背中を押され

一泊二日の旅行引率を終え、打ち上げをしていたとき、私のピッチが鳴る。Ｙさんだ。
外に出て少し話した。明日は遊びに行くのか？ときくと、この土日はリフォームのため（私たちの新居の）ごっつい忙しいという。来い、と言われたので
席に戻ってから「来いって言われた」というと、「そらあんた、行かな！！」
と言われる。

遠距離中の私たちは、ひと月ごとに交代で大阪、東京にどちらかが行くことになっている。往復するだけで、結構な費用がかかるためだ。

先週私が東京に行ったばかりなので、来いと言うのも、たぶん冗談なんだけど、絶対に行くようにと職場のみんなに言われる。「好きなら今から行け！」と。

そのうち「カンパや。」ということで千円札が集まってきた。
焦った私は「こんなんもらえません！！」とお断りしたが
今からでものれる夜行バスを問い合わせ、電車じゃ間に合わないからと言って、タクシーを拾ってのせてくれた。

そこまでしてくれる職場の仲間たちにかなりじーんときてしまった私は
いつのまにか、東京行きのバスに乗ってしまったのだった。

ありゃーーーーー。自分の勢いにもびっくり。Ｙさんもびっくり。
いい仲間ができたもんや・・・・
ここを私は自ら離れるのか・・・・・


途中休憩、草津でおり、メイクを落として歯を磨く。
なんかいつのまにかこんなことになっている・・。
3列シート、温かく、空いていて、快適な夜行の旅。
今日まで仕事の旅行だったのでキリキリ、ピリピリしっぱなしで
楽しむ余裕もなかった。やっと自分のための時間だーーと思う。
夜行バスは、暗いし揺れるし、他にやることがないので
思う存分ぼーーーーっとできる。

ぎゅーっとしばったひもを、ちょっとずつほぐして、ほどいていく感じ・・。

これが新幹線だと、約3時間を、
①読みかけの本を読み切る。
②仕事をする。
③ぼーっとする。
というふうに使う。他に動く場所がなく、誘惑もないので、仕事は超はかどる。

朝7時ごろ、新宿に停車、8時ごろに東京駅に到着。
すっぴんのまま、あったかいお茶を飲んでＹさんを待つ。
少し片づけを手伝って、夜はＹさんの友だちと一緒に飲む。

チャリで行ったんだけど外が気持ちいい。東京って大きな川が多くて、意外に広々してて、景色がキレイ。
来年からここに住むのか・・と思い、おいしそうなパン屋などチェックする。
おいしい店を発掘するのが楽しみだ。

一泊して今帰ってきたが、携帯がない・・・。
かならず一つは忘れ物をしてきてしまう。
短い時間だったけど楽しく過ごせて良かった。
職場の人たちへのおみやげ選びも、楽しかった。

キャンプ２

眠気に耐えられなくなり、たき火を消して寝る。

さっきから、近くをきつねがうろうろしてる。

食べ物を残さないように気をつけて、テントへ。
テントの中の静けさは結構好き・・とか
そんなことゆってる場合じゃなかった。

私は寒さに弱い。
人が暑い暑いといって汗を流しているときは涼しい顔して余裕をかましているが
寒さには弱い！！

Ｔシャツやらセーターやらウィンドブレーカーやらパーカーやら、
だるまのようになって寝袋に入るが夜中、
突然過呼吸になり飛び起きる。
く・・・苦しい。

そして苦しいのか寒いのかわからなくなり、
となりの高級寝袋ですやすやと眠るＹさんを起こそうか迷う。

起こしたところで何をしてほしいか言えない。
とりあえず起こしてみよう。

「寒い、ねえ、寒い。寒い、寒い。寒い寒い寒い寒い寒い。」
というとフリースを貸してくれたので足もとに巻き付けて寝る。

しばらくして。
寒い。
「ごめん・・・。ねえ、寒い・・寒い」
「」

あったかいマットを貸して頂き、朝まで寝かせていただく。
やっと朝が来た。寝た気がしない。
でも風邪も引いていないようで、助かった・・・。

遭難して、無事、夜を乗り越えれたくらいの気分だ。
Ｙさん、ありがとう。

Ｙさんは私のせいで大変寒かったそうだ。

朝ーー！

朝ごはんはチーズフォンデュに昨日の残りのスープ。
とろけるチーズに白ワイン。バーナーで溶かしてフランスパンやソーセージをつけて食べる。これもまるで私の料理のようだが、Ｙさんだ。

お茶でほっとして、後かたづけ大会だ。

いつものように、網を洗うのは、大変！！！
一生懸命こするが、「まだだね。帰ってもう一回洗うわ」と、ダメだしをされる。

きれいに片づけ、サイトを後にする。

管理棟ではドラム缶でたき火をしていたので薪の残りをいれさせてもらう。

富士山って、上の方もきれいだけど、
すそにかけて広がっていく、下の方のところがすごくきれい。他ではあまり見ない。

その富士山を見ながら入れる温泉へ。

五右衛門（風）風呂に一人で入り、富士山を眺める

ラベンダー風呂、露天風呂、洞窟風呂など、風呂をはしごし、堪能しすぎて
待ち合わせに遅刻する。

そしてそのキャンプの格好で銀座のカルティエやティファニーに乗り込む。
こんな格好でも店員さんはやわらかく接してくれました

キャンプ第2弾

今回は上九一色村。

私にとっては「上九一色村」も「青木ヶ原の樹海」テレビの世界の地名ってかんじだったので、おおおぉぉーーと思った。稲川淳二の世界だ・・。

もう上九一色村じゃないんだってね。でもナビにはそのまま。

今回のキャンプ場は富士山のふもとの「本栖湖キャンプ場」。
車が入れて、荷物をあまり運ばなくていいし、ひろびろとしていい感じのとこだ。

ただ・・ちょっと涼しすぎるような・・まあいっか。まだ10月だし。

つぎつぎに運び込まれるキャンプグッズ達。
それを愛おしそうに見てはコメントするＹさん。

今日は早く着いたので、お昼ご飯から。
パスタをゆでて、シーチキンやまいたけ、マヨネーズとからめていためる。
と書くといかにも私が作ったようだが
ほとんどがＹさんの指示である。
そして今回も具だくさんのスープ。

時間があるのはいいことで、食後にはお茶を入れて、ぽお～～っとする。
おさんぽに出る。
宗教団体のイベントがあり、人がたくさんいる。
本栖湖は、透明度ばつぐん、湖に映る山のかげがとってもきれい。

日が沈みかけた頃、キャンプ場に戻って夕飯の支度をする。
今日もバーベキューだ。
夕方にキャラメルコーンを食べ過ぎたけど、やっぱ肉！！おいしい。

でも寒い！！すごい勢いで気温が下がってる。
たきびしよう、たきびはいつするの　とリクエストし続け、
10時半頃ようやく火がともされる。はあああ～～～。
火に寄っていくと「近い！」「服がもえるよ！！」と言われる。
でもぎりぎりまで寄らないと、寒い・・。

極寒の中、洗い物を済ませた。エライ！！
思った以上に薪が長持ちし、二人とも眠気でふらふらしながら
たき火のそばにいる。

これが消えたらどうなるんだろう・・・・。
私の寝袋で、この寒さが防げるか。

誕生日でした

29歳の誕生日。
いつもならわりとわくわくしてるのだけど、
今年はそれどころじゃないできごとが他にたくさんあり、
ああ、今日は誕生日だった、と人に言われて思い出す感じだった。

あまり年は気にしないほうなんだけど
「三十路手前バンザイ」
「おめ。あと1年あるさ」
「そろそろやばいんじゃないですか」
などどいうメールがありがたい友人から届く。
彼氏さえ、電話での第一声が「リーチ！！！」だった。

教室では、子ども達が整列しておめでとう～～と迎えてくれた。
黒板にはケーキの絵が・・。

「20代ラストもがんばります。まだまだいける。」と返事しておいた。

写真は、Ｙさんが買ってきてくれた誕生日ケーキ。
おいしかったぁ～～。

キャンプ

こないだキャンプに行ってきました。
山梨県　一ノ瀬キャンプ場。

行きの車の中でひどく酔ってしまい、しかもナビが間違った道を教えるのでなかなかたどり着かず地獄だった。

さすが、山は涼しい。

昨日まで雨だったので道はぬかるんでいた。
大量のキャンプ道具を二輪車で運ぶ。

あ！

がたがたーーっとクーラーボックスたちが山を転がっていった。
満タンのクーラーボックスだ。

何もできずに転げ落ちていくのを見てるしかなかった。
そういうことでイライラしたり機嫌悪くなったりしない人が一緒でよかった。
すぐに下にいたキャンパーたちがぱぱぱっとものを拾ってくれた。

後から気づいたけどこのときタマネギを紛失。

段だんになっているキャンプサイトだったので
一段おりてしまえば完全なプライベートサイト。人通りもほとんどない。
川のせせらぎがすぐそばに聞こえる。

キャンプなんて久しぶりだった。
そう、４年ほど前キャンプに行く約束をブチられて以来。

テントをはってると、「こんな楽しいことがあったんや～～」と思った。ひさびさすぎて。

暗くなり、ランタンをつけての作業。
晩ご飯のメニューはバーベキューと具だらけスープ。
アイテムがめっちゃ充実してる。

終始ほとんど無言。
なんかぼーーっとしてしまう。

ごはんが終わり、たき火をしてそのまわりでくつろぐ。が、やはりほとんどしゃべらない。2時間ぐらいは火をひたすら見ていた。

寒くなってきたのでワインをあっためて飲む。おいしいし、あったまる。
トイレまでの道がすごく寒い。頭にライトをつけて、トイレに行く。

雨だから星は期待してなかったけど、雲の切れ目だったのか、すっごい
きれいな星が見れた。

Ｙさんには色んなところにつれていってもらっている。
一つものたりないのは、Ｙさんの方が何ごとも経験豊富なので、
きれいなものを「見せて」もらえるけど
一緒に「感動する」ってことがあまりない。
はしゃいでるのはいつも私という感じだ。
一緒に「わーーー！！」っていえるといいなと思う。

寒くて寝れなかったとＹは言っていたが私はわりと快適に眠れた。
一度は寝にくい方を勧められたが結局快適な方に寝ることができた。
こういうときは淡々とするしかない。

朝起きると案の定私はひとり。Ｙさんはすでに朝の準備。
朝の山はすがすがしかった。
朝ごはんにスープとコーヒー。
食べ終わるとすぐに睡魔に襲われ、テントに戻って寝た。
この眠りが最高で、疲れがふあーーっととれていくようだった。

次行くときは、私も準備万端にしていきたい。メニューも考えよう。
次はたぶん、私の誕生日キャンプ。

終わった・・・・

受験生も、テニスプレーヤーも、夏のがんばりは秋に出るというけれど、
成果が出た～～～～。

採用試験合格だーーーー！！わーーい。
そして運動会。

楽しかった、ほんとに楽しかったーー。
くわしくはまた帰ってから。

今日から三連休。一日は仕事で、
今日はマッサージ。

自分へのご褒美なり。