5月28日の予算特別委員会で「学生の学びの環境創出事業」について質疑を行いました。
京都市は、コロナ禍で充分に学ぶことのできない大学生などのために、京都駅前のキャンパスプラザにオンライン学習環境を整えた学習室を設置することを5月補正予算にて提案しました。(最大150名/日、6月上旬から8月末まで予定 運営スタッフとして延べ800名の学生アルバイトも募集予定)
私たち会派に届けられる学生の声は、目の前の経済的困窮に続いて、オンライン環境などの学びの環境整備を求めています。コロナ禍の影響で、いまや学びの環境のみならず学生活動、アルバイトなどの情報収集、就職活動など学生生活にとってのオンライン環境の重要性が格段に高まりました。
「学びの環境創出事業」は8月末頃に終了予定です。学習環境の確保が困難な大学生をはじめ、京都で学ぶ全ての学生へ新たな学びの環境を整えることは、大学のまち・学生のまちを標榜する本市にとって重要且つ喫緊の課題です。オンライン学習環境の構築など新たな学びの環境整備を、市内大学等と連携し、京都市が主体となって進めるべきです。
京都市では、今後、通信事業者と協働で地域BWA事業(広帯域移動無線アクセス)を進めます。現時点では、訪日外国人向けタクシーサービス、避難所におけるWi-Fiサービス、防災等に資するライブカメラ映像配信の公共の福祉の増進に寄与するサービス及び京都市の行政事務におけるICT推進に活用される計画です。この地域BWAの活用を検討するなど、京都市には学生の新たな学びの環境整備を進めるチカラがあります。
京都市の本気度が試されます。