぽく見えるのなんでだ…衣装?画角?めちゃくちゃ雑なコスプレみたいに見える》 《せっかくアイドルを卒業したばかりで年齢的にも大人の女性になりつつある飛鳥ちゃんにまたアイドル役をやらせるとは、これは悪手では…?》
とありました。原作者の赤坂アカさんは
《キャストの皆様にも制作陣の皆様にも「本当に大丈夫ですか?」と聞きたくなる気持ちでした》
と率直な気持ちを明かしていました。実写化というのはうまくいかないという風潮はいまだにあるというのは偏見にも思ってしまいます。確かに出演者としたら演じることで報われるという感じですが、櫻井さんという人も今日初めて聞いた俳優です。彼女のためにも成功して、人気有名人へと成長してほしいですね。反論するなら公開後にしてもらいたい。
https://news.goo.ne.jp/article/jisin/entertainment/jisin-https_jisin.jp_p_2286526.html
https://news.yahoo.co.jp/articles/4eb32d5b2778d4aecf9ce15d2b32127261838823(齋藤飛鳥さんがなぜ選ばれたのかというのを取り上げています)

 最後はスポーツの話題2つ。最初は全豪テニス。AFPによると、ジュニアの部に出場したウクライナのエリザベータ・コトリアー選手が対戦相手のロシア選手と試合後に握手したとして自国の協会から非難され謝罪したそうです。記事ではこの選手は勝利をおさめ、敗れたロシアの選手と握手して勝利をたたえました。ウクライナの選手の間ではロシアとベラルーシの対戦する際に握手しないことが慣例だったそうで、ウクライナテニス協会は
「ウクライナのテニス選手は侵略国の代表と握手しない」
とする立場を強調、方針については各選手に通達済みで、選手も支持していると説明し、コトリアー選手の行動は「過ち」だと非難しました。選手の父親は
「娘はまだ16歳で四大大会(グランドスラム)のような大きな大会に出場した本格的な経験もない。ネットの向こうにいる相手が、祖国を攻撃してきている国の代表だとは理解していなかった。間違いなく過ちだったし、娘も深く反省して、あのようなことは二度としないと約束している」
と語りました。今回の件についてシニアの部に参加している同じウクライナのダイアナ・ヤストレムスカ選手は
「私たちは握手をしていないけれど、彼女はまだ若くてあまり経験もない。誰にだって起こること」
とかばいました。政治とスポーツは別と言いつつも、こういう方針で行っているというのはあまりにもひどいなという感じです。スポーツマンシップというのは何のためにあるのか、フェアプレーとともに国際大会の中で模索していることでしょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b9bf79eb4aae828c8657c8d05cd75839baad9d0
 オリンピックというと、普通のオリンピックが今年パリで開かれていますが、現在行われているのがユースオリンピックです。つまり若い将来有望な選手だけを集めて行われるようなものだと思ってください。今回は冬季として韓国の江原道で行われています。韓国というとショートトラック王国というくらい金メダルを量産してきました。日本はオリンピックでさえ決勝に進むことがまれで、いかに弱いのかが浮き彫りとなっています。そんな中混合団体リレーが行われ、日本代表は決勝で3着となり銅メダルを獲得したと日テレNEWSが伝えました。男女2人ずつの4人がリンクを18周して2000メートルを滑り、着順を競うそうで、代表は井上暖々美選手、吉澤葵選手、渕上結太選手、鬼田来人選手でした。このうち井上選手も鬼田選手も銅メダルを獲得しています。今回の混合の決勝には中国、日本、アメリカ、カナダが残り、日本が序盤から先頭に立ち、レースをリードする展開になり、中盤からは中国がトップを独走し日本は2着のまま最後の1周へ、残り半周付近でアメリカに追い抜かれ3着でフィニッシュし銅メダル獲得となりました。韓国強いというイメージでしたが、決勝にも残らなかったというのは意外な気もします。やはり新種目だと慣れていないということでしょうか。こういう男女種目が誕生して新たなメダル獲得への道が始まるとなると、次のイタリアのオリンピックも楽しみになってきました。大会は2月1日まで続きます。
https://news.infoseek.co.jp/article/ntv_2024012405236989/?tpgnr=sports
https://news.yahoo.co.jp/articles/4813906df7fe02f30b925a24aef41f47bfe838a3(以前ウラオモでも紹介した元レスリングの金メダリスト土性沙羅さんのことがNEWSポストセブンで紹介していました)


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