京都市会議員 平山よしかずの日々前進。

京都市会議員(西京区)『平山よしかず』の奮闘記。活動をいきいきと、思いを正直に、綴ります。

空き缶条例:賛成討論

2010年10月29日 23時16分13秒 | 議会活動

いわゆる京都市の「空き缶持ち去り禁止条例」について、私は、公明党会派を代表して本会議で討論を行いました。様々な方から質問を受けましたので、ここで、私が行った討論の全文を紹介し、何故公明党は賛成したのかとの回答とさせていただきたい。

【討論】

 公明党京都市会議員団は、議第92号京都市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例の制定について に賛成の立場を表明していますので、会派を代表して討論を行います。

 今定例会に提出された本条例の改正案は、事業用大規模建築主や特定食品関連業者への事業系廃棄物の減量に関する計画の作成及び提出の義務付け、資源ごみである缶、ガラスびん及びペットボトル並びに大型ごみの持ち去りを禁止するもので、市民や事業者の活動により排出されるごみの減量化やリサイクルなど「環境モラルの向上」に資することが目的であります。この間、改正の主旨が市民へ充分に伝わらなかったのか、ホームレスの方々の生活をどうするのかということが議論の中心となり、環境モラル向上の視点からの議論が少なかったことは残念です。

勿論、ごみとして出された空き缶を生活の糧としているホームレスの方々の生活実態はあるわけです。本条例の改正が、ホームレスの方々の生活に直接に影響を及ぼすことを危惧する団体等からの声があがり、マスコミ等でも取り上げられ、議会でも継続審議となりました。私たち公明党市会議員団も、多くの方々の声を聞き、議論を重ねてきました。

「環境モラルの向上」のために、先に述べた改正案の内容は理解できるところです。京都市は平成18年に家庭ごみ有料指定袋制を導入し、家庭ごみの減量とリサイクルに効果をあげてきました。次いで、事業系ごみの減量に力をいれていく本条例の改正案は積極的に評価できます。また、手数料を支払ってごみ出していることから、市のごみ処理体制やいわゆる抜き去り等の行為に対する市民の意識が次第に高まってきています。ただし、有料指定袋の購入代金は手数料であるにもかかわらず、商品として認識されている方も少なくありません。また、一部の業者が景品として有料指定袋を使うなど、京都市としていまだ課題があります。その意味から環境モラル向上を図る本条例の改正案は意義があるものです。

条例の改正にあたり以下3点申し上げたい。

第一に、本条例施行後、事業系ごみの削減と一般ごみの抜き去り禁止について、しっかりと状況把握し、条例改正の効果を検証することが必要です。また、有料指定袋財源や環境ファンドを積極的に活用し、市民ぐるみの「環境モラル向上」の事業を拡充していくべきです。

第二に、条例を実施する側である市環境政策局の職務執行モラルを高める不断の取り組みを続けていかねばならないということです。職員の不祥事には厳正たる姿勢で望み、不祥事根絶へ向けた組織文化の改革を市民へ見える形で進めていくことを改めて強く求めます。併せて、委託化が進む収集作業において、市民サービスを後退させることのないよう、直営・委託の別なく作業員のモラル向上への取り組みをしっかりと取り組んでいただきたいと要望します。

三点目はホームレスの方々への支援についてです。これまでの支援策に加え、市長から「ホームレス能力活用推進事業」の創設が表明されました。更に、この事業の実施を、来年度を待たず、可能な限り早急に実施するよう、強く求めておきます。

ホームレスの方々への支援策は自立支援が基本です。その観点から、自立支援センターや中央保護所の定員をはじめとする支援の取り組みは充分なのか、改めて点検し、例えば来年度からの中央保護所の指定管理者制度導入による居宅生活への移行支援拡充など、一層の自立支援施策の充実を図るべきです。同時に、ホームレスの方々の生活状況を鑑みると、大事なのは一人ひとりの生活実態に合わせた丁寧なサポートです。これまでも京都市は訪問相談事業を進めてきたわけですが、実態としてまだまだ自立支援へ結びついていない状況が、今回行われた聞き取り調査でも明らかであると思います。訪問相談事業を次の各種支援策へ結び付けていく積極的かつ丁寧な体制の充実が必要です。

今回の条例改正を機にホームレス支援策をひとつひとつ見直し、今後も、実際に効果が上っているのか、聞き取り調査を含め定期的に状況調査を行い、議会と市民に報告することを要望します。

本条例改正の提案を機に起こった環境モラル向上及びホームレス対策はいずれも重要な課題です。京都市は市民の声が多くあがった事実を重く受け止め、条例改正の施行後も継続して検証し、それぞれの実効があがるように事業を進めるとともに、効果がだせなかったならば、京都市として改正後の条例に頑なに固執し続けるのではなく、条例を見直し、進化させていく姿勢で取り組んでいくことを求めて討論といたします。【以上】


議員力と大学ノート

2010年10月26日 23時46分25秒 | 党活動

10月23日(土)はウィングス京都で公明党京都府本部が開催され、党員の皆様とともに統一地方選挙の大勝利へ勝ち鬨をあげました。

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その日の夜は「市政報告会」で、京都市の課題と議員としての取組みを報告させていただきました。

翌24日(日)には、山口那津男代表を舞鶴市議選直前の舞鶴市総合文化会館での党時局講演会に迎え、府下の党全議員が結集して、議員総会が開催されました。ここで山口代表より次の選挙の勝利の要諦は「それぞれの議員力」であるとの話がありました。

 

私自身、初当選以来3年半の自らの議員力の証は何か?と考えると、①毎朝、また休日の夕方に継続してきた街頭市政報告会と、②2種類の大学ノートである、と思い当たります。

大学ノートの2種類は、「市民相談・市民意見」を記入したものと、折々の先輩・支持者のご指導や活動で気づいた事を記入したものです。これまで、計12冊が積みあがりました。

『私は大勢の公明党の議員を間近で見てきたが、たいていが大学ノートを常に持ち、住民の声や、大きな問題から小さな課題までの具体的な事例を事細かに記録し、それを糸口に研さんを深めて議論し、議会活動に役立てている。こうした地道な活動を当たり前のようにやっている議員が緊密に連携し、ネットワークとして機能しているのが公明党だ。だからこそ、生活実感に根差した政策を創造し、実現させるチーム力がある。』と元東京都副知事で作家の青山やすし氏が語っておられます。

議員力の証である大学ノートを更に積みあげるべく、歩き、語り、聞き、研鑽を深めていこうと決意しています。市民のために働く公明党議員としての結果とビジョンを統一選挙で訴えていきます。

 

24日、舞鶴へ向け出発する前に、西京区体育振興会女子バレーボール大会に寄せていただき、地元川岡女子バレーチームをはじめ激励させていただきました。

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夕刻、携帯電話へ「川岡女子チームが二連覇!京都市大会出場へ!」との連絡が入りました。おめでとうございます!


うれしい実績:桂艮町のカーブミラー

2010年10月22日 13時15分50秒 | 市民相談

松尾井戸町のカーブミラー設置(10月18日ブログ掲載)に続き、桂艮町(かつらうしとらちょう)の見通しの悪い交差点にカーブミラーが設置されました。

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三叉路角に新築一戸建てが建ち、従来よりも見通しが悪くなったため、自転車や歩行の通行が不安とのご相談でした。カーブミラーを取り付ける電柱の前の家へ、設置の了承をいただくために訪問したところ、「いいですよ。私たちも危ないなあと思っていました。」と快諾していただきました。

皆さんに喜んでいただけて、私もうれしい実績でした。


若者総合支援窓口を視察、他。

2010年10月19日 23時36分47秒 | 議会活動

午前中、10月1日に開設された、「京都市子ども若者総合支援窓口」の状況を、公明党京都市会議員団で視察しました。

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公明党市会議員団として国と連携し推進し、私も委員会で取上げてきた(ブログに掲載)「ニート・引きこもり」などの若者への総合支援が形を結んだものです。→窓口の案内はここをクリック!

京都市のこの事業の特徴は、一人ひとりの相談にき目細やかに対応しサポートしていけるように支援コーディネーターを独自に配置していることです。開設以来3週間足らずで、50件近い相談があり5件をサポート体制につなげたということ。開始早々の件数の多さは、この事業の重要性を物語っています(京都市の引きこもり者数は8,000人以上!)。

この事業が多くの方に受け入れられるようにフォローしていきたいと思います(一応、党府本部青年局長も務めておりますので)。

 

午後は市内で、京都商店連盟の役員の方々と公明党の府会議員、京都市会議員との懇談会。商店街振興、景観政策などについて忌憚のない意見交換をさせていただきました。なかでも、市議会公明党が提出した議員提案政策条例案である「自転車安心安全条例」について、多くの期待と貴重なご意見を賜り、時間がオーバーする程でした。

 

夜は、懇意にしている税理士の方から、税理士有志の方々の研究会「楽洛会」にお招きいただき、京都市の固定資産課税事務のあり方について、ご意見ご要望をいただきました。

皆さん、固定資産税は行政が計算して課税されますが、例えば家屋の用途の違いで課税額が変わったり、土地が認定道路となっていて非課税となる場合があります。行政の課税内容を鵜呑みにされている方は是非一度、税理士や行政の窓口で相談してみてください。もしかしたら過払い分が返ってくるかも...

そんな関係の難しい宿題(ご要望)をもらい、『うーん』と唸っているところです。

 

生活現場の声と違う観点から、様々な立場の方々のご意見も大変参考になります。「すぐ動く。声を届ける。」エネルギーとして活動に生かしていきます。


うれしい実績:松尾井戸町のカーブミラー

2010年10月18日 12時59分29秒 | 市民相談

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松尾井戸町の住宅街の三叉路。最近新しい家々が建っており歩車の通行が増えている。交差点の安全対策を!とのご要望に、カーブミラーを設置することができました。