沖縄へ行こう!

家族4人で沖縄へ行こう!

沖縄ふたり旅日記 6日目

2005年07月10日 13時49分55秒 | Weblog
8/2(月)
 波照間島→石垣島→小浜島
 いよいよ、この島をでなきゃいけない。一晩で、少しは冷静になったつもり。でも朝ごはんは、胸がいっぱいでのどを通らなかった。彼は忙しそうにしていて、目も合わせてくれない。すごい、悲しー。新館をでるとき、ふり返ると、中にいた彼と一瞬、目があった。もっと、悲しくなった。

 荷造りは、できた。ニシ浜へいこう。何となく、みんなで行くことに。チャリで下る道は、最高。海が、見える。すっごい、きれい!!
 私はシュノーケルを持っていないので、ゴーグルをかけて、泳ぐ。海の中で、泳ぐってこんなんなんや・・・。そういえば、ほとんどやったことなかった。泳ぎって、プールで泳ぐためのものじゃないんだな、と思った。すごく気持ちいい。聖子ちゃんがシュノーケル貸してくれたのに、破壊してしまった。部品が海に落ちちゃった・・・・・。ああ・・・・。申し訳ない気持ちでいっぱい。みんなで、最後集合写真を撮る。集合写真って、先生っぽいって。
「あとで港にみおくりにいくよ」
私たちは一足先に着替え、帰り支度。その前にモンパの木へ。そのときに、浜にブレスレットを落としてきたことに気づく!!また!!!大急ぎで戻った。パパさんが海から出てきて、探してくれた。ありがとう・・・・。帰り道は、すっごい登り。これを、2往復も・・。でも、途中で足を止めたくらい、きれいな海が見えた。モンパの木、すごくいい。波照間を、すごく愛してるひとがやってる気がする。缶バッジと、Tシャツを買う。
 地図を見ながら、みのる荘を目指す。帰りたくない。
 時間はもうすぐだったけど、お昼を買いに、最後、売店へ。チャーハンを買う。ビーサンでは、走りにくい。
 私は、最後に彼に会えると思っていた。
 新館に向かうと、ここのご主人が、バスを運転して、私はそこに乗るように言われた。え?
 あえなかった。あえなかった。食堂で、あれが最後だった。
 胸がつぶれそう。
 最後の手段。手紙を、渡してもらおう。これで最後は、いや。
 港で、おじいと、みんなとで写真を撮った。おじい、「またくる?」「うん」「ほんとに??」といって、握手、そして肩を抱えてとんとん、と。やさしい、手だった。本当に、絶対に来るからね。
 売店で、てっちゃんをつかまえ、おねがいがある・・・と、手紙を渡してもらう約束をした。絶対渡してよ、というと、かばんの中の袋のなかの財布の札入れに、丁寧にいれてた。てっちゃんに頼んで、よかった。
 ドキドキしながら、船に。
 まだ、波照間の旅は、終わってない、と思いながらも、だんだん遠ざかっていくみんなの姿をみると、さすがに悲しかった。手を振ってくれてる。今までの島ではなかったことだ。
 みんなが見えなくなって、悲しさが、どーっと、来た。

 このころかな、私たち二人とも、お互い黙ってても、何の意識もせず、一人の時間をちゃんと持てるようになった。一人で考える時間、浸る時間、絶対必要だと思うから。そして、心にはたぶん共有の思いがあることが、すごい、安心感。

 波照間の旅は、やっぱりこの時、終わっていたのだった。

 石垣島、離島桟橋に二日ぶりに戻ってきた。前と、全然違って見えるのはなんでだろ。心の中に、しっかりと「何か」があった。きょろきょろと、観光客してたときと、違う。心が動けば、旅は断然、おもしろい。そして、大事な仲間ができると。

 なんだか、とても疲れている・・。そして、この旅一番のアクシデントが。
薬局(石垣の都会っぷりに感動。なんでも売ってる!)にいき、A&Wでお茶をして、(もう胃が疲れ切っていたので、プリンを食べて、胃薬を飲む。薬を飲むなんて、島の生活にはすごく不自然に思えたけど。(内盛荘のおばちゃんも え?薬?て感じだったし))少しおみやげを見て、食堂へ。そこで、ぼんやりと写真のインデックスでもみようかなと袋を開けたとき、そこにあったのは全く知らない人の写真。すぐにカメラ屋に電話すると、逆ギレされて、店に来ないとわからんという。はあ?とけんか腰になるが、沖縄でこれはいけない、と思い直し、大人の態度で行ってくると言い、カメラ屋に。おじさんは私がせかしたから、という態度を改めなかったが、データを探す。ない。娘さんが帰ってきた。この人は、ことの重大さを把握していて、必死でデータを探してくれた。私もずっと見てた。だから、本当に、「ない」ことがわかってしまった。そのうちに、怒りも心配も全部しゅん・・となってしまった。おじさんが謝ってくれ、五千円札をそろっとレジから出して渡そうとしたけど・・。
 なんか受け取れなかった。写真命の私だけど、沖縄からもらったものの大きさを考えたら、このおじさんからお金をうけとれないと思った。ごめんね、で充分に、思えてしまった・・・・。でも、ショック・・・・・。そら、そうやろ?

 テンションは低いまま、小浜島へ。なんか私の心の中で、旅のピークは過ぎていて、まだこれからどこかへ向かう、ええ・・・・もう、疲れた。という感じ。船の中では当然爆睡。寝ぼけた頭で小浜到着。すると、えりぃに似た、かわいい女の人が“ウェルカムですぅ~”と、これまたえりぃと同じセリフの書いた紙を持って出迎えてくれた。「小浜島へようこそ。」すごく、良さそうな人。この島に一番に来てたら、きっとすごくうれしかったと思う。うふだき荘の人気も納得。到着後、ピンク色のお茶と、サーターアンダギーを振る舞われる。いい宿だなー。豊年祭を見ようと思って、色々計画を練ったけれど、今日の五時までしか写真を撮ったり、あちこちいったりはできないという。祭りでもりあがろう、なんて考えていたのはほんとにバチあたりなことで、島の人が、真摯な態度で作り上げている祭りに旅人の私は、入れないなあと、これまで旅してきた中で、思うようになった。自分たちの大事な神様の行事を邪魔されたら、やっぱりものすごくいやだろう。それは、いけない。だから、あんまり、もうそれ以上、写真撮ってもいいか、行ってもいいか、とか、何度も聞かないで、という気持ちもあった。部屋につくと、バタン。ものすご~~く、疲れた。もう動けない。でも、写真は、もう撮れなくなる・・・・いかなきゃ・・いかなきゃ・・・・。という感じで、とっくに限界を超えている体に鞭うちつつ、チャリンコを借りて、行く!!!
 シュガーロードォ・・・どれぇ・・・、これ?だって、サトウキビ、刈られてるやん・・・。でも、一応パチリ。自転車でのぼりはこげない、口数も少なくふらふらしながら、いく。こはぐら荘も、いったっけ。売店で、牛乳、かったっけ。天気、よかったなあ。
 ごはん、おいしかった。小浜での夜は、外にも行かず、飲みもせず、部屋で月9みて、あいのりみて、日記書いて、寝た。あの子からメールはいるかなと思って、ずっと待ってたけど、入ってこなかった。

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